「逃走中」

 6月12日(水)、「とちのき集会」の枠で、「逃走中」イベントを実施しました。

 今回、とても嬉しかったことは、児童会のアイディアでイベントが進行したことです。発案からルール決め、当日の運営まで、児童会が主体となって実施しました。最後にハンター役を務めていただいた保護者の方にお礼を伝えたり、翌日に職員室へ感謝を伝えたりといったところまで頑張ってくれたので、達成感も大きかったのではないでしょうか。

 もちろん、児童会以外の全校児童もきちんと協力し、思いきり楽しんでくれたようで、なによりです。ある学級では、前日の国語の授業で「つなぎことば」を使って例文を考えたところ、「逃走中」に関連する文章がたくさん出たほどです。

 自分たちが参加していないときに、地階から「にげろ」コールが沸き起こったり、「〇〇さん、にげて!」と声がかかったりしたことも、ひじょうに良い姿勢でした。

 ハンター役&ミッションサポート役の保護者の皆様、ありがとうございました。暑い日になったので心配でしたが、かっこいいハンター姿で、最後まで走りきっていただきました。ラストの「ハンター、全員放出」は、かなりの大迫力でした。

 また、「ハンター役に応募しようとしたら、もう人数達成で締め切られてしまった」という方もいらっしゃったと思います。たいへん失礼いたしました。また、別の機会にご活躍をお願いいたします。

 事前の動画のなかで、校長はあえてサングラスをかけ、「低学年のみなさんも、黒いメガネをかけたハンターさんたちは、ほんとうはとっても優しい人たちだから、追いかけられても、ちっとも怖くないからね」と呼びかけました。リアクションは想像以上で、わざわざ「こわくないんだね、安心した」といったことを言いにきてくれた子が、けっこういました。

 最後に、当日に撮影された写真や動画は、家庭内で楽しむことにとどめていただきますよう、重ねてお願いいたします。ご自身がSNS等にアップしなくても、データを受け取った方がアップしてしまうと大きな問題となりますので、取り扱いにご注意ください。児童はもちろん、ハンター役の保護者のプライバシーにも関わりますので、ご協力ください。

「カメヤマローソクタウン」へ

 6月11日(火)、3年生は、社会科「ものをつくる人びとの仕事」の学習の一環として、「カメヤマローソクタウン」へ施設見学に行かせていただきました。

 工場見学、キャンドルワークショップ(キャンドル作り)、「灯ミュージアム」の見学、「ローソクタウンストア」の見学と、盛りだくさんな内容でした。

 工場見学では、工程ごとに動画で説明を聴き、実際の工場のようすを見せていただきました。見覚えのあるローソクの箱を指さしている児童の姿が印象的でした。

 キャンドルワークショップでは、さまざまな色や形のパーツから、好みのものを選んでキャンドルポットに詰め、上からロウで固定していただき、完成です。世界にひとつだけのキャンドル、最高のお土産ですね。

 「灯ミュージアム」は、幻想的な雰囲気で、香りも炎のかすかな揺らめきも楽しめました。「天井みて、きれい!」などと、(周囲に気をつかい、おさえた声ではありましたが)歓声があがっていました。

 「ローソクタウンストア」では、キャラクターもの、食べ物などをリアルに再現したもの、バースデイ用など、いろいろなローソクやお線香を見学しました。お線香のテスターの香りで、「これ、いいにおい!」と言っていた子が、「猫缶の香り」のテスターで、顔をしかめていたのがおもしろかったです。香りには、好みがありますからね。

 カメヤマ株式会社の方からは、生まれたとき、結婚したときなど、人が生きていくときにともにキャンドルを、という趣旨のお話を伺いました。言われてみれば、まさに人生の節目節目にキャンドルを灯しますね。

 私のそばには、今いっしょに暮しているゴールデン・レトリバーがやってくる前に、15年間、同じ枕で寝ていたパピヨンという品種の犬がいました。毎晩、彼のためにお線香を1本ずつ焚いています。最初は「向日葵の香り」、次に「しゃぼんの香り」、今は「桜の香り」のお線香を使っています。キャンドルもお線香も、何か落ち着いた、静かな気もちにさせてくれるので、これからもたいせつに愛用させていただこうと思います。担当の方には、そんな気もちを伝えてきました。

 3年生のみなさん、「工場でどんなふうにものが作られるのか」だけでなく、「作ってくださる方の思い」を想像してくれると、良い学びになると私は思います。

「生と性」を考える、いのちの学習

 6月10日(月)、伊賀市から助産師相談室『いのちのかがやき』の林みち子さんにお越しいただき、5年生を対象に「ホンネで話そう!生と性 ~しあわせな大人になろう♡~」と題してお話いただきました。
 最初に、「きちんと並ばなくていいから、見えるところまでおいで」「私のことは、は~ちゃんと呼んで」というふうに柔らかく接していただきつつ、「おしゃべりはやめて。話す人にも聴きたい人にも失礼」「性に関する話でニヤニヤするのは間違い」と、大切なところはぴしゃりと押さえていただきました。

 「みんな、最初は0.13mmの受精卵だった」「『いやだ』と1回言われてやめないのは、かっこ悪い」「人間の脳は、欠けているところが気になるようにできているけれど、他人と違うところばかり見てもしかたない」「チンパンジーと人間の違いは大脳で、そこで人は考える」「性別は、心で決める」「口と、下着でかくれる部分は、許可なしに見たり(口は見えるけど)、触ったりしてはいけない」など、大切なキーワードがいっぱいのお話でした。

 最後は、「『あたりまえ』の反対は『ありがとう』」ということで、「『ありがとう』『ごめんなさい』で気もちを伝えなきゃだめ」とまとめていただきました。

 妊婦体験や赤ちゃんを抱く体験もさせていただき、貴重で大切な機会となりました。

 また、急な連絡にも関わらず、一緒にお話を聴きにきてくださった保護者の方々、ありがとうございました。今回のお話が、それぞれのご家庭に広がっていけば素晴らしいことだと思います。

租税教室

 6月7日(金)、ゲストティーチャーの方々をお招きし、6年生を対象に「租税教室」を実施しました。

 正直、私は税金のことはうといのですが、子どもたちは興味をもって臨み、楽しく税を学ぶ時間となりました。

 最初に、〇と×のうちわを配付していただき、クイズ形式で学習が進みました。自然に全員参加ができる、良い方法ですね。

 また、1億円のレプリカを使って、「これを使って学校をよくするには、どうすれば良いか」というテーマでグループワークをし、発表の場をもちました。子どもたちはピュアです。悪いおとなのように、「ギャンブルで3倍にしたる!」などと言わず、真剣に話し合っていました。

 ほかに、国の借金について、「少しずつ返済しているけれど、結果的に増え続けている」ということにショックを隠せないようすも見受けられました。

 この授業の最初に、「税金を払いたいですか?」と尋ねられたときには、子どもたちはみんな×のうちわを上げていたようですが、授業を受けて、税金が自分たちのために使われているとわかり、「払ってもいいかな」というふうに意識の変容がみられたようです。

 納税は、国民の三大義務のひとつです。今回の「租税教室」をきっかけに、子どもたちが少しでも税に関心をもち、税の使われ方に興味をもってくれれば良いと思います。

よみきかせ

 報告が遅くなってしまい、たいへん失礼なことをしてしまいましたが、先週6月5日(水)、1・2年生を対象に、ボランティアさんによる絵本の読み聞かせをしていただきました。

 本当は全クラスの写真を撮ったのですが、個人情報に抵触する撮り方をしてしまいましたので、3学級ぶんだけ、読み聞かせ風景をアップさせていただきます。

 この日の絵本は、食べ物を題材にした作品が多かったので、恥ずかしながら、私は朝からおなかがすいてしまいました。

 今までも読み聞かせの効果はたくさんの場面で感じてきましたが、この日は、あらためて読み聞かせというもののもつパワーを感じた朝となりました。

 なにしろ、児童たちの心がぐいぐいひきつけられていくのが、少し教室をのぞいただけで、よくわかるのです。ボランティアの方々の技量、作品のもつ魅力、子どもたちのためにたくさんの本のなかから選んでいただいたセンス、そういったもののおかげだったのでしょう。

 話は脱線しますが、私は本が好きです。本を集中して読みたくて(かといって全くの無音の環境もなんだか違うと思ったので)、わざわざ電車に乗ったこともあります。昨日も、好きな作家のシリーズものの本を久しぶりに読むことで、幸せをかみしめました。

 書店も、好きです。インターネットで本を買うこともありますが、書店に行き、自分が読んだことのない作家の本を手にしたり、ジャケ買い(というのはCD等だから、正確には表紙買いでしょう)をしたり、という楽しみも味わいます。神社やお寺でいただく「御朱印」の書店ヴァージョンである「御書印」も集めています。

 別に、そんな趣味を子どもたちにおしつけるつもりはありません。ただ、本の魅力を知ると、世界が広がると思うのです。想像力を養うにも最適だと思います。

 世の中、そんなにおもしろい本ばかりではないし、誰かにとって最高の本が、別の人にはハマらないことも普通です。

 でも、子どもたちの無限の可能性をさらに広げてくれるものとして、良い本と出あわせてあげたいなぁ、というのが私の願いです。

 そういう意味でも、ボランティアの皆様には、いくら感謝してもたりないくらいの思いです。「今日は、この本で子どもたちをわくわくさせてあげたい」という良い意味の「たくらみ」をもって、子どもと本とをつないでくださるのですから。

3年生の施設見学

 6月6日(木)、3年生が「マックスバリュ亀山店」様に施設見学に行きました。

 3年生は事前に質問を考えるなど、準備をしたうえで当日に臨みました。

 ふだんは入れないバック部分に入れていただいたり、大きな冷蔵庫を見せていただいたり、おすすめ商品の陳列について学んだりと、子どもたちは大興奮だったようです。

 一人ひとりが書いた感謝のメッセージを、「マックスバリュ亀山店」様にお届けするので、どこかに飾ってもらえるかもしれませんね。

亀山高等学校との交流授業

 6月6日(木)、本校4年生が亀山高等学校へ行き、システムメディア科3年生との交流授業をおこないました。

 「高校生が贈る、夢の羅針盤」という形で、亀山高等学校の各科の説明などを高校生から直接していただき、さらに将来の夢や進路などについて話してもらいました。

 小学生からは、「高校には、どんな教室がありますか?」「文化祭はありますか?」「高校生になって良かったことや、たいへんなことは何ですか?」などの質問が出て、楽しい雰囲気の交流となりました。

 中学生と高校生が交流することはあっても、小学校と高校生が直接話し合い、交流するという機会はとても貴重で、小学生にとっても、高校生にとっても、たいへん有意義だと思います。

 4年生のみなさんも大喜びで、「はやく高校生になりたい!」などと言っていた子もいたそうです。

 小学校と高等学校とが隣り合っているからこそ、できることかもしれませんが、こういった交流は、今後も大切にしていきたいです。

 この交流のようすは、6月7日(金)の伊勢新聞の朝刊で写真とともに紹介されました。喜ばしいことですが、4年生児童の名まえが間違えて掲載されてしまったのは、たいへん残念です。

 また、Z―TVでの放送もあるそうで、放送予定時間は下のとおりです。

  【月曜】18:00~、20:00~、22:00~、23:00~

  【火曜】6:15~

  【水曜】8:00~、10:00~、12:30~、16:00~

令和7年度用中学校教科用図書見本の展示について

 令和7年度から、「中学校の」教科用図書が新しくなります。

 展示会のご案内文書につきまして、日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語のそれぞれを添付させていただきます。よろしければ、お運びください。

アウトリーチとわくわくひがしっこ

 6月5日(水)、今年度最初のアウトリーチ活動(文化芸術)として、3人の方にお越しいただき、4年生がソプラノ&ピアノコンサートを鑑賞させていただきました。

 4年生の音楽科「鑑賞」には、「歌の響きを感じとろう」という単元がありますが、オペラ歌唱などの「本物」に接する機会はとても貴重で、なかなか贅沢な時間となりました。

 ただ単に鑑賞するだけでなく、ミュージカル仕立ての一幕に参加させていただく場面もありました。ラチェットを使って音を出すことで、ねじまき人形に扮した方が元気になっていくという演技だったようで、児童たちも大満足のようすでした。

 コンサートの時間、校長は別室で「亀山東小学校放課後子ども教室『わくわくひがしっこ』 第1回推進委員会」に出席させていただきました。

 今年度の教室数は18あり、学習アドバイザー、安全管理員、コーディネーター合わせて50人以上の方に支えていただいているということで、今の子どもたちが少しうらやましくなりました。こんなに幅広く充実した内容の教室から選んで参加できるのですから!

 会議後、実際に活動しているところを回らせていただきましたが、児童の目の輝きで、まさに「わくわく」しながら楽しんで活動しているのがよくわかりました。今年は「亀山文化年2024」ということで、さまざまな企画があると伺っています。将来、「ひがしっこ」のなかから、文化芸術等で才能を発揮してくれる人が現れるかもしれませんね。もちろん、才能を開花させ、有名になるのがすべてではありません。生涯にわたって続けていける趣味や、ふとしたときに気分転換できる何かが見つかれば、それはとても幸せなことだと思います。

 「楽しもう川柳」の教室におじゃました際、「今日は『夏』がテーマです。校長先生も、ぜひ」と言われ、戸惑いました。正直、俳句や短歌ではなく、季語も切れ字もない川柳を、かえって難しいものに感じました。子どもにもわかるものにしたいし、がんばっている子たちを前に降参もできず……苦し紛れにひねりだした一句が、「かきごおり花火に見とれ水ばかり」でした。お粗末!

 その後、なんと「楽しもう川柳」教室の児童が、私の川柳を短冊に書いて届けてくれました。ありがとう!校長室に飾ってあるからね!

 「推進委員会」冒頭、校長あいさつのなかで、性懲りもなく犬の話をしてしまいました。お恥ずかしい限りです。その後、「うちは豆柴で」「うちには犬がいません」「うちにはいます」と繋げていっていただいたあたたかさに感謝です。また、夜の散歩中には、学習アドバイザーを務めていただいている方ともお互い犬連れでお会いでき、楽しいお話をお聞かせいただきました。亀山東小学校の大きな「強み」のひとつは、地域の方々にあたたかく繋がっていただけていることだと日々、感じています。

プールそうじ

 6月4日(火)は好天に恵まれ……恵まれすぎて暑い日となりました。6年生によるプールそうじには絶好の日で、はりきってプールとプール周りをきれいにしてくれました。

 大・小それぞれのプールについて、壁チームと床チームとが編成され、泥や水をすくったり流したり、汚れをこすり落としたりと、まさに大活躍でした。先生たちから見る限り、想定以上の成果をあげてくれたようです。

 また、プールサイド、更衣室、トイレ、シャワー周辺の担当となった児童も、それぞれの場所で力を発揮してくれました。さらに、縁の下の力持ち的役割だったのが、道具洗いと整理の担当児童です。各担当の活躍を支えてくれました。道具の準備なくして、そうじはできませんからね。

 このように、見てきたかのように書きましたが、実は校長は、3年生の「はじめての金づち」が心配で、そちらに付きっきりで、6年生の活躍をリアルタイムでは見られませんでした。6年生のみなさん、ごめんなさい。とても感謝しています。3年生の釘うちはやはり児童によってまちまちで、おっかなびっくり金づちを振るう子もいれば、妙に大胆に打つ子、先生から「終わり」の指示が出てもやめない子がいて、「付き添っていてよかった」と思いました。

 報告が遅れましたが、6月3日(月)から、廣森多美子介助員が着任しました。介助員が1人欠員状態であった本校にとっては、とてもありがたいことです。今までに介助員経験はないとのことですが、見守るおとなが増えることは、子どもの安全に直結しますので、大切なことだと捉えています。