「本町地区65歳以上 交流ふれあい広場と敬老会」

 本日10日(火)、本校体育館にて「本町地区65歳以上 交流ふれあい広場と敬老会」が実施されました。

 会長あいさつ、市長をはじめとする来賓祝辞の後、本校4年生によるソーランの発表をおこないました。「スポーツ・デイで見せてくれた圧巻のパフォーマンス、再び!」という感じで、たいへん迫力のある踊りでした。

 続いて、亀山東幼稚園と第二愛護園の園児のみなさんによる、『とんぼのめがね』の歌唱発表がありました。かわいくじょうずに、元気いっぱい歌えていました。

 その後、「和太鼓 凛」様、「亀山津軽三味線を楽しむ会」様による演奏と民謡の発表を、みなさんと一緒に見せて、聴かせていただきました。休憩時間から、いきなり「どん!」という太鼓の音が響いたので、驚いた子もいたかもしれません。でも、体を揺らしながら聴き入る子、床を叩いてリズムをとりながら聴く子、食い入るように撥さばきを見つめる子など、子どもたちが魅了されているのがよくわかりました。

 このように、秋のひととき、お年寄りや園児たちと楽しい時間を過ごした4年生でした。

 ところが、園児と小学生が退場するタイミングで、激しい雷雨となってしまいました。園児たちは帰れなくなってしまい、地階や体育館で一時待機していただきました。あまりに激しい雨に、地階にはどんどん水がたまってくるし、雷鳴が轟くと悲鳴があがるし……。なかなかたいへんな天候でした。

 本校の保護者の方からは、道路の冠水情報をお教えいただきました。その後、市に確認し、改善されたとのことでしたので、児童の下校時には、職員によるパトロールをおこなうにとどめました。こうして、リアルタイムの情報をいただけるので、東小学校の保護者・地域の方々にはいつも感謝しています。

「お茶のいれ方教室」

 本日9日(月)、亀山市茶業組合の方にお越しいただき、3年生を対象に「お茶のいれ方教室」を実施しました。

 前半は、クイズをまじえながら、楽しくお茶について学びました。お茶の収穫のようすも、動画で紹介していただきました。

 「お茶の生産量、三重県は何位?」「この地方では、お茶は年に何回収穫する?」「お茶の葉を加工する際、最初にすることは?」の3問、答はわかりますか?

 後半は、実際にお茶をいれる体験です。一煎目には、お湯を冷ましてから茶葉に注ぎ、1分待ってから湯呑に注ぎました。対して二煎目には、ポットのお湯を直接急須に入れ、すぐに湯呑に注ぎました。雑味を出さず、お茶のうまみをしっかり抽出する技ですね。

 子どもたちの感想は、「一煎目のほうが苦かった」「いや、二煎目のほうが渋かった」などさまざまでしたが、ちょっとした温度の差やお湯の量でも味は変化しますし、好みの問題も大きいようですね。でも、「どっちもおいしかった!」と言う子も多かったので、良かったと思います。本来なら、一煎目のほうがおいしく感じられるはず、でしょうか。

 機会があれば、ご家庭でも、子どもたちがいれたお茶を家族がいただく、というのもおもしろいのではないのでしょうか。できれば、まだ記憶が新しいうちに……。

 ちなみに、上に書いたクイズ、「3位」「3回」「蒸す」が正解のようです。

芸術の秋

 現在、亀山東小学校では、「夏休み作品展」を実施しています。限られた時間ではありますが、たくさんの方が訪れてくださっています。今日も、「すごい!」「きれい!」と自然に歓声があがっていたので、「この声、作った子に届けたいな」と思いました。

 カラフルな作品あり、くふうを凝らした作品あり、よく観察されていると感心するものあり……。一見、地味に思われるレポートも、絵や写真、文章の配置が考えられていて、それもまた、研究報告であると同時に立派なアートだと感じました。

 純粋な意味のアートではありませんが、学校の前の道路に、きのう絵が描かれました。横断歩道を渡る、こどもとおとなの絵です。「歩行者注意」の文字も書かれました。立体的に見えるように、人の姿にも文字にも、青い「影」がつけられています。始業式の日には、グレーだった道路に、横断歩道があることをアピールする赤い色が塗られました。

 今朝は、自治会連合会のみなさんが、学校前の三か所に立って子どもたちの登校を見守り、「おはよう」のあいさつをしてくださいました。子どもたちに朝早くからあたたかい声かけをいただき、とてもありがたく思っています。

 また、ふだんから登校の安全を見守ってくださっている方に、次のようなことを教えていただきました。

 「道路を赤くしてもらったことで、効果ありますね。今までと違って、車のブレーキランプが赤く光るのがわかります。これまでは、ブレーキ踏まずに走っていましたから」というものです。

 子どもたちの安全のため、地域や保護者の方々から声をあげていただき、その成果としてさっそく効果があがっているのですから、とても嬉しい、幸せな出来事です。

 学校では、5年生が音楽会の担当楽器について話し合ったり、6年生が詩の学習をしたりと、芸術につながる「芽」が、あちこちで育っています。

 6年生で学習していた詩『名づけられた葉』は、合唱曲としても有名なものです。ポプラという植物の葉は、どれもみな「ポプラ」としか呼ばれないけれど、人間は、それぞれの名まえで呼ばれる。だからこそ、一人ひとり、他人のまねではない自分だけの生き方で、精いっぱい、その命を輝かせてほしい。そういう作者のメッセージが込められた詩です。

 私は詩が好きで、詩をメロディにのせた歌も好きです。せっかくの芸術の秋、好きな分野のアートを楽しんではいかがでしょうか?

 最後に、作品展を観にきていただいた保護者の方のなかに、校長の折れた肋骨のことについて、お気遣いいただき、お声をかけていただいた方がいらっしゃいました。個人的メッセージで恐縮ですが、あらためてお礼を言わせてください。ありがとうございました。

漢字のこと、Kameyama Study Weekのこと、給食のこと

 ときどき、「先生は、夏休みには何をしているの?」と尋ねられます。実は、昨日の朝も、保護者のかたに訊かれました。

 ひと言では答えられませんが、さまざまなことをしています。会議や出張もたくさんありますが、特筆すべきは、研修です。

 研修にもいろいろな種類があります。経験年数や仕事内容によって、受けなければならないと定められている研修もあります。他校の先生とともに学ぶ研修もあります。校内で実施する研修もありますし、届け出をし、認可を受けて実施する自主的な研修もあります。

 経験年数による研修の一環として、施設や一般企業などで働き、社会体験を通して学ぶ研修があります。亀山東小学校では、この夏、ふたりの職員が、「亀山市立図書館」様と和菓子専門店「生甘堂」様で、それぞれ勤労体験をさせていただきました。 下の写真は、ある先生が、「生甘堂」様で修業の成果として作らせていただいた和菓子です。さて、どの先生かわかりますか?

 校内の研修では、1学期の「全国学力・学習状況調査」や「みえスタディチェック」の結果分析をし、亀山東小の強み・弱みから、2学期以降の授業改善に繋げていく研修をもちました。そんななかで、ひとつ顕著なものが、「漢字」です。

 おとな社会でも、スマートフォンやPCの普及で、手書きの文字を書く機会はずいぶん減っていると実感します。私は、漢字は「使って」「書いて」定着するものだと考えていますし、使わないと、書かないと忘れてしまうのではないかと懸念します。

 子どもたちも同様で、漢字を習っても、書かないと、定着しないのではないでしょうか。だからこそ、子どもたちに漢字を定着させようと思ったら、時間割の予定を書いたり、各教科のふりかえりを書いたり、ゲストティーチャーの授業の感想を書いたり、さまざまな場面において、「習った漢字は使う」ということを徹底させなければならないと考えました。

 また、漢字を習う際には、正しい書き順で書くことのほか、漢字の成り立ちや意味をきちんと学び、それぞれの漢字と丁寧に向き合っていくことを大切にしていきます。

 写真は、今日の1年生の黒板です。1年生にとって、漢字の学習はスタートラインの段階ですが、だからこそ、子どもたちには、興味をもって学んでほしいと願います。

 9月5日(木)~12日(水)は、第2回Kameyama Study Weekです。本校では、上に書いたことから、漢字の定着のための学習に取り組みます。

 さて、上の写真は、本日、2学期最初の給食です。てりやきチキンとキャベツのソテーをパンにはさみ、てりやきチキンバーガーとなります。それをかぼちゃの豆乳スープと一緒にいただくのですが、「あれ?ぶどうジュース?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。災害時の備蓄食料や飲料には賞味期限がありますから、こうして、食べながら入れ替えていくことが必要です。ローリングストックとも呼ばれるそうです。昨日の記事の「防災週間」ですので、こうした給食の献立には、重要な意味があります。

 さて、昨日の記事のとおり、校長は現在、肋骨の骨折治療中です。始業式でも話したため、朝からたくさんの子たちに、「だいじょうぶ?」「安静にしてください」などと、声をかけてもらいました。うちの愛犬も、ふだんは散歩が大好きなのに、昨夜は頑として門を出ようとせず、ボールをくわえて「庭で遊ぼう」と誘ってきました。彼なりに、私のけがのことを心配し、散歩を我慢してくれているのでしょう。

 校長は今日も、やさしい子どもたちと愛犬に支えられて生きています。

2学期の幕開けです

 2学期が始まりました。

 欠席の子が何人かはいるものの、ともあれ、朝の交差点や始業式で、元気な子どもたちの顔を見るとほんとうに安心します。

 写真は、8月14日(水)にお招きいただいた、阿野田地区の盆踊りです。他の地区にもさまざまな行事があり、それぞれ、子どもたちも地域の方とともにがんばって活動していたのですが、なかなかすべての地区におじゃますることができず、申し訳ありません。

 さて、阿野田地区の盆踊りで、私は「子どもって、たくましいなぁ」と実感した出来事がありました。それは、子どもたちがペットボトルの飲み物を販売していたときのことです。校長は最初に1本、コーラを100円で買いました。しばらくして、まだ残っていたものを袋に入れて売り歩いているようすだったので、「何本あるの?4本?1000円札しかないから、おつりくれる?」と言うと、「まだありますよ!」と、おつりではなく、コーラを6本持ってきてくれました。結局校長は、コーラを11本買ったのです……。

 この写真は、鈴鹿峠自然の家の外観です。まさに、抜けるような青空ですよね!サマーキャンプの最終日にお手伝いにいったときに撮影したものですが、サマーキャンプに参加した子たちの表情は、若干の疲れはみられるものの、達成感を感じさせるものでした。サマーキャンプでは、高校生のリーダー、中学生のサブリーダー、そして小学生と、1つの班にいろいろな年代の子がいるから、他ではなかなか体験できないチームワークが作られていきます。ゲームやスマートフォンのない、デジタルデトックスが味わえるのも、今どきは大切なことかもしれません。

 話を始業式に戻すと、校長からは、次の3点の話をしました。①「防災・減災のこと」、②「出会いと別れのこと」、③「健康なからだのこと」です。

 ひとつめの話題は、昨日9月1日は「防災の日」で、今は5日までの「防災週間」のまっただなかですから、ふだんから備えようという話です。今回の台風10号は、亀山ではそんなに強い風は吹かず、雨がたくさん降りました。でも、全国的には、亡くなった方も、行方がわからなくなっている方もいらっしゃいます。文字通り、災害を防ぐ「防災」というだけでなく、いざというときに少しでも災害を減らす「減災」という考え方も合わせて、ご家庭でも話題にしていただけると幸いです。

 ふたつめの話は、出会いと別れについてです。始業式の前に、3人の転入生を紹介し、みんなで歓迎の拍手をしました。ALTの先生も変わられますし、教育実習の先生も来られました。

 校長は、「人って、教科書以上にいろいろなことを教えてくれる存在だと思う」と話しました。人は一人ひとり違うし、その違いを素敵なものだと捉えてほしいと考えています。人間がみんな、工業製品みたいに同じだったら、変ですよね。自分と他人をくらべて、その違いをもとに差別したりいじめたりするのは、間違いです。違いをたいせつにすることから、あたたかい人間性がうまれると信じます。

 みっつめは、健康についてです。体育館の裏、学童さんの隣にあったビオトープの跡地が荒れ放題になり、危険な状態だったため、PTAやボランティアさんの力を借りて、この夏、更地に整備していただきました。本当に暑いなかの作業で、たいへんなご苦労をかけてしまいました。この後の処理が終われば、保護者の方が雨天時に子どもを迎えにいらした際、子どもを乗せつつ方向転換できるロータリーにしていけそうです。ただ、現在、まだコンクリート片や木材等が撤去できていませんので、「ここには入りません」という立札を立て、囲ってあるとおり、ぜったいに入ってはいけないと話しました。けがをしてからでは遅いのです。

 恥ずかしいことですが、校長は先週、雨の公園で大型犬と散歩をしていて、急に走り出した犬に引っ張られ、濡れた地面に足をとられ、派手に転倒しました。左ひじをすりむき、肋骨を骨折しました。現在、胸をベルトで固定していますが、呼吸をしても痛むし、足元のものを拾ったり、靴下を穿いたりするだけで、激痛です。夜も満足に寝られませんし、一度身体を横にしたら、立ち上がるのにたいへんな時間がかかります。車のハンドルを右へ回すのも、おそろしい痛みが伴います。咳やくしゃみなんて、地獄の苦しみです。一度こうなってしまうと、健康がいかに大切か、実感されます。よく言われることですが、健康は、お金では買えません。

 だからこそ、危険な場所には入らないこと、自分のからだも友だちのからだも大切にし、冗談のつもりでも、他人にけがをさせるおそれのあることについてはストップする、そういうことを真剣に考えてほしいのです。

 ながらく、ホームページの更新を怠けてしまいました。2学期も、子どもたちのようすをお伝えしていきたいと思いますので、本ホームページを、よろしくお願いします。

小学校前の道路について

 本日18日(木)、鈴鹿建設事務所の方とお話をしました。

 以前から、亀山東小学校前の道路および横断歩道について、安全対策のご意見をいただいていましたが、いくつかのことが実行される見込みとなり、夏休み中の8月には、作業をしていただく予定となりました。

 まず、横断歩道の前後は路面を赤くカラー塗装していただくとともに、路面に直接、横断歩道があるから速度を落とす必要があることを訴える「立体路面標示」のようなものを書いてもらえます。

 また、横断歩道周辺の路上に現在ついている光る表示灯が古くなっているので、かわりにLEDコーン(赤白しましまのポールが発光するもの)を立ててもらえることも決まりました。さらに、「通学路注意」と書かれた文字付コーンも、周辺に何本か立ちます。

 その前提として、舗装の修繕と横断歩道・停止線の塗り替えも実行してもらえます。

 このことで、学校前道路の速度抑制と、横断歩道を渡る子どもたちの安全確保が大きく進みそうです。

 それから、昨日、保護者の方から雨天時の水はねの話を伺っていましたが、舗装の修繕と速度抑制により、水はねの対策にもなるかと思います。

 詳しい工事期間等は追って知らせていただきますし、自治会長さんへの連絡も依頼しましたので、ご理解いただければと思います。

 こういったことが実行されるのは、以前から声をあげていただいていた皆さまのおかげです。先日も、各地区からの通学路改善要望をあげていただきましたが、訴え続けることの大切さをあらためて感じました。

ジュニア救命士講習

 本日16日(火)、5年生を対象に、ジュニア救命士講習をおこないました。

 以前、教員を対象にはもっと詳しいものを実施しましたが、今回は児童に向けた講習です。

 子どもたちは、救急車が到着するまでの約8分、なんとか胸骨圧迫を続けるべきなのですが、1分、いや30秒続けるだけでもハードであり、交代で当たらなければ継続は難しいということを、実践的に学びました。

 胸骨圧迫の練習に使ったキットは、その名も「あっぱくんライト」です。圧迫だから、あっぱくんって……。

 その後は、AEDを使う練習も実施しました。

 子どもたちからは、なかなか鋭い質問が飛んでいました。

 「スマートフォンの電波が届かない山だったら、救急車を呼ぶには、どうすればいい?」「全身にケガをしていたら、AEDのパッドはどうやって貼ればいい?」「服を着ている人にAEDを使うなら、脱がさなきゃいけないの?」「AEDのバッテリーって、交換できるの?」などの質問です。鋭いですよね!

 最後に一人ひとりに、ジュニア救命士の認定書が渡されました。

 「本番」がないほうが良いのですが、いざとなったら、他人の命を全力で救える人であってほしいです。

あいさつ運動

 今週は、8日(月)以降は毎朝、中央廊下で児童会による「あいさつ運動」が続いています。

 誰かが通るたび、「おはようございます!」の大きな声が、遠くまで響いています。

 この運動をきっかけに、あいさつの輪が広がっていくと良いですね。

 校長は以前に勤務していた中学校で、オーストラリアまでホームステイの引率をしたことがあります。そのとき、現地の方々が「Hello!」と気さくにあいさつしてくださるものだから、ふだん引っ込み思案な子も、あいさつを返すようになり、帰国してからもフレンドリーにあいさつできるようになった姿を見てきました。

 きっと、内気な子も、「最初のあいさつ」がうまくできると、それを続けていけるという側面があるのでしょう。だからこそ、我々は、子どものあいさつに対してきちんと返せるようにしたいし、「まずはおとなから」あいさつをしていくことを心掛けたいです。

 写真は今朝のものですが、中央廊下も雨漏りがしますので、バケツが並んでいます。なんとなく、「昭和」な感じですね。

更新が滞っております

 最近、本ホームページの更新が滞っております。申し訳ございません。

 しっかりと対応しなければならない事案がいくつもあり、更新が後回しになってしまっております。

 栽培委員会による「花の贈呈式」等、なんとか明日には可能なものからアップさせていただきます。

 一点、急ぎ、保護者の方、地域の方にもご承知いただきたいのは、交通安全に関わることです。

 一部の道路で、「道路の両側を子どもが歩いている」という情報をいただきました。また、少し前には、「車道の真ん中を歩いている児童がいた」との報告も受けました。

 昨日の地区児童会の場でも指導させていただきましたが、歩道のない道路は、右側通行が原則です。また、自動車も走る道で2列になって歩くことで、車との接触が心配です。会話を楽しみながら歩きたい気もちはわかりますが、優先されるべきは命です。

 それぞれの地区により、通学路の事情も異なりますので、昨日は、具体的な位置を示して指導させていただいた地区もあります。

 折に触れ、安全な道路の歩きかたについて、子どもたちにご助言いただければ幸いです。よろしくお願いします。

掲示物のこと

 中央廊下を歩いていると、「守ろう!給食の時間の約束」という掲示物に目が留まりました。

 ピンは四隅にあるはずなのに、ハンドソープのイラストのところに画鋲が打ってあったからです。その画鋲を左下の角に移して、よく見ると、ほかにもあちこちに画鋲を打ったあとらしい穴があいていました。

 私がとてもイヤだったのは、「好ききらいをしないで食べましょう」というイラストの人物の顔あたりに、たくさんの穴があいていたことです。

 イラストでも写真でも、顔は顔です。そこに平気で画鋲を打てる人がいるのでしょうか?なにかストレスを抱えていて、イライラしてやったことなのでしょうか?私と同様、食べ物の好ききらいが多い子が、反抗してやったのでしょうか?

 もしも、なにか悩み事があったのなら、そんな行動に出ずに、相談してほしいと思います。担任の先生でなくとも、相談しやすい先生に相談してほしいと思います。気軽にやったいたずらのつもりなら、たとえイラストに描かれた人物であっても、その人の痛みを想像できる人になってほしいと思います。

 来週には、掲示物を取り替えますが、こういうことがない、幸せな学校にしたいです。