防犯訓練

写真だけ見ると警察官が学校内に突入して物々しい雰囲気ですが、これは防犯訓練の時の様子を写したものです。

学校では、南海トラフの地震や、火災を想定した訓練を行っています。学期ごとにめあてを変えて、授業中、休み時間、予告あり、予告なしなど色々な想定で行っています。

学校の非常災害等の訓練はそれだけではありません。台風や豪雨などがあります。また、不審者が学校内に侵入したという想定で訓練を行うこともあります。今年も11月6日水曜日に亀山警察署の協力を得て、防犯訓練と、自分の身を守るための訓練を行いました。

まず、防犯訓練ですが、警察とは訓練内容について事前の相談は大まかな部分にとどめ、その場の判断で子どもを安全に避難させる訓練を行いました。実際、そのような場面では事前の打ち合わせはありませんので、実践的な訓練となりました。

次に、体育館に場所を移し、登下校時や学校外において自分の身を守る方法を、その場面を想定しながら行う訓練もありました。

その際に大事なことは、ふだん接しているボランティアの地域の方、SOSの家などをきちんと知っておくこと、防犯ブザーなどを身につけておくことなどがあります。また、危ないと感じたときは相手と距離をとることも学びました。

自分の命は自分で守る。とても大切なことだと思います。

 

6年生修学旅行

1031日から111日の日程で、6年生の修学旅行がありました。行先は京都、奈良方面で、教科書に載っている歴史の舞台や名所旧跡、戦争と平和に関する施設など、盛りだくさんの2日間でした。

まず初めに訪れたのは銀閣寺です。建物は教科書でも有名ですが、庭園の砂の芸術にみんながびっくりしていました。

次に訪れたのは立命館大学国際平和ミュージアムです。その前に大学キャンパス内の食堂で昼食を頂きました。早めの昼食でしたが、朝が早かったせいかお腹がすいていたようです。あっという間にほとんどの子が完食しました。

立命館大学国際平和ミュージアムでは、戦争に関する展示や、現在の世界の課題について留学生の方が直接説明をしてくれるブースなど平和について深く考えさせられました。

次に訪れたのは二条城です。平地にある城なので、大きな堀と重厚な門が印象的でした。また、敵が迫ってきたときに廊下の音で知らせる「うぐいす張り」についても、廊下の下を見ることができる換気口から仕組みを見ることができました。

次の金閣寺は人でいっぱいでした。さすがに人気の観光地です。外国の方も多く、ふだん勉強している英語で会話している子もいました。有名な庭園や茶室については人が多すぎて通り過ぎた感じで、庭は次の竜安寺は比較的すいているのでそちらでゆっくり観ることにしました。

1日目の見学を終えて、宿泊する宇多野ユースホステルに到着しました。夕食を食べ、少し休憩してから生八つ橋づくりの体験をしました。手にくっついてうまく広がらないなど苦労をしましたが、夜食代わりに味わっていました。消灯を過ぎてもうれしくて眠れなかった子もいたようですが、1日目が無事に終了しました。

2日目は清水寺からスタートです。朝一番なので、いつもよりもすいていました。音羽の滝の水を飲むことに挑戦したグループも多かったようです。見学の後は買い物タイム。たくさんの店が集まり目移りしたようですが、時間もあまりないので家へのお土産を中心に買い物をしたようです。

次は奈良に移動して昼食を済ませ、奈良での買い物タイムがありました。こちらでは自分のものを選んでいる子も多かったようです。

最後の見学はボランティアガイドさんの説明を聞きながら班別行動です。東大寺を中心に、奈良時代の歴史に出てくる数々の名所を見て回りました。

帰路は寝ている子も多く静かでしたが、あっという間に学校に到着。この2日間天候にも恵まれ、みんな体調もよく有意義に過ごすことができました。これも、たくさんの人に支えられてのことです。感謝の気持ちも忘れず振り返りを行いたいと思います。

 

教育懇談会

今日は、教育懇談会があり、法務局・人権擁護委員・NTTドコモの皆さんによるスマホ・ケータイ安全教室が行われました。出席いただけなかった方のために、校長あいさつの概要を掲載いたしましたのでご一読ください。

(校長あいさつ)

最近、友だち付き合いに疲れたと答える中高生が増加しているそうです。友だちと接するのが一番楽しい世代なのに、いったい何が起こっているのでしょうか。みなさんもしばらくしたら中高生なので自分のこととして聞いてください。

友だち付き合いに疲れたと答える子どもの増加はSNSが急速に広まってからのことらしいのです。それまでは、学校から帰ると、家庭でゆっくりする時間となり、明確に区切りが存在しました。まれに電話がかかってくることなどもあったでしょうが、それはよほどのことや大事な連絡に限られていました。

子どもたちは家に帰ってもSNSなどで友だちのやり取りが続いており、きりがつけられません。学校では授業や部活があるので、かえって家に帰ってからの方がやり取りの時間が長いぐらいです。そうなると友だち付き合いが苦になることも増えてくるでしょう。

少し話題はそれますが、近年子どもたちが巻き込まれる事件や事故が増加しているように思えますが、実際には事件、事故とも年々減少しているそうです。子どもが巻き込まれる事件事故などに社会の関心が向かい、報道される機会が増えているのでそのように感じるのかもしれません。しかし、子どもが巻き込まれる事件のうち、確実に増えているジャンルがあるのですが、それはSNSに起因する事件なのだそうです。しかも、警察が把握しているのはその中のごく一部であって、全体像はつかみ切れていないのが現状です。具体的には、ネット上の誹謗中傷などの人権侵害や、未成年者略取誘拐や性犯罪などの凶悪犯罪などがあります。これらはSNSならではの事件です。少し前までは見ず知らずの人と出会う機会は限られていましたが、今は非常に簡単に連絡を取り合うことができます。年齢などもいくらでもごまかせます。そのような危険性についても今日は勉強します。

そのような理由から教育懇談会では、スマホやSNSを使う上で気をつけたいことにテーマを設定し、お話を聞くことになりました。どうか親子でSNSの利用について共に考え、ルール作りなどに役立ててほしいと思います。

 

1部では、子ども向けプログラムを4年生、5年生、6年生と保護者の皆様に聞いてもらいました。事例の紹介動画なども交えて大変説明がわかりやすく、なぜルールが必要なのか子どもでも十分理解できる内容でした。

また、人権擁護委員さんからは困ったときの対処法として信頼できるところに相談することの大切さについての話がありました。

2部は主に保護者向けでしたが、大人や中高生をターゲットにしたプログラムで、こちらもささいなことからいじめに発展した事例、ゲーム依存やネット依存の事例、スマホなどを持たせるうえで、保護者として必要な心構えなど、大変考えさせられる内容でした。

どちらのプログラムも大変よく考えられているすばらしい内容でした。できればもっとたくさんの方に参加いただけるとよかったと思います。

詳しくはPTAで内容をまとめてから紙面で各会員にお伝えすることになっています。後日届きましたらぜひご一読ください。

 

本物の教材と歴史学習

6年生の社会科で、亀山市歴史博物館の出前講座がありました。

社会科の授業では、幕末と開国の単元を勉強していますが、そのころの亀山藩の様子を、実際の資料に基づき学習しました。

そのころの亀山藩は現在の亀山市に加え、鈴鹿市や四日市市の一部の沿岸部まで領地であり、幕府より黒船の来航にともない沿岸警備を命じられました。大砲を設置するための台場を築いたり、軍事演習を行ったりとそれは大ごとであったようです。それらの様子を絵図などを見ながら学びました。

また、亀山藩の商人であった大黒屋光太夫が嵐の中ロシア沿岸に漂着し、鎖国中の日本に帰ることができなくなりました。ロシアの女帝の助けを借り、ようやく帰国したものの、常に見張りが付いた状態であったことなどもお話がありました。

最後に今回の資料の中でも貴重で文化財の指定を受けている「太一」の旗や札、提灯の話がありました。亀山市の東部を流れる御幣川(おんべがわ)は良質のアユがとれ、日本書紀の時代から伊勢神宮に奉納されてきたことが記録に残っています。川の名前も神様にかかわる御幣(ごへい)から来ているようです。そのアユを神宮まで運ぶには「太一」の御旗を立てて大急ぎで運んだといわれています。この御旗の行列が通る時は殿様であっても下馬し道を開けて優先したほどたいそうなものであったようです。

歴史は教科書でも学ぶことができますが、それは本の中のお話と思いがちです。生きた資料と学芸員さんの解説により実際にあった話として、当時の人々の動きを感じることができる学習でした。

 

年度後半のスタート

10月に入り年度の後半がスタートしました。その区切りの日にふさわしい行事やできごとがありましたので紹介します。

毎年101日から赤い羽根共同募金が始まります。共同募金で集まったお金は教育の分野でも活用されますので、朝7時から募金活動にボランティアで参加して、そのあと学校に向かいました。通勤通学の忙しい時間帯でしたが、多くの方に協力して頂きました。

 

2限目は後期児童会役員の立会演説会と投票がありました。今回も多くの立候補者がおり、よりよい学校になるためにそれぞれの思いを演説しました。

 

本日から図書館のシステムが更新されました。新しい機器と管理ソフトが導入され、しばらく停止していた貸し出しが再開されます。以前の図書館は代本板と貸し出しカードといったアナログでしたが、今は全てバーコード管理となっています。貸し出し管理だけでなく各種分析などもできる優れものです。しかし、図書館はアナログ部分も大切です。秋らしい掲示物と、子どもたちが大好きなちょっぴり怖いお話の紹介がありました。本を借りたくなるような工夫は、アナログが効果的ですね。

そして、3年生で教育実習を行っていた実習生。約1か月の実習期間が終わり明日から大学に戻ります。クラスではお別れ会とプレゼントが、実習の先生からも1人1人に手紙を渡してもらいました。出会いがあれば別れもあります。別れがつらくて涙を流す子もいましたが、いつの日か本当の先生として戻ってきて欲しいと思います。

いまだに元気なオクラの花 ようやく咲いたヒガンバナ

クールビズは終了しても長袖や上着はまだちょっと・・・

10月のスタートは暑い1日でもありました。

 

本校の学力の状況について(現状及び成果と課題)

本校の学力の状況について分析を行い、現状及び成果と課題をまとめましたので報告いたします。

全国学力・学習状況調査 対象:6年生

1.亀山東小学校の状況

2019年度 全国学力・学習状況調査の結果が7月下旬に新聞等で公表されましたが、全国的に見て都道府県ごとの正答率は年々格差が縮小傾向にあり、三重県はおおむね全国の平均と同じ正答率となりました。調査の対象である本校6年生の学力は、国語、算数ともに全国及び三重県の結果とほぼ同値であり、平均正答数(平均正答率)の差はほとんどありませんでした。しかし、本校では各教科とも正答数が高い層が全国よりも多く、低い層もまた多いという結果となったことから、「学力の2極化」が顕著となっている状況です。

国語については全14問中10問以上できた優秀層の人数が多く(児童の半数以上がこの層に入っている)、国語の基礎的学力が定着している児童が多いと言えます。半面、正答数が半分の7問以下の階層の人数も多く(全体の4分の1)、よくできる層と学力が厳しい層の2つに分かれ、中間層が少ないという結果となりました。

算数においても本校では正答数で一番多い層が全14問中13問正答、次に12問正答と全国と比べても高得点層が非常に多いという結果となりました。難問が多かった今年の問題の中で正確に答えを導き出す確かな学力が定着している児童が多数いることが分かりました。そして、算数では学力格差が国語以上に顕著で、正答数が半分の7問以下の児童が3割もいるという厳しい結果となりました。

2.教科ごとの詳細な分析

【国語】本校児童は漢字や言葉の知識、文法など、言語活動における基礎的な力は全国的に見ても十分に学力が定着しており、日ごろの反復的な学習の成果が表れています。これらの設問はもともと平均正答率も高い傾向にありますが、本校児童はそれ以上に高く、基礎基本が身についていることは、これから先の学習でも生きることが多く、とても大切な力であると考えます。

半面、情報を相手にわかりやすく伝えるための工夫や、目的に応じて文章の内容を的確にとらえ、自分の考えを明確にしながら読み取る問題については個々の児童の正答率の差が非常に大きくなっています。これらは応用力を見る設問で、格差が生じやすくなっていますが、日ごろの読書習慣や新聞を読む習慣がある児童の正答率がとても高くなっている点に注目したいと思います。これらの力は授業中だけでなく、日常的な生活の中で生きた文章に触れ、積極的に言語活動を行わなければ身につかない力です。「いつも手元に読みかけの本を。」「日ごろからニュースや出来事に関心を持ち、自分なりの考えを明らかにする。」これらが国語力を高める有効な手立てであると考えます。

【算数】 算数も国語と同様に、もともと正答率の高い基礎的な問題の正答率が本校児童はさらに高いという傾向があります。したがって、授業で何度も出てくるような課題の定着状況が良好であるといえます。例えば基礎的な計算や図形の分類、グラフの読み取り、数量関係などが大変良い結果となっています。

その反面、面積を求める方法を効果的に説明することや、見つけ出した法則を他者にわかりやすく説明する力などは個々の格差が大変大きくなっています。これは算数の力だけでなく言語能力、表現力と密接な関係があります。国語でも述べたように算数においても日常の読書習慣や新聞を読む習慣などと学力の間には相関関係があり、これらの力は国語や算数以外の理科や社会においても、同様な傾向が出ると考えられます。

明日は児童質問票の分析と傾向をお伝えいたします。

登校日と平和学習

今日、8月6日は登校日でした。この日を登校日に定めたのははるか昔のこと。平和学習にふさわしい日として、広島に原子爆弾が落とされた8月6日、その日が土日にあたる年は長崎に原子爆弾が落とされた8月9日を登校日とするようになりました。

 

低学年は絵本館で「いのりの石 ~ヒロシマ・へいわへの いのり~」という本の読み聞かせを行いました。

広島に原子爆弾が落とされ、どのような願いを込めながら女の子たちは「いのりの石」を彫ったかという問いに対しては、「せんそうがくりかえされないように。」「たのしいくらしになったらいいな。」「へいわでくらしたいな。」という感想がありました。

 

中学年は「夏服の少女たち」というビデオの視聴を行いました。

「白いご飯が食べられる今はとても平和であることがわかりました。」「授業ではなく作業だったのにはおどろいた。」「子どもも作業を行う中で命を落としてしまったのは悲しかった。」という感想がありました。子どもも戦争に駆り出され、そして犠牲になった悲しい歴史がありました。

     

高学年は列車銃撃事件など亀山であった戦争の話を、地域の方(元先生で、戦争などの歴史を調べ、後世に残す活動をしている)から聞きました。一般の人がたくさん乗っていた列車が飛行機からの銃撃に遭い、40名ほどの死者(実数は不明)が出たという事件です。「近くの民家に助けを求めた母親が血だらけになった幼児を背負っていて、首から上がない幼児はすでに死んでいた。そのことに母親が気付いていたのかは不明だが、その民家の住人はそのことを伝えられなかった。母親にはうちでは何もできないので亀山駅に行くように伝えた。」「その後、その母親と思われる方が駅の所でずっと泣いていた。」という話の感想としては、「話の中で一番しょうげきてきだったのは、首のない赤ちゃんのことです。その赤ちゃんはかわいそうだし、そのお母さん、首のない赤ちゃんを見た人もかわいそうです。かといって、アメリカ兵も殺したくなかったかもしてないし・・・。」

この事件を風化させないために、天神の中村公民館に列車銃撃事件を伝える説明版が8月2日に設置されました。この事件が起こったのも8月2日のことでした。

 

戦争は残酷です。そして犠牲になるのは一般の人々です。兵士もまた、もとは1人の市民です。戦局がひどくなると兵士と民間人の区別もあいまいになります。

戦争という過去を変えることはできませんが、歴史に学び、これからの未来を変えていく取り組みとして、平和学習は脈々と受け継がれてきたものです。

この時期、平和に関するテレに番組が多く放映されます。ぜひ親子で番組を見て平和の大切さを考える機会にして頂ければと思います。

 

栽培活動(後編)

本校の花壇や学級の畑などを見ていると、季節に応じた花や作物が植えられています。なかよしの畑にはもうトウモロコシの花が咲いていました。トウモロコシはひげの部分に花粉がつくと、ひげの数だけ実がなるという話をしたらびっくりしていました。他にもサツマイモやミニトマトが勢いよく育っていました。

3年生の畑には大豆が植えられていました。この時期なので枝豆でしょうか。ホウセンカやマリーゴールドの花もありました。理科で植物の育ちや花のつくりの勉強があるのでこれらは教材にもなります。

4年生はヘチマ園の準備できれいに草取りをしました。この時期の草は手ごわいので大分苦労をしていたようです。その苦労のプロセスも大切ですね。

高学年の畑にはズッキーニが植えられています。ズッキーニはカボチャと違って場所をとらず、カボチャ以上に雄花と雌花の区別がはっきりしているので、理科の教材にもってこいです。そして、たくさん取れ過ぎたら給食の食材にもなります。野菜炒めやパスタに入れると大変おいしいですね。オクラも植えてありますが大変美しい花が咲きます。1日で落ちてしまうので切り花にはできませんが、鑑賞用に、そして体に良い食材として活躍します。

栽培委員会はマリーゴールドやサルビアなど、夏から秋にかけて花壇を彩る花を育てています。花壇のほかにも郵便局や幼稚園、高校や学校近くの施設などに配る予定です。

クラブ活動

今日は高学年のクラブ活動がありました。

ジャンルとしては運動系がファミリーバドミントン、サッカー、ソフトボール、ソフトバレーボールの4種目、文化系では手芸、室内ゲーム、イラスト、おりがみ・ペーパークラフト、百人一首の5種類あります。

運動では普段やっている競技が得意なので、クラブでもその種目をやりたいと思っていた子もいますが、多くのアスリートが「子どものころは色々なスポーツに触れた方がよい。」と言っており、今までやったことのない競技の楽しさを味わう機会にもなっています。実際ソフトバレーボールの様子を見ていると、初めはまともに返せず試合になっていませんでしたが、だんだんとラリーが続くようになり、バレーボールらしくなってきました。初めてソフトバレーボールクラブに入った子が「すごく楽しかった」と言っていました。それこそがクラブ活動のねらいです。

スポーツ以外でも、自分の好きなことだけでなく、あまりやったことがないことにチャレンジすると自分の可能性を広げることができます。今となっては小学校のクラブ活動は必須ではありませんが、ふだん接したことのない先生や、違うジャンルの活動をやってみるのもいい経験であると思います。

 

ICTの活用

学校では分かる授業、子どもたちが主体的に学ぶ授業の一環としてICT機器の活用を進めています。ICT機器の活用といえば以前はパソコン教室に行き、調べたりまとめたりすることを中心に行っていましたが、最近はタブレット端末(i pad)の活用が主力になっています。タブレット端末の長所は何といっても機動力。軽くて小さいので教室の自分の席で使えることです。Wi-FiBluetoothも使えるので配線も不要です。授業の一部で短時間の活用などはパソコン教室に移動していると時間が無駄になりますが、ぱっと出してさっと使い、終わったらすぐに片づけるなどという使い方が日常的に行われています。また、授業中に教材や子どものノートを大きく写すなど、提示や発表の際の視覚支援でも活用されています。

今日は6年生の「総合的な学習の時間」でタブレット端末を使った調べ学習を行っていました。テーマは亀山市の文化や歴史、自然などを詳しく知ることです。これらの活動で情報活用能力も身につけていきます。

その他のICTの活用としては、新学習指導要領にも取り上げられている「プログラミング」です。専用アプリを使うとプログラムを組んだ通り動きを制御したり、アニメーションや簡単なゲームなども作れます。この分野は今後さらに研究を重ねていく予定です。