民生児童委員 主任児童委員の仕事

今日6年生は、民生児童委員・主任児童委員の皆様が普段どのような仕事をしているかということを学びました。

この地域には多くの民生児童委員・主任児童委員さんが地域福祉のために活躍をしています。生活科室に入ってきたときに多くのゲストティーチャーさんに出迎えられてみんなびっくりしている様子でした。

子どもたちにとって日ごろから「さわやかあいさつ運動」や「登下校見守り活動」でお世話になっているので、顔見知りの方もいたようです。他にはどのような仕事をしているかについても、わかりやすく紙芝居を使って説明をして頂きました。

手作りの教材でしたが非常に手が込んでいて、猫の鳴き声や救急車の音など効果音なども入れて本格的なものでした。また、パワーポイントで地域のサロンや活動の様子なども映して頂いたので雰囲気が伝わってきました。

ここ2日間はデジタル活用の話題でしたが、今日はアナログ学習で、人と人との交流の大切についても学びました。

 

ICT機器の活用

昨日は英語チャレンジでタブレット端末を活用している場面の紹介をしましたが、今日は他教科におけるICT機器(コンピューター等の情報機器)の活用についてお伝えします。

教育における情報機器の活用は主に2つの観点で進められています。1つ目はICT機器の操作そのものの習熟です。

「現代社会に存在する仕事の多くは、将来的にはロボットや機械、AIが行うことにより消滅する。」というショッキングな研究論文が発表され話題になりました。しかし、それは先のこととしても、ICT機器を活用することが現代社会を生きるにあたって必要な力となっているのは事実です。それらの機器を適切に使い、モラルを含めた情報教育やプログラミング教育をを計画的に行うことは、2020年4月から施行される新学習指導要領で導入される教育活動のメインの1つとなっています。

2番目としてICT機器使用の目的として、教育の質向上があります。同じ時間数を教育活動に充てるとした場合、効率や効果も重要なポイントとなります。教えるのは先生であり、学ぶのも子どもであるところは変わりませんが、児童の学びの成果を確認し、得意不得意の分析することなどはAIの得意とする分野です。また、「主体的・対話的で深い学び」や「コミュニケーションの材料」においては情報収集と活用も大切です。さらに、今後はプレゼン活動なども学校教育に導入されていきます。ここでもICT機器は活躍します。

写真は今日の午前中に6年生が教育委員会スタッフの協力のもと、タブレットを使って教科学習(算数)を行っているところです。

また、今日の午後は5年生が国語の資料収集や情報モラル教育でICT機器を活用していました。これらの活動が日常的に行われるためには1人1端末の配当が必要とされていますが、近い将来それが現実のものとなるようです。

※6年生の算数の様子。デジタルとアナログを使い分けて授業が行われています。

※5年生の国語では情報収集にICT機器を活用していました。

※情報モラル教育も必須の教育内容となっています。

英語チャレンジ

来年度より小学校学習指導要領が改訂され、小学校5・6年生で行われている「外国語活動」が、教科としての「英語」となります。それでは実際に何が変わるのでしょうか。

本校では「英語」導入の準備を2年前から行い、研究を重ねてきました。したがって、来年度以降もやるべき点においては大きく変わることはありません。しかし、教科ですので評価についてはめあてに沿った適切な評価が必要であると考えています。

英語においては「話す」「聞く」「読む」「書く」の4つの活動に分類されます。しかし、今までの学校教育は「読む」「書く」に重きを置いていました。なぜかというと受験英語では「読む」「書く」の評価がしやすく、「聞く」「話す」は評価がしにくいこともあったと思われます。しかし、語学はコミュニケーションの道具ですので、「聞く」「話す」を重視すべきではないかということはずっと言われ続けてきました。その流れで受験における「聞く」(ヒアリング)の重要度も年々増加してきました。しかし、「話す」についてはまだまだの感がありますので、小学校の英語では、その「聞く」「話す」を中心に、「読む」「書く」もバランスよく配置し、本来の言語としての学習、使える英語を目指していきたいと考えています。

 写真は「英語チャレンジ」の様子です。今まで学習してきた内容を駆使して、課題を解決する学習です。「読み」「書き」はもちろんのこと、「聞く」「話す」活動も行います。「聞く」活動は、大型テレビで映し出された課題を見て、聞いて、質問に答えます。ヒアリングといえる内容です。そして、問題の「話す」です。個々の「話す」能力を評価するためにタブレット端末を使用しています。課題が個別のタブレット端末に送信され、録音ボタンを押してからそれぞれが英語で話し、記録します。それを先生の端末に送信して解答完了です。

※読む、書くは紙の教材が中心です

※聞く、話すは大型モニターと個別端末を使用します。

  

※タブレット端末に録音しているところです。みんなが前のめりなのは、姿勢が悪いのではなく、端末のマイクに近づいて答えようとしているからなのです。

「話す」の評価は難しいですし、手間もかかりますが、今後の評価の在り方を検討する意味でも大事なことです。今回の英語チャレンジは子どもだけでなく、学校にとってもチャレンジの取り組みでした。

 

 

1億円の現金?

1月28日、6年生は租税教室で「税金」について学びました。

初めに、身近な税金として「消費税」についていくつかの質問がありましたが、「消費税を払いたくない人は?」という問に関して、「払いたくない。」と答えたのはごく少数でした(実際の行動ではなくあくまでも気持ちに限定した意見)。

これは社会科で税の仕組みについてある程度勉強をしてあったからかも知れません。税は払う視点と活用の視点の両方で考えると、税金は身近な生活を支えている根幹の制度ということが理解できます。6年生はすでに税金の活用の視点で物事を考えていたので、多くの子どもが、「払う」という選択をしたのだと思いました。

また、お金についての知識として、実際の1億円に見立てた札束がいかにもというケースに入っていて、重さもほぼ同じ重さで作ってあるイミテーションを見せていただきました。子どもたちは意外にコンパクトにまとまっていたことから、「これだけ?」という思いもありました。一方で、「1万円札1枚でも大金。」「1万円が1万枚というのはすごい。」という感想も。プロのアスリートや芸能人、実業家はそれを上回る収入がある人も多いのはすごいです

租税教室が終わって講師の先生の車に1億円入りのケースを運ばせていただきましたが、実際持ってみると相当な重さでした。

6年生 亀山大市

1月25日(土)6年生は亀山大市の市民交流スペースで「亀山東小学校」ブースの出展を行いました。例年だと厳寒の時期で雪が降ったり、強風が吹き荒れたりと天候には大変悩まされますが、今年は比較的穏やかな天気に恵まれました。

この日は3学期に入ってから準備してきた「総合的な学習の時間」の学習成果を発表する場でもあります。来ていただいたお客さんにいかに喜んでもらえるか。自分たちが計画してきたとおりに事が進むか。自分たちが福祉に貢献することができるか。それらの目標をクリアするために一人ひとりががんばって、自分の役割を果たしました。

開店の9:30には人はまばらで少し不安になりましたが、時間がたつにしたがって人が多くなり、11:00ごろには準備したものが完売するチームも出てきました。保護者や地域の皆様の応援もあり盛況のうちに無事終了しました。皆様、ご協力ありがとうございました。

     

※朝日新聞 三重テレビ ZTVなどでも紹介されました

 

亀山大市

6年生は亀山大市に参加するために準備を行っています。亀山東小学校が亀山大市に参加するようになったのが、ちょうど20年前。総合的な学習の時間が小学校に導入された年のことです。それからずっと引き継がれ、現在に至っています。

保護者の皆様の中でも「亀山東小学校 総合学習ブース」として亀山大市に参加した経験がある方もいらっしゃる事でしょう。

今年は、「的あて」「ストラックアウト」「アクセサリー」「ボウリング」「くじ」「射的」「ミサンガ」「プラバン」「スライム」の9グループが出店しますので、地域や保護者の皆様の参加をお待ちしています。

場所は亀山大市会場の最も亀山東小学校よりに設けられる「市民交流ふれあいブース内で1月25日(土)の午前中(開店は9:30~)に活動を行います。雨天等の場合は亀山東小学校体育館に会場が変更となります。

例年「大市の日は寒い」といわれていますが、今年は暖かい予報になっています.

週間天気予報は当初雨の予報でしたが、少し変わってきているようです。天気に恵まれるといいですね。

追加情報:三重テレビ放送より大市当日の取材申し込みがありました。

 

春花壇の植え付け

先々週は5年生、先週は6年生の間でインフルエンザが大流行し、学級閉鎖も相次ぎました。この時期の流行はあまり記憶になく、学期の中間に比べいろいろな部分に影響が出ています。1つは学期末のため、終わらない単元があるとカバーができないことです。教科によっては2学期の学習の一部を3学期に回すということも必要になります。また、個人的にその部分の評価ができないということもあります。

また、クラブ活動などの行事中止になったり、日常の委員会活動に影響が出たりするなどの問題もありました。

※いつでも植え付けができるよう、石灰散布、元肥入れなど前もって準備ができていました。

※青色の苗の数が多いので、デザインは青色ベースのものに決定しました。

例えば、栽培委員会では春花壇の準備をしていたのですが、植え付けが延び延びになってしまいました。霜が降りると苗が持ち上がってしまい、根と土の間に隙間ができて生育不良になってしまいます。幸いなことに今年は今のところ暖冬ですが、植え付けを引き伸ばすにしても限度があります。デザインなどはすでに終わっているので、植え付け作業は職員で行うことにしました。

  

※まもなく冬休みですが、この時期に植え付けが終わっていないこと自体記憶にありません。

今日もあたたかく、植え付けにはもってこいの気候でしたが、本当は委員会の子に活躍してもらった方が教育的にもよいので、少し残念です。

 

 

高校生による情報モラルの授業

スマートフォンが広く普及し、気軽にいろいろな人とつながることができる機能は便利で大変魅力的に思えます。その反面、トラブルに発展したり、事件や犯罪に巻き込まれたりするリスクもあります。最近では大阪市の小学6年生が誘拐・監禁されるというショッキングな事件も発生しました。

先に行われた教育懇談会の内容も情報モラルに関するテーマでNTTドコモののインストラクターさんから詳しく教えて頂きましたが、今回は高校生が小学生に情報モラルや危険性について教えるという取り組みです。隣の亀山高校の生徒さんが先生で、身近な先輩からの話なので、より自分のこととして問題点などを感じることができたのではないでしょうか。

自分の命を守ったり、人を傷つけないようにしたりすることは、まず正しい知識と判断力を身につけなければいけません。このような情報モラルの授業は発達段階に応じて何度も繰り返し勉強すべきテーマです。これからも、亀山高校の協力を得ながら交流授業を続けていきたいと思います。

 

 

亀山中学校区の交流行事

今週は亀山中学校校区の交流行事が2回ありました。

1つ目は11月19日に行われた、亀山中学校区人権フォーラムです。人権フォーラムとは亀山中学校区の亀山西小学校、亀山東小学校、亀山南小学校、昼生小学校、白川小学校、神辺小学校の6年生全員と亀山中学校の生徒代表が集い、人権に関する学習を行ったり、グループ討議をしたりする行事です。

前半の学習会では、講師を招いて身近なところにある人権問題や、それに関する自分の立ち位置を考える内容でした。例えば、いじめには「いじめる人」「いじめられる人」「それ以外の人」になると思いますが、「それ以外の人」はいじめに関係があるかどうか問いかける場面がありました。その時、どのようにすべきか考えることで自分の立ち位置が決まります。そのままにしておいてよいのか、もしかすると自分もいじめられるのではないか、いろいろな葛藤があると思います。話を聞く、寄り添う、勇気が必要ですがそれこそが大切ということを学びました。

後半のグループ討議は、人数の都合で代表6名が参加となりましたが、中学生が司会進行を行い、各グループで学習会の振り返りや、人権課題に直面した時の自分たちの経験の話などを行いました。

人権フォーラムで集った6年生は、中学校に行くとほぼこのメンバーが再会することになります。中学校のスタートの時点で、このような実践力がついていれば安心して中学校生活を送ることができるでしょう。

もう一つの亀山中学校校区の交流行事は、11月20日に行われた特別支援学級交流会です。これも亀山中学校区各校の特別支援学級在籍児童生徒が集まり、みんなで力を合わせたり、体を動かしたりして交流を深めるものです。講師には杉の子特別支援学校の先生を招き、いろいろなゲームなどを行いました。この日は今年1番の冷え込みで時雨模様の1日でしたが、すぐに体が温まり、汗をかきながら思いっきり体を動かしていました。

中には人権フォーラムと2日連続参加になった子もいましたが、充実した2日間になったと思います。

 

亀山大市と亀山東小学校

6年生の授業にゲストティーチャーとして亀山大市の実行委員をされている地域の方をお迎えし、亀山大市について学習しました。

子どもたちの疑問として、大市の成り立ちについての質問がありました。

明治末期、今から100年以上前に旧正月の売り出しと、商店街のお祭りを兼ねた行事として始まったそうです。今でいう歳末大売り出しセールのような感じでしょうか。

後に、亀山市内だけでなく、近隣地域から多くのお客さんが訪れる大きなイベントとなり、最盛期は駅前や西町から本町郵便局まで、びっしりとお店が並んだそうです。

亀山東小学校の6年生が亀山大市に参加するようになったのは、今から20年ほど前の2000年(平成12年)のことです。この年は何があったかというと、学習指導要領が改定され、小学校の授業に「総合的な学習の時間」が導入されました。総合的な学習の時間とは、教科書で学ぶこと以外に地域社会の歴史や、環境問題などなどの身近な課題等を総合的に探究することを目的とする学習です。地域の歴史を調べる学習の中で、子どもたちのリクエストから亀山大市の歴史を学ぶ時間を設定しました。商店街に出向いたり、ゲストティーチャーを迎えたり、準備は大変でしたが子どもたちは真剣に学習して、手ごたえも感じました。

その中で、「大市は何かを買ったり食べたりしてお金を使うことが目的となっている」「自分たちも参加して、子どもたちがお金を使わなくても楽しめることができないか。」「小学生がお店を出すことはできないか。」「体験コーナーなどもあればよいのでは。」・・・いろいろな意見が出ました。これについては学校では答えが出せないので、当時の商店街振興組合の役員さんに相談したことを覚えています。断られるかと思ったら、「大歓迎です。できる限り協力しますのでぜひお願いしたい。」というお返事がありました。それを聞いた子どもたちは大喜びで、お化け屋敷を作ったり、的あて(ストラックアウト)を作ったり・・・。

それから約20年たった今も続いており、これだけ続くと伝統とも言える取り組みになりました。今年はどのようなコーナを出すのか、楽しみです。