陰涼寺山の整備

 6月27日(木)、以前からお願いしていた、陰涼寺山の樹木の伐採をしていただきました。立ち枯れになった桜が倒れるとたいへん危険ですし、運動場側の斜面の樹木についても腐敗がみられるため、安全のために伐っていただきました。

 当初、費用の関係で優先順位を考え、その2本のみの伐採という契約だったのですが、「時間的に余裕もあるから」と、横に大きく枝をのばしていた楠についても、枝をはらっていただきました。さらに、本来なら木を切り倒すだけのところを、山からおろして細かく割っていただく作業までしていただきました。

 こうして、「子どものためなら」と学校を支えていただける方々のおかげで、今の亀山東小学校の環境はあります。ありがたいことです。

引き渡し訓練のお礼

 昨日6月26日(水)には、緊急時引き渡し訓練を実施させていただきました。

 今回は、「台風の影響で暴風雨警報が発令され、児童だけでの下校が困難である」という設定で、体育館での引き渡しとさせていただきました。

 メールを確認していただき、それに回答して送信のうえ、引き渡しのための整理券を受け取って児童をお迎えいただいた保護者の皆さま、ありがとうございました。今回はお仕事等でご参加いただけなかった保護者の皆さま、できましたら、体育館でのようすをお子様から聞いておいていただくとありがたいです。

 子どもたちが体育館に避難してくる表情はけっこう真剣で、よかったと思います。集合してから、お迎えを待つあいだ、どうしてもおしゃべりをしてしまう子もいましたが、6年生はさすがに落ち着いていて、その場で「さすが6年生」と評価しました。おしゃべりしてしまうと、お迎えの方が到着しても、名まえを呼ぶ声が聞こえませんからね。

 引き渡しの「本番」がないことが望まれますが、もしも実際に引き渡しをしなければならなくなった際には、マニュアル通りにはいかないことも多いと思います。道路網の寸断や家屋の倒壊、停電をはじめとするライフラインの寸断等、何が起こるかわかりません。

 昨日の職員会議で、校長から職員に向けて、「マニュアルからの脱却」について話しました。マニュアルはたいへん有効ですが、万能ではないと考えます。いざというとき、命を、安全を守るために、その場でできる最善を考え、実行に移すことはとても重要です。職員一同、柔軟な判断ができるような危機管理を目指します。

植物と人間と

 写真は、5年生が育てているバケツ苗、1年生が育てている朝顔、そして栽培委員が校門前に植えてくれたマリーゴールドです。

 植物はしゃべりませんが、愛情をこめて水をあげ、お世話することで、ぐんぐん成長し、私たちの目を楽しませてくれます。

 植物を眺めて癒されるとき、「ここに植えてくれた人がいるんだな」「お世話をしてくれる人がいるのかな」などと、ついつい想像します。

 

 学校は、社会の縮図です。いろんな人が一緒に生活しています。

 自分とほかの人とは、考えることや思うことが違います。

 ときには、気もちのすれ違いや、ぶつかりあいが起こります。

 でも、それを解決するのに、暴力やいじめのような手段をとることは、ぜったいに許されません。

 植物と違い、私たちにはことばがあるのですから、きちんと話し合うべきです。

 植物を植え、育てている人がいるように、一人ひとり、だれもが支えられ、応援されて生きていきたいし、ときにはだれかを支え、応援することを自分の喜びにしていきたいです。

 おたがいに支え合い、応援しあって、まいにち安心して過ごせる学校でありたいです。

4年生 キャリア教育

 6月25日(火)、4年生を対象としたキャリア教育の授業を実施しました。ゲスト・ティーチャーとして、本校の学校運営協議会委員もしていただいている森 敏子さんにお越しいただきました。

 森さんは、亀山トリエンナーレの実行委員を務めていただいていますので、過去のトリエンナーレの動画をみせていただきながら、貴重なお話を聴かせていただきました。

 ご自身のこれまでのことを語っていただく場面では、子どもたちの心に響くおことばをたくさんいただきました。

 例えば、「好きなコト、好きなモノ、好きなヒトが人生にはいちばん大事」というお話は、子どもだけではなく、おとなにも響く内容だと思います。

 それから、「夢」を「夢」で終わらせずに「目標」に変え、「とにかくやり続ける、途中であきらめない」、そうすれば実現するというお話も、実際に画家という夢を叶えられた森さんだからこそ、説得力をもって胸に迫りました。

 子どもたちは、自分なりに考えた質問をしていましたが、それに対して森さんは、「それは良い質問ですね」「それは私の話のなかにでてきたことですが」などとおっしゃりながら、一つひとつ丁寧にお答えいただきました。

 今日のお話を聴いて「泣きそうになりました」と、森さんに伝えていた子もいました。

 また、見せていただいた抽象画に対して、「水がはじけたみたい」などと、鋭い感性で表現していた子もいました。

 「生き方を考える」というとおおげさかもしれませんが、今回のお話は、自分の「これから」について考えるきっかけをいただけたと思いますし、人生の彩りのようなものを自然に教わるような機会だったと思います。

調理実習

 5月9日の記事で、6年生の調理実習「野菜炒めとスクランブルエッグ」を紹介させていただきました。その後も、調理実習は継続的におこなわれています。コロナ禍ではできなかったことが、今できている幸せをかみしめながら、子どもたちが「食べてください!」と持ってきてくれる料理も、おいしくかみしめています。

 中央の写真「ジャーマンポテト&ピーマンと小魚の炒め物」は6年生がつくってくれたものですが、両端は、5年生の手によるものです。

 包丁を使う活動であるため、いろいろ心配をしてしまいますが、慣れた手つきの子どもも多く、家でお手伝いをしているのかな、と想像します。

 「危険だから」と遠ざけていては、身につかないものがあります。刃物だけでなく、火に関するものや、例えばインターネット機器なども、そうだと思います。

 危険なものは、おとなが見守りながら安全に扱えるスキルを身につけさせ、やがては一人ででも安全に使えるようにしていきたいですね。

 調理実習の料理を持ってきてくれる子に、「苦労したのはどこ?」と聞くと、「硬めの野菜を切ること」や「火を通す時間」などと、答えてくれます。「愛情、こもってる?」と聞くと、「もちろんです」と答えます。学校で習った料理を、家でも家族にふるまえたら、素晴らしいことですね。もちろん、家族への愛情をこめて。

プール開き

 6月17日(月)、皆さまのおかげをもちまして、プール水泳を開始することができました。

 「おかげをもちまして」は、決して誇張ではありません。PTA奉仕作業において、プールサイドの草抜き、よしず張り、パネル取り付け等をしていただけたからこそ、今日を迎えることができました。もちろん、プール掃除をがんばってくれた6年生、その後にぬめり取りを含めて清掃していただいた業者の方々、さらにプールに水を入れるための給水ハンドルと弁に関連する工事をしていただいた業者の方々など、だれが欠けても安全にプール水泳を始めることはできなかったと思います。ほんとうに感謝しています。さきだって、プールに落ち葉が入らないよう、樹木の伐採をしてくださったPTA役員さんもみえました。

 職員は、プールの水の状態を安全に保つため、休日にも薬剤投与をおこなうなど、水質管理等に努めてまいりました。だれもが目的は同じ、「子どもたちにとって、安全で楽しいプール水泳をさせてあげたい」という思いです。

 プール開き当日は、「ちょっと冷たい」などと言いつつ、子どもたちの元気な歓声が響き渡っていました。「この週末にも、梅雨入りでは」という話も聞かれますが、せっかくの機会ですので、楽しいプール水泳の時間を確保したいものです。

 ただ、先日もお伝えしましたとおり、手足口病などの症状がみられる場合には、残念ですが、入水は見送ってください。

 保護者の皆さまには、水着をはじめとする準備物の用意や洗濯など、しばらくご協力いただくことになりますが、よろしくお願いします。

 事情により、ホームページの更新が滞っておりました。申し訳ありません。「読んでますよ」という声をいただくことも多いので、できる限り、日々の子どもたちのようすをお伝えしていきます。

【注意】手足口病の感染拡大防止のために

 現在、本校を含む市内において、手足口病の感染がみられます。

 ウイルス性の病気で、初夏から流行する傾向があります。

 病名のとおり、手のひらや足のうら、口の中に水ぶくれのようなものが発生します。発熱があってもあまり高熱にならない場合もありますし、熱が出ないケースもあるようです。

 口の中にできた水疱がつぶれ、口内炎のように見えることもあります。お子様が、ものを食べにくそうに、あるいは飲みにくそうにしている場合、あるいは食べたがらない、飲みたがらない場合など、要注意です。のどの痛みがある場合には、口の中の確認をお願いします。

 症状は比較的早くおさまることが多いと言われていますが、その後も2週間程度、感染力をもち続けるため(場合によっては4週間程度も)、注意が必要だそうです。

 プール水泳でうつることも確認されていますので、手足口病が疑われる症状のある場合、入水はしないでください。

 お医者さんからは、インフルエンザのように「〇日までは学校を休ませてください」という指示は出ませんが、欠席ではなく出席停止の扱いにさせていただきますので、無理に登校させて他の児童にうつしてしまうことのないよう、ご協力ください。出席停止の用紙につきましては、本校ホームページからダウンロードしていただくこともできますし、用紙をお渡しすることもできます。

 症状には、個々により差があり、子どもによっては重症化してしまうこともあると聞いています。感染拡大防止にご理解とご協力をお願いします。

救急救命講習

 来週から始まるプール水泳に備え、6月12日(水)、職員の救急救命講習を実施しました。

 亀山消防本部の方にお越しいただき、AEDの使用、胸骨圧迫、人工呼吸等、救急車到着までにできることを学びました。

 さて、基本的に毎日の更新を目指している本HPですが、本日のように校務多用の場合や、来週月曜のように校長が出張する場合など、更新されないこともございます。ご容赦ください。

「逃走中」

 6月12日(水)、「とちのき集会」の枠で、「逃走中」イベントを実施しました。

 今回、とても嬉しかったことは、児童会のアイディアでイベントが進行したことです。発案からルール決め、当日の運営まで、児童会が主体となって実施しました。最後にハンター役を務めていただいた保護者の方にお礼を伝えたり、翌日に職員室へ感謝を伝えたりといったところまで頑張ってくれたので、達成感も大きかったのではないでしょうか。

 もちろん、児童会以外の全校児童もきちんと協力し、思いきり楽しんでくれたようで、なによりです。ある学級では、前日の国語の授業で「つなぎことば」を使って例文を考えたところ、「逃走中」に関連する文章がたくさん出たほどです。

 自分たちが参加していないときに、地階から「にげろ」コールが沸き起こったり、「〇〇さん、にげて!」と声がかかったりしたことも、ひじょうに良い姿勢でした。

 ハンター役&ミッションサポート役の保護者の皆様、ありがとうございました。暑い日になったので心配でしたが、かっこいいハンター姿で、最後まで走りきっていただきました。ラストの「ハンター、全員放出」は、かなりの大迫力でした。

 また、「ハンター役に応募しようとしたら、もう人数達成で締め切られてしまった」という方もいらっしゃったと思います。たいへん失礼いたしました。また、別の機会にご活躍をお願いいたします。

 事前の動画のなかで、校長はあえてサングラスをかけ、「低学年のみなさんも、黒いメガネをかけたハンターさんたちは、ほんとうはとっても優しい人たちだから、追いかけられても、ちっとも怖くないからね」と呼びかけました。リアクションは想像以上で、わざわざ「こわくないんだね、安心した」といったことを言いにきてくれた子が、けっこういました。

 最後に、当日に撮影された写真や動画は、家庭内で楽しむことにとどめていただきますよう、重ねてお願いいたします。ご自身がSNS等にアップしなくても、データを受け取った方がアップしてしまうと大きな問題となりますので、取り扱いにご注意ください。児童はもちろん、ハンター役の保護者のプライバシーにも関わりますので、ご協力ください。

「カメヤマローソクタウン」へ

 6月11日(火)、3年生は、社会科「ものをつくる人びとの仕事」の学習の一環として、「カメヤマローソクタウン」へ施設見学に行かせていただきました。

 工場見学、キャンドルワークショップ(キャンドル作り)、「灯ミュージアム」の見学、「ローソクタウンストア」の見学と、盛りだくさんな内容でした。

 工場見学では、工程ごとに動画で説明を聴き、実際の工場のようすを見せていただきました。見覚えのあるローソクの箱を指さしている児童の姿が印象的でした。

 キャンドルワークショップでは、さまざまな色や形のパーツから、好みのものを選んでキャンドルポットに詰め、上からロウで固定していただき、完成です。世界にひとつだけのキャンドル、最高のお土産ですね。

 「灯ミュージアム」は、幻想的な雰囲気で、香りも炎のかすかな揺らめきも楽しめました。「天井みて、きれい!」などと、(周囲に気をつかい、おさえた声ではありましたが)歓声があがっていました。

 「ローソクタウンストア」では、キャラクターもの、食べ物などをリアルに再現したもの、バースデイ用など、いろいろなローソクやお線香を見学しました。お線香のテスターの香りで、「これ、いいにおい!」と言っていた子が、「猫缶の香り」のテスターで、顔をしかめていたのがおもしろかったです。香りには、好みがありますからね。

 カメヤマ株式会社の方からは、生まれたとき、結婚したときなど、人が生きていくときにともにキャンドルを、という趣旨のお話を伺いました。言われてみれば、まさに人生の節目節目にキャンドルを灯しますね。

 私のそばには、今いっしょに暮しているゴールデン・レトリバーがやってくる前に、15年間、同じ枕で寝ていたパピヨンという品種の犬がいました。毎晩、彼のためにお線香を1本ずつ焚いています。最初は「向日葵の香り」、次に「しゃぼんの香り」、今は「桜の香り」のお線香を使っています。キャンドルもお線香も、何か落ち着いた、静かな気もちにさせてくれるので、これからもたいせつに愛用させていただこうと思います。担当の方には、そんな気もちを伝えてきました。

 3年生のみなさん、「工場でどんなふうにものが作られるのか」だけでなく、「作ってくださる方の思い」を想像してくれると、良い学びになると私は思います。