小学校前の道路について

 本日18日(木)、鈴鹿建設事務所の方とお話をしました。

 以前から、亀山東小学校前の道路および横断歩道について、安全対策のご意見をいただいていましたが、いくつかのことが実行される見込みとなり、夏休み中の8月には、作業をしていただく予定となりました。

 まず、横断歩道の前後は路面を赤くカラー塗装していただくとともに、路面に直接、横断歩道があるから速度を落とす必要があることを訴える「立体路面標示」のようなものを書いてもらえます。

 また、横断歩道周辺の路上に現在ついている光る表示灯が古くなっているので、かわりにLEDコーン(赤白しましまのポールが発光するもの)を立ててもらえることも決まりました。さらに、「通学路注意」と書かれた文字付コーンも、周辺に何本か立ちます。

 その前提として、舗装の修繕と横断歩道・停止線の塗り替えも実行してもらえます。

 このことで、学校前道路の速度抑制と、横断歩道を渡る子どもたちの安全確保が大きく進みそうです。

 それから、昨日、保護者の方から雨天時の水はねの話を伺っていましたが、舗装の修繕と速度抑制により、水はねの対策にもなるかと思います。

 詳しい工事期間等は追って知らせていただきますし、自治会長さんへの連絡も依頼しましたので、ご理解いただければと思います。

 こういったことが実行されるのは、以前から声をあげていただいていた皆さまのおかげです。先日も、各地区からの通学路改善要望をあげていただきましたが、訴え続けることの大切さをあらためて感じました。

ジュニア救命士講習

 本日16日(火)、5年生を対象に、ジュニア救命士講習をおこないました。

 以前、教員を対象にはもっと詳しいものを実施しましたが、今回は児童に向けた講習です。

 子どもたちは、救急車が到着するまでの約8分、なんとか胸骨圧迫を続けるべきなのですが、1分、いや30秒続けるだけでもハードであり、交代で当たらなければ継続は難しいということを、実践的に学びました。

 胸骨圧迫の練習に使ったキットは、その名も「あっぱくんライト」です。圧迫だから、あっぱくんって……。

 その後は、AEDを使う練習も実施しました。

 子どもたちからは、なかなか鋭い質問が飛んでいました。

 「スマートフォンの電波が届かない山だったら、救急車を呼ぶには、どうすればいい?」「全身にケガをしていたら、AEDのパッドはどうやって貼ればいい?」「服を着ている人にAEDを使うなら、脱がさなきゃいけないの?」「AEDのバッテリーって、交換できるの?」などの質問です。鋭いですよね!

 最後に一人ひとりに、ジュニア救命士の認定書が渡されました。

 「本番」がないほうが良いのですが、いざとなったら、他人の命を全力で救える人であってほしいです。

あいさつ運動

 今週は、8日(月)以降は毎朝、中央廊下で児童会による「あいさつ運動」が続いています。

 誰かが通るたび、「おはようございます!」の大きな声が、遠くまで響いています。

 この運動をきっかけに、あいさつの輪が広がっていくと良いですね。

 校長は以前に勤務していた中学校で、オーストラリアまでホームステイの引率をしたことがあります。そのとき、現地の方々が「Hello!」と気さくにあいさつしてくださるものだから、ふだん引っ込み思案な子も、あいさつを返すようになり、帰国してからもフレンドリーにあいさつできるようになった姿を見てきました。

 きっと、内気な子も、「最初のあいさつ」がうまくできると、それを続けていけるという側面があるのでしょう。だからこそ、我々は、子どものあいさつに対してきちんと返せるようにしたいし、「まずはおとなから」あいさつをしていくことを心掛けたいです。

 写真は今朝のものですが、中央廊下も雨漏りがしますので、バケツが並んでいます。なんとなく、「昭和」な感じですね。

更新が滞っております

 最近、本ホームページの更新が滞っております。申し訳ございません。

 しっかりと対応しなければならない事案がいくつもあり、更新が後回しになってしまっております。

 栽培委員会による「花の贈呈式」等、なんとか明日には可能なものからアップさせていただきます。

 一点、急ぎ、保護者の方、地域の方にもご承知いただきたいのは、交通安全に関わることです。

 一部の道路で、「道路の両側を子どもが歩いている」という情報をいただきました。また、少し前には、「車道の真ん中を歩いている児童がいた」との報告も受けました。

 昨日の地区児童会の場でも指導させていただきましたが、歩道のない道路は、右側通行が原則です。また、自動車も走る道で2列になって歩くことで、車との接触が心配です。会話を楽しみながら歩きたい気もちはわかりますが、優先されるべきは命です。

 それぞれの地区により、通学路の事情も異なりますので、昨日は、具体的な位置を示して指導させていただいた地区もあります。

 折に触れ、安全な道路の歩きかたについて、子どもたちにご助言いただければ幸いです。よろしくお願いします。

掲示物のこと

 中央廊下を歩いていると、「守ろう!給食の時間の約束」という掲示物に目が留まりました。

 ピンは四隅にあるはずなのに、ハンドソープのイラストのところに画鋲が打ってあったからです。その画鋲を左下の角に移して、よく見ると、ほかにもあちこちに画鋲を打ったあとらしい穴があいていました。

 私がとてもイヤだったのは、「好ききらいをしないで食べましょう」というイラストの人物の顔あたりに、たくさんの穴があいていたことです。

 イラストでも写真でも、顔は顔です。そこに平気で画鋲を打てる人がいるのでしょうか?なにかストレスを抱えていて、イライラしてやったことなのでしょうか?私と同様、食べ物の好ききらいが多い子が、反抗してやったのでしょうか?

 もしも、なにか悩み事があったのなら、そんな行動に出ずに、相談してほしいと思います。担任の先生でなくとも、相談しやすい先生に相談してほしいと思います。気軽にやったいたずらのつもりなら、たとえイラストに描かれた人物であっても、その人の痛みを想像できる人になってほしいと思います。

 来週には、掲示物を取り替えますが、こういうことがない、幸せな学校にしたいです。

とちのき集会・保健委員会の発表

 7月3日(水)の午後、「とちのき集会」を開催しました。この日は「熱中症警戒アラート」が出ていたため、開催が危ぶまれましたが、内容や時間を精選し、風をいれながら、短縮ヴァージョンという形でおこないました。

 保健委員会の発表は、寸劇とクイズを交えての楽しいもので、笑いと拍手のなかでの発表となりました。

 最初は「悪い小学生と良い小学生」ということで、帰宅したらランドセルを放り出して、ゲームに熱中する子と、その母親が登場しました。なかなかの熱演で、リアルでした。「小学生の平均ゲーム時間」や「テレビを観るとき、どれくらい離れるべきか」などの問題が出され、みんなが挙手で解答しました。

 続いて演じられた、電子メディアの誘惑とのバトルは、最後にビームで倒されるまで、大爆笑が起こり続けました。段ボールの工作による衣装(?)が愉快で、段ボールでいろいろ作るお笑い芸人のパフォーマンスを思い出しました。

 その後、全校あそびの時間は、児童会のルール説明が上手だったこともあり、みんなが楽しんで取り組めました。数字と拍手を繰り返し、「1、パン、2、パンパン、3、パンパンパン……」とやっていると、「集まれ!」という声がかかります。その時の数だけ人数をそろえて集まるゲームです。「違う学年の子を入れること」「来るな!などと誰かをのけものにすることは禁止」「集まったメンバーで自己紹介をする」というルールが説明されましたが、せっかくの全校あそびですから、どれも大切な約束事だと思いました。

 この日の校長あいさつは、2つのことを話しました。

 犬のからだには、汗の出る穴が足の裏にしかありません。だから、舌を出してハァハァと体内の熱を逃がしています。でも人間には、全身に汗の出る穴があり、汗が蒸発するときによぶんな熱を奪ってくれるから、体温調節できます。けれど、汗をかくということは、からだの水分を失うことにつながるから、水分補給をしっかりしないと、病気になってしまいます。しっかり水やお茶を飲みましょう。また、外遊びで汗をかいて、エアコンの効いた教室に入ると、汗が一気に冷えて風邪をひくこともありますから、汗を拭いたり、上から羽織るものなどで調節したりしましょう。

 それから、暑いとき、人はイライラしがちです。でも、こんなときこそ、お互いに「暑いね」「水分補給した?」「一緒にお茶、飲もうか」などと声をかけ合い、相手を気遣って、仲良くしましょう。

 おぼえていてくれて、実行してくれると嬉しく思います。

気象に関する学習

 5年生理科「台風と気象情報」の学習の一環で、津地方気象台から講師の方をお招きして、台風のことを中心に、気象についてのお話をしていただきました。

 亀山市には現在、椿世町にアメダスが設置されており、以前は測候所が置かれていたという歴史のお話や気象台の役割についてのお話から始まり、さまざまなことを教えていただきました。

 台風についての説明では、定義や大きさ・強さの説明を数値や雲画像を用いて説明していただき、児童の学んだ学習知識をよりいっそう広いものとしていただきました。

 最後に台風と災害について、過去の伊勢湾台風の情報を交え、注意報・警報・特別警報の気象災害について触れていただき、防災についても学びました。

 児童の感想には、「これからの季節、台風に気を付けたい」「特に近畿地方に台風が接近してくると、三重県は要注意だ」「キキクルで情報を集めて備えたいです」など防災にかかわることが多く書かれていました。

 校長は子どもの頃、台風が近づき、雨戸を閉めたりTVが台風情報ばかりになったりしたときに、変にテンションがあがって騒いでいたら、ふだんは温厚な祖父から強く叱られ、伊勢湾台風の経験を聞かされました。また、その後に観た、伊勢湾台風のことを伝える「ある映像」が今でもトラウマのように心に焼きついて忘れられません。

 現在、伊勢湾台風クラスの台風が上陸したとしても、そのときのデータをもとにして対策をしてきたため、同様の被害は起こらないと言われます。しかし、その反面、山を切り拓いて土地を造成し、アスファルトで地面を固めてきたことで、土地の保水性などが大きく変わっていると思います。当時とはまた別の課題もでてきているのではないでしょうか。

 気象のこと、防災のこと、子どもたちには真剣に学んでほしいですが、おとなにとっても考えなければならない課題ですね。

陰涼寺山の整備

 6月27日(木)、以前からお願いしていた、陰涼寺山の樹木の伐採をしていただきました。立ち枯れになった桜が倒れるとたいへん危険ですし、運動場側の斜面の樹木についても腐敗がみられるため、安全のために伐っていただきました。

 当初、費用の関係で優先順位を考え、その2本のみの伐採という契約だったのですが、「時間的に余裕もあるから」と、横に大きく枝をのばしていた楠についても、枝をはらっていただきました。さらに、本来なら木を切り倒すだけのところを、山からおろして細かく割っていただく作業までしていただきました。

 こうして、「子どものためなら」と学校を支えていただける方々のおかげで、今の亀山東小学校の環境はあります。ありがたいことです。

引き渡し訓練のお礼

 昨日6月26日(水)には、緊急時引き渡し訓練を実施させていただきました。

 今回は、「台風の影響で暴風雨警報が発令され、児童だけでの下校が困難である」という設定で、体育館での引き渡しとさせていただきました。

 メールを確認していただき、それに回答して送信のうえ、引き渡しのための整理券を受け取って児童をお迎えいただいた保護者の皆さま、ありがとうございました。今回はお仕事等でご参加いただけなかった保護者の皆さま、できましたら、体育館でのようすをお子様から聞いておいていただくとありがたいです。

 子どもたちが体育館に避難してくる表情はけっこう真剣で、よかったと思います。集合してから、お迎えを待つあいだ、どうしてもおしゃべりをしてしまう子もいましたが、6年生はさすがに落ち着いていて、その場で「さすが6年生」と評価しました。おしゃべりしてしまうと、お迎えの方が到着しても、名まえを呼ぶ声が聞こえませんからね。

 引き渡しの「本番」がないことが望まれますが、もしも実際に引き渡しをしなければならなくなった際には、マニュアル通りにはいかないことも多いと思います。道路網の寸断や家屋の倒壊、停電をはじめとするライフラインの寸断等、何が起こるかわかりません。

 昨日の職員会議で、校長から職員に向けて、「マニュアルからの脱却」について話しました。マニュアルはたいへん有効ですが、万能ではないと考えます。いざというとき、命を、安全を守るために、その場でできる最善を考え、実行に移すことはとても重要です。職員一同、柔軟な判断ができるような危機管理を目指します。

植物と人間と

 写真は、5年生が育てているバケツ苗、1年生が育てている朝顔、そして栽培委員が校門前に植えてくれたマリーゴールドです。

 植物はしゃべりませんが、愛情をこめて水をあげ、お世話することで、ぐんぐん成長し、私たちの目を楽しませてくれます。

 植物を眺めて癒されるとき、「ここに植えてくれた人がいるんだな」「お世話をしてくれる人がいるのかな」などと、ついつい想像します。

 

 学校は、社会の縮図です。いろんな人が一緒に生活しています。

 自分とほかの人とは、考えることや思うことが違います。

 ときには、気もちのすれ違いや、ぶつかりあいが起こります。

 でも、それを解決するのに、暴力やいじめのような手段をとることは、ぜったいに許されません。

 植物と違い、私たちにはことばがあるのですから、きちんと話し合うべきです。

 植物を植え、育てている人がいるように、一人ひとり、だれもが支えられ、応援されて生きていきたいし、ときにはだれかを支え、応援することを自分の喜びにしていきたいです。

 おたがいに支え合い、応援しあって、まいにち安心して過ごせる学校でありたいです。