おへそのひみつ

2年生の生活科「これまでのわたし これからのわたし」は、「自分自身の成長をふりかえり、これまでの生活・成長を支えてくれた人に感謝の気持ちを持ち、意欲的に生活できる」ことを目標に学習しています。そこで、 “おへそ”を通して、生まれる前のようすを知り、大切に育ててもらったことに気づいてもらえたらと思い、養護教諭と学級担任による、生活科の特別バージョンの授業をしましたので、その様子をお伝えします。授業のめあては、「おへそのひみつをさぐろう!」です。

「おへそは、今は役目がないけれど、みんながおかあさんのおなかにいるときに、おなかで栄養をもらって大きくなっていたんだよ。10か月も育ててもらったんだよ。みんなのおへそから”へそのお”というひもみたいなものがのびて、”たいばん(おかあさんのおなかのなかのふくろの栄養タンク)”につながっていて、そこから栄養をもらっていたんだよ。」と伝えると、みんなは目をまん丸くして聞いてくれましたね。

わたしたちの”おへそ”は、お母さんの”たいばん”とつながっていました。 今は役目がないけれど、おなかに”おへそ”があるということは、みんなが お母さんのおなかにいたというしょうこ! これが「おへそのひみつ」です。

最後に、”生まれたばかりのあかちゃん人形”をだっこして見せると、「すごい!」「へそのおって、ひもみたい。」「あかちゃんかわいい。」とみんなにこにこ笑顔でした。

授業の様子やふりかえりを読むと、”おへそ”という身近で不思議な存在から、命のつながりを感じとり、おうちの人への感謝の気持ちをもち、胎児のようすなどもっと知りたいと思う子が多くいました。ぜひお子さまと、おなかの中にいた時の様子や、生まれてすぐの様子など、お話をしていただいたり、お子さまのお話に耳を傾けたりしていただければ、と思います。