校産校消の取り組み

1学期に、学校産の作物を学校給食で活用する「校産校消」の取り組みについてHPや給食だよりで紹介いたしましたが、本日9月13日(水)のチキンカレーには学校産のオクラをたくさん使用しました。

オクラは夏バテに効果があるとされ、食物繊維も豊富です。ペクチンはおなかの調子を整え、病気になりにくい体を作るということです。また、免疫を活性化するβカロテンも含まれ、目や髪の毛にも良い作用があるそうです。また、ビタミンB、ビタミンC、カルシウムなども豊富に含まれ、食材としての魅力がたっぷりです。

また、オクラは葉野菜と異なり、虫の混入リスクはほとんどありません(目視確認も徹底しています)。このような特徴をもったオクラで給食をより魅力的なものとしています。

写真は駐車場横にある畑の様子です。夏の日照りで弱っていたオクラがこのところの涼しい陽気と雨で完全復活しました。背丈も2mを超えて、子どもでは収穫ができない高さになりました。

オクラ畑の横にはダイコンの種まきもしてあり、順調に本葉が出てきました。ダイコンも体によく、虫の混入リスクが少ないので、いろいろな給食メニューに使っていきたいと考えています。

6年生のキャリア教育と起業体験教育

亀山東小学校は6年生が20年以上の期間、亀山大市に出店を続けていることなどの理由により、文部科学省から「起業体験教育」の研究指定を受けています。

「起業体験教育」とは、キャリア教育の一環として、子どもたち自身が企画立案し、製品開発や広報、仕入れ、販売等を行う「起業体験」を行う教育を指します。

しかし、実際にお金を扱い、収益を上げ、経済活動を行うことは簡単なことではありません。そこで、市内で起業した若手経営者や、亀山市商工会議所の役員、事務局の方をゲストティーチャーとしてお招きし、そのノウハウを学ぶことになりました。

9月11日(月)には、市内に洋菓子店「Amie(アミー)」を起業した草河さんをゲストティーチャーとして来校いただきました。

草河さんの生家は100年以上続く老舗の牛乳屋さん。中学校の時からお菓子作りに携わっていくことを決意し、高校から専門学科がある高校に進学しました。その後、国内外で修行を続け、昨年4月に市内に洋菓子店を開店されました。修業は遠い所で行いましたが、生まれ育った地元で店を構えることは、草河さんにとって大切なことであったそうです。

お店の経営では「また来たいな」とお客さんに思っていただくということが重要で、商品開発では自己満足にならないこと。情報発信をして多くの人に知ってもらうこと。こだわりや強みのあるケーキを作ること。お店のスッタフみんなで力を合わせること。などを大切にしているということを学びました。中には「将来お店を持ちたい」「ケーキ屋さんで働きたい」という児童もいますので、あこがれの先輩として今回の話を真剣に聞いていました。

9月12日(火)には亀山市商工会議所の役員さんや事務局職員の皆様をお迎えして授業を行いました。

亀山大市については亀山高等学校との連携授業でも大まかな部分で学習しましたが、今日は実際に大市の運営にかかわっている立場でのお話も聞くことができました。冬の時期なので他には大きなイベントもなく、市内だけでなく広域から来場者があるそうです。しかし、実際に詳しい調査をしていないので、「亀山東小学校の6年生が、どこから来場したのかなど、市場調査を行ってもらえるとありがたい。」と、提案をしていただきました。

また、実際に会社を設立するには、どんな会社にするか、どんな商品を扱うか、資金の調達、材料仕入れ、商品製造、広告、販売、決算などを行っていく必要があることを学びました。高度なことですが、どれ一つ欠けても会社やお店は成り立ちません。前日のAmie草河さんの話と共通する部分も多々あります。今後、6年生は大いに悩み、協力して、一つひとつ実践していくことになるでしょう。

今後も、市内の事業主さんや商工会議所の皆さん、中学校の先輩、亀山高等学校の生徒さんや先生の協力も得ながら、「起業体験教育」の取り組みは続いていきます。

命を守る 暮らしを守る

9月11日月曜日、高学年で(5年生・6年生それぞれで)外部講師をお招きして、キャリア教育や安全についての学習を行いました。

今日はそのうち5年生の様子をお伝えします。(6年生につきましては明日もキャリア教育の時間がありますので12日にお伝えします)

私たちの暮らしの中で、安全を守る仕事として子どもたちが真っ先に挙げるのが消防や警察の仕事です。今日は火災に対する備えや、火災の際に避難する場合、どのようにするとよいかということを中心に、消防に関する体験学習を行いました。

まずは、消火器の使い方です。

消火器の使い方そのものは特に難しいわけではありません。しかし、火災に遭遇してから使い方を理解するのは困難です。通常の時に、消火器の仕組みについて、「このようにすると正しく使える」ということを体験しておくことは大切なことです。

ピンを抜いて、ホースを伸ばし、先をきちんと持ってからレバーを握る。その手順を順番に行っていきました。いざというときにパニックにならないためにも、実際に体験することは必要です。

そして、煙に巻かれたときにどのように対処するかについても教わりました。

煙はまず上の方から充満する。上の方は高温になっていることも知っておく。姿勢は低く、煙を吸い込まないようハンカチなどで口と鼻を覆い、危険物に気を付けながら(視界が利かない時は手探りで危険を回避しながら)脱出を試みる。

いざというときに知っておく必要のある話でした。そして、一番大切なのは、そのような事態をまずは回避する。回避できなかった場合、今回の知識や経験を活かして命を守る。今回の学習は大変貴重な体験となりました。

保健室の掲示物

9月9日は「救急の日」です。

1学期に消防署の職員をゲストティーチャーとしてお招きし、5年生を対象に安全に関する講習会を行い、その中で救急車の適切な利用についてもお話を頂きました。

保健室の掲示物も9月は「救急の日」にちなんだものとなっています。

いろいろな場面ごとに、救急車を呼ぶかどうかを問うクイズ形式の掲示物ですが、多くの子どもたちが「これは呼ぶな」「これは呼んではいけないんじゃないの」「これはどっちか迷うな」などと話しながら、正解を見つけていました。

救急車の適切な利用は、本当に必要な人にとって命にかかわる問題です。しかし、状況によっては判断に迷うこともあります。

子どものうちから正しい知識を身につけ、適切に対応できるよう考えさせていきたいと思います。

観察池のメダカ

学校の観察池では絶滅危惧種(絶滅危惧Ⅱ類)となっている在来種の「ミナミメダカ」の飼育を行っています。理科の学習の一環として「ミナミメダカ」の種の保存と自然環境の保全を目的として、大切に育てており、数もだいぶ増えてきました。しかし、観察池の管理で毎年問題が起こっています。それは、観察池に生き物を勝手に放流されてしまうことです。

かつて、ブラックバスやブルーギル、ミシシッピアカミミガメ、アメリカザリガニ等の外来種が放流され、飼っていたミナミメダカが全滅に近い被害にあったことがありました。最近では、ヒメダカなどの改良種の放流がありました。さらに、この時期、金魚すくい等で入手した金魚をどなたかが放流してしまうことも多く、今年もいつの間にか多くの金魚が放流され、ミナミメダカの仔魚が食い荒らされてしまいました。

誰かの放流により、金魚の数が相当増えてしまいました

また、金魚以外でも改良種のメダカ(ホームセンターなどで売っているヒメダカなど)を放流して在来種のメダカを一緒に飼うと、飼っているメダカが在来種とは言えなくなってしまいます。

さらに、食害を防ぎ、ストレスなく生活ができるよう、池に仕切りを設けて「ミナミメダカ」のみを飼っている区画がありますが、先日「ミナミメダカ」専用の区画に金魚が放流されてしまいました。観察池は隠れ場所を多く作ってあることと、広い池の中ではすばしっこい魚の捕獲はほぼ不可能です。

メダカの区画

生き物を飼うときは責任をもって最後まで飼うことがルールですので、学校の観察池に魚などを放流することはしないようにお願いいたします。

亀山市歴史博物館の出前授業

今日は亀山市歴史博物館の出前授業がありました。

対象は3年生で、国語で学習している「ちいちゃんのかげおくり」の時代について詳しく学習をしました。

戦争は今から80年ほど前のできごとであり、子どもにとって実感しにくいものです。ただ、遠い昔のどこかのできごとではなくて、遠い昔ではあるけれど、この地でも戦争の影響は大きくあり、列車銃撃事件など戦争に直接巻き込まれた人もいました。

大人も子どもも、戦争とは無縁ではありませんでした。

そして、これからも、戦争と無縁でいられる保証はありません。

戦争を直接体験した人は大変少なくなりました。しかし、貴重な戦争遺跡や当時のものに直接触れ、学びを続けることが大切であると感じています。

子どもたちに本物の学びを。歴史博物館の出前授業にはこのような願いがあります。

テレビの取材

今日は東海テレビの取材がありました。

いきさつは、夏休み中に亀山市立図書館で調べ学習をしていた本校児童が、亀山市内のすばらしいところについて取材に来ていた東海テレビのインタビューを受け、「亀山東小学校の陰涼寺山はとてもよいところ」と答え、ぜひとも取材したいという流れになりました。

学校としましても協力していくことになり今日の取材の運びとなりました。

取材の様子です。

今回の取材では、陰涼寺山の魅力をたくさん撮影して頂きました。

放送については以下の通りです。

東海テレビ NEWS ONE

9月26日(火)17:00~18:00の番組枠内

少し先になりますが、亀山市内のお店などの紹介とともに、亀山東小学校の様子も放映されます。

よろしければご覧ください。

体育館屋根の改修工事続報

先日お伝えした通り、体育館の屋根修繕工事は本体部分はすべて完了し、屋根の管理用はしご(タラップ)設置と、傷んだ床の改修工事が進んでいます。

管理用はしごの設置工事のため、写真の箇所が若干狭くなっています。黄色のガードはそこに駐車すると往来の妨げとなるため、設置したものです。ご協力をお願いします。

はしごの設置工事自体は9月いっぱいかかる見込みです。

続いて床の改修工事です。

傷んでいたところに耐水塗装を施しています。右と左ではくっきりと違いがわかります。

一部箇所については塗装だけでなく、床材の張替えも行われました。

現在、床の改修につきまして工事としては終わっていますが、完全に乾いて安定するまで時間が必要なため、今週いっぱいこのような形で養生中です。

来週からは授業や解放も含め体育館の使用が可能になります。

長期にわたる工事へのご協力、ありがとうございました。