紙の本

 12月11日(水)、今日は図書館ボランティアさんの本年の活動の最終日でした。ひとあし早く……というか、ずいぶん早く「よいお年を」のご挨拶をしました。

 校長が教員になってしばらくは、学校に学校図書館司書さんも図書ボランティアさんもいないのが普通でした。図書館担当になると、授業や部活動指導を担当しながら、予算を考えて買う本を選び、本屋さんに発注したり、(PCではなく台帳で)蔵書管理をしたり、利用者数を記録して報告したり、本の修理をしたり、図書館の飾りつけをしたり……と、とても忙しい日々だったのをよく覚えています。

 だからこそ、学校図書館司書さんが児童のリクエストに合わせて本を選び、おすすめしてくださっている場面や、図書ボランティアさんが本の整理や修理をしていただいている場面を見ると、ありがたくて手を合わせたくなるほどです。

 小学校でも、最近「電子図書館」が導入され、本によっては、「貸し出し中」がなく、誰でも好きなときにタブレット端末で読める環境が整いました。これも、ありがたいことです。同時に何人かの児童が同じ本を読めるなんて、夢のようです。また、期限がくると「自動返却」されるので、この機能もたいへん便利です。

 今、一部の人たちのなかで、SNS等に比べる形で、テレビのことを「オールドメディア」などと呼ぶ風潮があるようです。私は、どちらもそれぞれ、必要なものだと思っていますが、この考え方にならうと、電子の本に比べて紙の本は「オールドメディア」になってしまうのでしょうか。

 でも、これまた、どちらもメリットとデメリットがあり、共存しうると私は考えます。そして、学校のなかで学びの中心ともいえる学校図書館を、児童たちの大事な居場所にしたいです。

 冬休み、じっくりと紙の本をめくる時間を、大切にしたいと思います。

 児童にも、紙の本に慣れ親しんでほしいなぁ……と、願っています。

人権集会 ~LGBTQ~

 12月10日(火)、5年生が人権集会を開いていました。テーマは、「いろいろな性」でした。

 LGBTQの人は約8.9%、ざっくり言って10人に1人はいろいろな性の人がいるため、決して特別な話ではないということで、大事なテーマだと思います。

 校長も、先週末の「ヒューマンフェスタIN亀山」に参加し、同じテーマの講演を聴かせていただき、グループで話し合ってきました。

 たとえば体の性と心の性が異なっている場合など、小学生の頃から意識するケースも多いと思います。そういった児童が、ひとりで悩まないよう、「特別なことじゃない」という考え方が社会に広がっていけば良いと思うし、そうなるようにできることから取り組みたいと思います。

 たとえば、プレゼント企画のアンケートなど、今は「男」「女」の二択ではなく、「その他」とか「無回答」などの選択肢が増えてきたことを、喜ばしく思います。

交番のしごと

 お知らせが遅れてしましましたが、12月4日(水)に、3年生が「交番のしごと」について学習しました。

 江ケ室交番からおふたりの警官の方にお越しいただき、児童の質問を元にしたお話をしていただきました。

 警棒や手錠といった、なかなか「本物」を見せていただく機会のないものも紹介していただき、たいへん興味深い内容の学習となりました。

 外では、パトカー内の備品について教えていただき、実際にサイレンも鳴らしていただきました。

 どろぼうだけじゃなく、サルがあらわれて出動することも多いとのことでした。

 サルといえば、5日(木)の夕刻に、椿世の坂にサルの群れがいるとの情報をいただき、亀山東小学校の職員4人で駆けつけました。到着したときには、歩道いっぱいにサルが広がっていたので、さすまたや花火で追い散らしました。

 児童が安全に下校することができ、ひと安心でした。

外あそび ~Kameyama Sports Week~

 11月28日(木)から12月4日(水)まで、「Kameyama Sports Week」という体力向上や体を動かす習慣づくりを目指した1週間が設定されていました。

 亀山東小学校では、全校児童に対して「寒くても、外で遊ぼう」の呼びかけをおこないました。 

 児童たちは、縄跳びやサッカー、ドッジボールや遊具での遊び、竹馬やおにごっこ……と、日々、自身の体調に合わせて、のびのびと遊んでいます。

 また、本校には陰涼寺山があります。平坦なところを走るだけでなく、起伏のある場所で遊べることは、児童の体力向上にとても役立っていると思います。陰涼寺山の木々もずいぶん色づき、私たちの目を楽しませてくれています。

 たとえばドッジボールを投げることで腕の筋肉を鍛え、竹馬でバランス感覚を磨き、縄跳びで脚力をつけ……と、いろいろな遊びを経験し、楽しみながら健康な体をつくっていってほしいと願います。

 時間を守って遊びを終えること、道具の片づけや手洗いなどの後始末をきちんとすること、そういった体力以外のことも身につけられるので、「あそび」といっても、大切な活動だと、私は考えています。

 これからも、よく遊び、よく学ぶ児童であってほしいです。

6年生~大市へ向けて

 12月6日(金)、大市へ向けた起業に関する授業の一環として、百五銀行の方々にお越しいただき、学習の場をもちました。

 新紙幣に関する内容に始まり、児童からの事前の質問に答えていただく形で、赤字を出さないためにはどうすればよいか、おつりの準備はどうすべきか、お金の管理のしかたなど、多岐にわたって教えていただきました。

 最後には、模擬紙幣を使って、お金の数え方を実践的に学習しました、左手の中指と薬指の間にはさんで……と、最初は苦戦していた子たちもしだいにできるようになっていき、自然に「楽しい!」の声もあがっていました。

 百五銀行の若手行員さん3人が説明を担当していただいたので、フレッシュで親しみやすい学習となったように感じました。

 今回の授業には、Z-TVさん、三重テレビさん、伊勢新聞さんの取材も入りました。三重テレビでは、今夜21:55~22:10の『三重テレビニュースウィズ』または23:15~23:20の『中日ニュース』の枠でオンエアされる予定だそうです。

プラネタリウム体験

 12月3日(火)、4年生の理科の授業の一環で、プラネタリウム体験を実施しました。

 プラネタリウムの準備および映写、解説等は、「坂下星見の会」から4人の方々にお越しいただき、担当していただきました。

 前半は、この時期の一晩の星の動きを、冬の大三角や双子座流星群のこと、今年かぎりで来年は見られない木星を含むもっと大きな三角のこと等をまじえて教えていただきました。児童からは、歓声のあがる場面がたくさんありました。

 後半は、3D映像を用いて、地球から遥か彼方まで離れる旅を擬似体験させていただきました。児童のリクエストにこたえて、ブラックホールにも寄り道してもらいました。最後は、着地ではなく、海に着水しました。

 とにかく、全篇、迫力ある美しい映像で、楽しくてためになる貴重な体験となりました。坂下星見の会さま、ありがとうございました!

「オリジナルクリスマスカードを作ろう!」

 11月27日(水)、図書ボランティア・図書委員会共同イベントとして、「オリジナルクリスマスカードを作ろう!」が開かれました。

 とても盛況で、「キラキラのシール貼ったよ!」「サンタクロースにしよっか、靴下にしよっか」などの声があがり、見ていてもワクワクが伝わってくる雰囲気でした。

 今回は奇数学年でしたが、次は、偶数学年を対象に、12月4日(水)に開催されます。

あったかいね、おいしいね

 6年生、5年生が家庭科の調理実習をおこない、それぞれオニオンスープとお味噌汁を校長室に届けてくれました(教頭にも、届いていました)。

 「玉ねぎ切るとき、泣いた?」などと質問し、ありがたくいただきました。とっても、おいしかったです。

 「おいしかった」といえば、この前の24日(日)には、二本松地区の世代交流行事に、職員3人でおじゃましてきました。午後におじゃましたとき、子どもたちはビンゴゲーム大会で盛り上がっていました。午前中、子どもたちは、ご高齢の方からグラウンドゴルフを教わり、楽しんだそうです。このときにも、あったかい食べ物をたくさんいただき、お腹いっぱいになりました。

 寒暖差が厳しく、「乱高下」などと言われていますが、寒いときに、あったかいもの、おいしいものをいただくと、とても幸せな気分になりますね。

 みなさん、あったかいもの、おいしいものをどうもありがとうございました。ごちそうさまでした!

安全運転について

 現在、亀山東小学校の玄関前には、写真のような「登下校時 送迎車両進入禁止」の手づくりの看板を立てさせてもらっております。以前は、登下校する児童がいるにも関わらず、送迎車両がプール側や地階周辺まで入り込み、かなり危険な状態であったと聞いています。現在は看板にありますように「進入禁止」にご協力いただいております。子どもたちの安全のため、今後もよろしくお願いします。

 また、朝、交差点で登校の見守りをさせてもらっていると、いまだにスマートフォンを片手に通話しながら交差点を曲がってくる車両があります。信号が黄色から赤に変わっても交差点を強引に右折してくる車両もあり、歩行者用信号が青になっても児童が横断歩道を渡れないことがあります。ほかにも、聞いた話ですが、横断歩道を渡ろうとしたら車が止まってくれたので、安心して歩き出そうとしたところ、止まってくれた車を追い越して走ってきた車両があったそうです。

 おとなの運転マナーを、子どもは見ています。危険な運転をする車両は、亀山東小学校の保護者、関係者ではないでしょうけれど、だれがどんな事故に巻き込まれるかわからない状況は、たいへん問題です。

 あわただしい朝の時間、帰りの時間ではありますが、ゆとりをもった運転を心掛けたいものです。

プログラミング学習

 一部の新聞でも紹介していただきましたが、11月21日(木)に、亀山高等学校のシステムメディア科の高校生を迎え、5年生はプログラミング学習をおこないました。

 「プログラミングで広がる夢」というテーマで、プログラミングの基礎を教わる5年生は、ふだん以上にいきいきしていたように思います。

 なにも将来、プログラマーにならなくても、「プログラミング的思考」というものは、現代を生きるうえでたいへん役立つものなのではないでしょうか。