土曜授業と引き渡し訓練

今日は、土曜授業と避難訓練、引き渡し訓練がありました。

想定は暴風と大雨でしたので、子どもたちは慌てず、落ち着いて、きちんと話を聞くことが大切なこととなります。引き渡し訓練も同様で、確実に、落ち着いて引き渡しを行うことを目標としました。保護者の皆様も辛抱強く待っていただきありがとうございました。

今日の訓練でもお話しをしたことですが、学校としましては大きな地震が発生した時が最も混乱する場面であると想定しています。停電となり、電話も通じず、メールも配信・受信ともできません。人的な被害が出ていたら、けが人等の対応が優先になります。また、学校が避難所となるため、その対応もあります。限られた人数の職員で、子どもの安全を確保しつつ、引き渡しを行わなくてはいけません。交通も寸断されているかもしれません。余震が続いているかもしれません。しかし、そこでも慌てず、落ち着いて、確実に引き渡すということは同じです。

保護者の皆様も大地震の際は連絡が受け取れないと思いますので、引き渡しルールはこのようになっていて、手順はこのようになっているということを、訓練を通じてご理解いただければ幸いに思います。

除草作業

暖かい陽気が続いていますが、学校内の草木もぐんぐんと成長を続けています。来週(5月25日土曜日)はPTAの奉仕作業、再来週(6月1日土曜日)は運動会ということで、毎年これらの行事前にシルバー人材センターさんの協力のもと、1週間程度校内の除草作業を行っています。子どもの安全や授業への影響がないよう作業計画をたてていますが、来校の皆様へ若干ご不便をおかけすることもございます。特に、この週末(5月18日土曜日)は土曜授業と児童引き渡し訓練があり、多くの来校者が見込まれます。運動場への駐車には影響はありませんが、敷地内において除草中の札やロープが張ってある場所への駐車は、作業の妨げとなるだけでなく、飛び石等で車が傷つくことなども考えられます。来校される際はご注意とご協力をお願いいたします。

歯科健診

本日は歯科健診がありました。健診後、歯科医の先生とお話ししている中で、「家庭の文化と虫歯の関係」の話題になり、なるほどと思いました。

例えば、虫歯の予防で大切なことは歯を磨くことだと思いますが、それ以前に虫歯になりにくい食生活が大切であるそうです。バランスのよい食事は丈夫な歯をつくります。その時点ですでに虫歯になりにくい体質になります。そこで正しい歯の磨き方を身につければなお虫歯になりにくくなります。虫歯が少なくても(無くても)歯医者さん(歯科衛生士さん)で正しいブラッシングの仕方などを教わり、かかりつけの歯科医さんとの関係を続ければ生涯にわたって歯の健康を維持できます。

反対に考えてみましょう。歯科健診後、虫歯があったら治療勧告の文書をお渡しします。通常すぐに処置して早めの完治ということになります。しかし、治療に行かなかったらどうなるでしょうか。虫歯は放置すると重症化します。他の歯への影響もあります。乳歯の虫歯の放置は永久歯への影響が出ます。小学生における永久臼歯の虫歯は、食べることへの影響だけでなく、運動や体に力を入れること、集中力や学力にまで重大な影響を及ぼします。食生活でも好物や値段だけで食べるものを選ぶとアンバランスになり、虫歯にかかりやすくなるので、食べ物の価値についても考える必要があります。また、食べる時間や歯磨きなどもいい加減になると、虫歯に直結します。

これらのことを考えると、虫歯の予防は「家庭の文化」といえます。中にはどうしても虫歯になりやすい体質で、食べ物に気を付けて、歯磨きを正しく行っても虫歯になることはあります。しかし、虫歯になりやすい体質で、なおかつ虫歯を放置すると、それこそ大変なことになります。「たかが虫歯」と軽い気持ちで放置せず、「虫歯を放置すると今後の人生に重大な影響がある」ということで、早めの治療をお願いいたします。

 

運動会の全校練習が始まる

昨日は久々にまとまった雨が降りました。今日から運動会の全校練習が始まるので運動場の状態が心配でしたが、水たまりはなく、かえって涼しくてほこりも立たないなど、コンディションは上々でした。かつて、亀山東小学校の運動場は水はけが悪く、水たまりができたらなかなか乾かないので大変困っておりましたが、運動場の改修を行ったため雨が上がれば体育が可能という恵まれた環境になりました。

さて、1限目の全校練習ですが、まずは6年生が各チームをリードし、ほかの学年は6年生のいうことをきちんと聞く。初回にしてはすばらしい練習態度でした。1年生は入学して1か月あまりですが、集団のルールを守り、話もきちんと聞けていました。上の学年がしっかりしていると、その下の学年もきちんとできる。体育担当の先生に褒められて、少し早めに練習が終わりました。叱られて何度もやり直しになると運動会の練習がつまらなくなります。すばらしい!と褒められて1回で合格。ちょっぴり休み時間が長くなり得した気分。次も運動会の練習はしっかりやろうと思う。このサイクルが大切ですね。

 

交通安全について

最近、横断歩道や信号で、交通ルールを守っていても事故に巻き込まれるといった出来事が連日のように報道されています。

本校では地域の安全ボランティアの皆様や保護者の皆様のご協力のもと、交通弱者である子どもたちの見守りを行っています。

これほどまでに地域を上げて安全に気を配っているところですが、登校指導を行っていると、自動車側の赤信号の見落としや、横断歩道に人がいても止まらないなど、不注意や交通ルールの違反が見られます。各地で起こっている悲惨な事故も不注意や操作ミス、ルール違反などが原因であり、いつどこでそのような事故が起こっても不思議ではありません。

子どもの側としては、ほとんどの子どもが交通ルールを守っていますが、一部の子どもが信号待ちの時に車道にはみ出すように縁石に座ったり、横断歩道をショートカットして車道を走ったり、車の通行の妨げのような歩き方をしたりするなど、こちらもルール違反が見られます。

これらの事故を防ぐには、双方が当たり前のことを当たり前のようにする以外に方法はありません。学校でできることは、交通ルールやマナーの意味をきちんと教えること、それを実践できるようにすることなので、一つ一つ粘り強く指導していきたいと思います。

 

学力向上と学校教育 家庭学習の関係

本校のホームページには学校経営に関する情報を公開しています。例えば、「学力向上推進計画」において、目指す子ども像を「 基礎学力を身につけ、自ら進んで学ぼうとする子」としました。

「学力」には「学んだことにより身についた力」という「結果」の部分と、「自ら進んで学ぶ」という「学ぶ力」の部分があります。どちらも大切な力です。個々の能力には差はありますが、この2つの力が備わっていたらその能力が最大限に発揮できます。これから先、人生におけるいろいろな選択肢があると思いますが、この2つの力により、将来が大きく広がります。反対に、この2つの力が身についていなければ、「基礎的なことがわかっていない」「自ら学ぶ意欲もない」ということで将来がしぼんでしまいます。「学力」を狭い意味で「点数」と、捉えがちですが、「自ら学ぶ」ことは学校生活でも、社会に出ても、実生活においても「点数」以上に大切なことかもしれません。

 

次に、 「確かな学力を身につける授業の改善」として以下の4つの目標をたてました。

1.楽しい授業=「好きだ」「楽しい」は学習意欲につながる

2.わかる授業=「明確なねらい」「授業の見通し」「確実なふりかえり」は学力につながる

3.生活場面での活用=使える学力は応用につながる

4.書く活動の重視=反復実践は学習定着につながる

本校の職員は20歳代の経験年数が浅い職員も多数おり、どうしても経験不足は否めません。しかし、授業力や実践力を高めれば、若さも武器になります。信頼される学校になるよう職員間でも切磋琢磨できるような研修環境を整えたいと思います。

 

そして、学力の向上においては家庭や地域との連携も重要です。本校では家庭における学習を、「宿題」とせまく捉えるのではなく、「いえ学」として重要な位置づけとしています。学校教育の役割としては、「基礎学力をつける」「興味関心を引き出す」「集団で学ぶ」ことにおき、家庭の役割としては、「基礎の反復(復習)」「興味関心を育てる」「自分で学ぶ」ことにおいています。

 

「いえ学」はおおむね、低学年で30分くらい、中学年は30~60分ぐらい、高学年は60分以上という目安があります。そして、帰ったらすぐにする、夕食までにする、〇時~〇時までするなど、計画的に行うことが大切です。宿題をして、その後復習や読書をすれば、目安の時間でも足りないかもしれません。そこでは自主性が重要になります。詳しくは配布済みの「いえ学のススメ」をご覧ください。

 

そして、地域との連携も大切なポイントです。図書館ボランティアさんによる校内環境の整備、学習ボランティアさんの募集と積極的活用、地域の方からも学校をよりよくするための提言を行いやすくする、コミュニティスクール制度の導入について、今年から議論を開始することなど、学校・家庭・地域が一体となった取り組みを進めてまいりたいと思います。

 

本日の更新は非常に長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

新緑の季節

亀山東小学校はたくさんの木々に囲まれ、恵まれた環境にあります。そして、四季折々の美しさも格別です。今はまさに新緑の季節となりました。

陰涼寺山のふもとには、学校内の植物の名前の看板が設置してあります。これは、今から25年前、本校が理科教育の研究を行っていた時、木々の名前を覚え、身近な自然に親しむために手作りで設置した記憶があります。

 

陰涼寺山の全景です。緑が生き生きとした活力あふれる景色です。

 

学校で一番高い木は、放課後児童クラブの裏にある「アスナロ」の木です。高さは約30mの大木です。

 

プールのそばには「ユズリハ」の木があります。「アスナロ」や「ユズリハ」は、かつて国語の教科書に出てきた植物であり、せっかくならば子どもたちに実物を見せようということで、当時の先生が植えたものが、時代を経てこんなに大きくなりました。

 

学校正面には立派な「ソテツ」に「とちのき」があります。「とちのき」はただ今、花が満開です。「サクラ」のような華やかさはないものの、なかなか存在感がある花です。

 

 

運動会の練習

 

毎日さわやかな日が続いています。この時期は秋にも増してスポーツに適している時期であり、学級で力を合わせて何かをやり遂げ、まとまっていく時期でもあるため、最近は運動会を5月下旬から6月の初旬に行う学校が増えてきました。

数年前までは秋に運動会を行う学校が大多数でしたが、練習の時期はまだまだ暑く熱中症防止のため練習を中止する事態なども発生しているようです。秋から春(初夏)へ運動会が移行しているのも猛暑と無縁ではないようです。

亀山東小学校は、市内の学校でも比較的早くから運動会の時期を変更し、本年度は6月1日に開催をする予定です。5月の連休が終わって運動会の練習が始まっていますが、どの学年も楽しそうに取り組んでいました。

みんな、真剣な姿が美しいです。

わくわくひがしっこ

今日は本年度第1回目の「わくわくひがしっこ」の開催日です。

「わくわくひがしっこ」は、正式には「放課後子ども教室」という文部科学省が推進する事業で、放課後等に学校の施設を活用し、地域の方の協力を得て、子どもたちの安心安全な居場所の提供と、文化やスポーツ、学習などを通じて子どもの健全育成を図るものです。

よく似た名前で「放課後児童クラブ」という事業がありますが、こちらは厚生労働省の所管で、いわゆる「学童保育」のことを指します。こちらも放課後における子どもの安心安全な居場所の提供と子どもの健全育成ということで、名前も趣旨も似ています。違いは「放課後児童クラブ(学童保育)」は、年間を通じて毎日の居場所としての機能、「放課後子ども教室(わくわくひがしっこ)」は、開催される日の放課後に、子どもたちが興味や関心を持った活動に参加するということになると思います。

 

今日の「わくわくひがっしっこ」の各ジャンルを順にまわってみましたが、実に多くの活動が行われていました。(全部で25の活動があります)

コーディネーターさんの話では、活動の種類が多いのが亀山東小学校の特徴と聞いていましたが、地域には様々な得意分野をお持ちの方がいらっしゃるからこそ成り立つ事業だと実感いたしました。

 

令和スタート

大型連休も終わり、学校も令和のスタートとなりました。

お休み明けとはいえ、家庭訪問や運動会の練習も始まるので、1年の中でもあわただしい時期でもあります。

 

今日の話題は学校ビオトープの草刈りです。時間がなければできない作業なので、連休中に行いましたが、これがなかなか大変な作業でした。

このビオトープは11年前の3月に完成したようです。このような施設は本来定期的な手入れも欠かせませんが、草どころか木も生え、台風による風倒木も置き場に困ってビオトープの柵の中にとりあえず入れ込んであるのが現状です。

before

 

草を刈るのは当然機械なのですが、草丈が長すぎて巻き付いてなかなか前には進めません。太い茎の草や低木も生え、草刈り機の歯が立ちません。コンクリート片や大きな石がごろごろしていて、その度に火花が散ります。

 

after

 

とりあえず、草はある程度刈ることはできましたが、片付けまではできませんでした。風倒木の撤去や風化した百葉箱の残骸をどうするか、問題山積です。ビオトープの復活はまだまだ先になりそうです。