修学旅行レポート2 だれのおかげ?

 順調にバスは走り、大津サービスエリアを出発しました。

 バス内、児童発案のレクリエーションなどで盛り上がっています。

 天気は、まさに秋晴れです。だれのおかげでしょう?それぞれが、「自分の日頃のおこないがいいから」など主張しますが……。

修学旅行レポート1 笑顔で出発!

 予定どおりの時刻で、6年生を乗せた修学旅行のバスが出発しました。

 出発式で、校長から3つの話をしました。

 その1:写真撮影のこと。みんなの嫌がるような写真は撮らないので、先生たちがたよりやホームページ、みんなの授業などで使うための写真を撮ることをわかってください。

 その2:ひとを大切にすること。おとなになってから笑って話せる楽しい修学旅行にするために、友だちを大切にしましょう。また、柳原銀行などを訪れ、差別をなくすために行動した歴史を学びますが、そこで知った差別のことばで、ひとをからかったり、ふざけたりすることは絶対にしないでほしい。

 その3:ものを大切にすること。重要文化財など、歴史的価値のある場所にも行くので、決して傷つけない。また、ユースホステル内の備品なども大切に扱いましょう。もちろん、鹿のいやがることをしません。

 実行委員のかけ声で、「楽しむぞー、オー!」と声をあげ、体育館を出ました。

 見送りの先生方も、大きく旗を振っていただきました。

 2日間、このホームページで行動のようすをお伝えしますので、保護者の皆さま、よろしくお願いします。

とちの実、ひとつ。

 今朝、交通指導から戻る途中、ひとりの児童から、「とちの実ひろった。見て」と声をかけられました。

 全校集会のことを「とちのき集会」と呼ぶように、玄関前に植わっているとちの木は亀山東小学校のシンボルのひとつです。それが今、たくさんの実をおとしています。

 なんでもないことですが、拾ったとちの実を大切そうに見せてくれる児童の姿に、朝から癒され、こころ洗われる思いでした。うまく説明できませんが、とても子どもらしい純粋なものを感じて、なんだか嬉しくなったのです。

 中原中也の詩に、『月夜の浜辺』があります。月夜の浜辺で拾ったボタンを、何かの役にたてようと思ったわけではないが、捨てるにしのびなく、袂(たもと)へ入れて持ち帰るという内容です。

 とちの実もボタンも、一見無価値のようでいて、その人にとっては大切にできるものがあるのでしょう。とちの実を見せてくれた子に、もう一度「ありがとう」と言いたいです。

 ほんとうは、図書ボランティアさんのこと、とちのき集会のこと、ご寄贈いただいた雑巾のこと等、ホームページに書くべき記事がまだまだあるのですが、追いついていません。ご容赦ください。

 月曜は、校長は早朝より東京へ日帰りで出張しますので、亀山高校前交差点には立てません。今日のように、いきなり歩道から車道へおりる子がいなくて、みんなが安全に登校してくれることを祈ります。

一二三会さまの剪定作業

 ご報告が遅れてしまいましたが、先週末9月20日(土)と21日(日)の日程で、本町一二三会さまが、本校の正門側の垣根を剪定してくださいました。

 たいへんていねいに刈り込んでいただき、新芽も取っていただけました。とてもすっきりして、「学校の顔」というべき部分を整えていただけたこと、ことばでは言い尽くせないほど感謝しております。ほんとうに、ありがとうございました。

 昨年度、校長はご挨拶に出向いたのですが、私が行くよりももっと早い早朝に作業を終えられていましたので、ご挨拶は叶いませんでした。今年度につきましては、別の用件もございまして、またもご挨拶できなかったこと、お詫び申し上げます。

わくわくコンサート(3年生)

 9月25日(木)、3年生を対象に、文化芸術アウトリーチ活動の一環として、「ピアノ・マリンバ・パーカッション わくわくコンサート」を実施しました。

 3人の演奏者の方にお越しいただきました。『道化師のギャロップ』『カルメン幻想曲』『ディズニー・メドレー』『トゥ・ザ・ゴッズ・オブ・リズム』『さんぽ』『エルクンバンチェロ』の演奏をしていただき、アンコールとして『情熱大陸のテーマ』もご披露いただきました。

 子どもたちが自然に笑顔になり、笑い声があふれ、からだが動きだし、手拍子をたたきだす……そんな姿から、まさに音を楽しむ「音楽」の根っこの部分を感じました。

 アフリカの楽器であるジャンベのソロでは、みんなの周りを移動しながらの演奏で、校長も、至近距離から突然大きな声を出され、思わず、びくっとなりました。

 『さんぽ』では、打楽器カホンを数人の児童と先生が体験させていただいたうえ、全員の合唱で盛り上がりました。

 最後まで、子どもたちの喜びに満ちたコンサートとなりました。演奏者の皆さま、支えていただいた方々、ほんとうにありがとうございました。

稲刈り体験(5年生)

 9月22日(月)、5年生が「稲刈り体験」をさせていただきました。

 幸い好天に恵まれましたし、前の週ほどの暑さではなかったので、気もちの良い「稲刈り日和」でした。

 児童たちは、まずは5束ずつの稲を刈り取りましたが、「もっと、やりたい!」という声が自然に出て、リピーターの行列ができました。

 また、コンバインの運転席(停車中です)に座らせていただき、「こんなに高いんや!」と驚いていました。高い視野で刈り取る稲を見渡すことなんて、教科書には載っていません。体験できたからこその「気づき」に違いありません。

 さらに、実際にコンバインを運転するところも見せていただきました。児童たちは、「かっこいい!あんなふうに稲が運ばれるんや!」と、これまた貴重な「気づき」を声にしていました。

 このような大切な機会を設けていただいた豊若会の皆さま、ありがとうございました。

 加えて、突然、校長が「駐車させていただけませんか」とお願いしたにも関わらず、笑顔で快諾していただけた第二水源地の方々にも、感謝申し上げます。

防災の学習(3年生)

 9月18日(木)、3年生の「災害にそなえる」という学習のために、亀山市役所防災安全課の方にお越しいただきました。

 実際の映像をもとに、地震のようすをご紹介いただくところから、学習が始まりました。

 「あなたのお家では、なにか地震対策をしていますか?」「避難するときに持ち出す水は、ひとりあたりどれくらい用意したらいいと思いますか」「今、ここで地震が起きたら、あなたはどういう行動をとりますか」などと問いかけながら学習を進めていただいたので、子どもたちは自分のこととして真剣に考えることができていました。

 最後の質問コーナーでは、めだかやとかげ、その他の動物などを飼っている子から、「一緒に逃げて良いですか?」という質問が出ました。ほかに、「避難所に持っていってはいけないものはありますか?」などの鋭い質問もありました。

 校長は、この前の日曜に映画を観にいったとき、四日市の地下駐車場から水をくみあげるポンプ作業をしていた話にもふれ、予期せぬ災害が、いつ、どこで起こるかわからないおそろしさについて話し、防災だけでなく「減災」という考え方も大事だと伝えました。

 この授業の前後に、生活科室の机や椅子を積極的に片づけてくれた子が何人もして、「さすがは3年生」と感心しました。

 追記:災害時にライフラインが止まるという話で、お風呂に入れないという話題になったとき、「風呂キャンやな」という声が出ていたのは、実にイマドキだと感じました。

陰涼寺山の環境整備

 9月14日(日)、前PTA会長さんが、陰涼寺山の草刈りをしていただきました。

 写真は一部ですが、運動場、土手、斜面、そして広場と、きれいにしていただきました。

 陰涼寺山は、亀山東小学校にとって大切なシンボルであり、卒業生の方と話すとき、必ず話題にのぼります。

 現在も、子どもたちは陰涼寺山が大好きで、先週も、虫などの生き物観察の授業の場として活用されました。なにより、山でのびのびと遊ぶ子どもたちの姿は見ていて嬉しくなりますし、健康な体づくりのためにも役立っていると思います。

 前PTA会長さん、今は「会長参与」という役職で、会長を補佐していただいています。お子さん方はすでに卒業されているのに、平日のお仕事の疲れを癒していただくべき週末に、「子どもたちのためなら」と暑い中作業していただけること、ほんとうに頭が下がります。ありがとうございました。

 現在の出席停止の状況は、新型コロナウイルス感染症3人、インフルエンザ1人です。2年生が心配な状況ですが、今は、だれが感染してもおかしくないと思われます。お子様に風邪様症状や発熱のみられる場合、早めに医療機関にかかっていただけると幸いです。

戦時下の三重県

 9月11日(木)と12日(金)の2日間、亀山歴史博物館の方に出前授業をしていただきました。

 対象は、3年生と4年生の児童です。国語の教材に、『一つの花』や『ちいちゃんのかげおくり』があるので、この頃の三重県のようすはどういったものだったのか、戦時下の人々の暮らしという観点で教えていただきました。

 貴重な写真資料や実物とともに、灯火管制電灯や防空ずきん、防空壕などについて詳しく説明していただけたので、教科書に出てくる作品の時代背景を理解することがずいぶん容易になったと思います。

 また、実際に学芸員さんのお宅に埋まっていた焼夷弾についても見せていただきました。筒状の本体の中には油脂が詰められていたわけで、見ていると背筋が寒くなりました。

 当時の服装として、「もんぺ」を見せていただきましたが、担任の先生や介助員の先生にモデルとして着用してもらい、動きやすさや、さまざまな体型に合わせられるデザインなどを確認しました。

 おもしろかったのは、「もんぺ」を見せてもらったときの、3年生のある児童の発言です。「知ってる!クレームとか言う人やろ!モンスター・ペアレンツ!」という発言でしたが……そういうことば、知っているんですね。

職場体験学習

 9月10日(水)から12日(金)にかけての3日間、「職場体験学習」として、亀山中学校2年生の6人の生徒が来てくれていました。

 授業の補助や給食準備や清掃指導の補助などのほか、校長から「児童と一緒に遊ぶのも仕事のうちと思って、安全に気をつけながら思いきり遊んであげて」とお願いしたこともあって、しっかりと児童の遊び相手を務めてくれました。

 また、緊張しながらも、絵本の読み聞かせに挑戦してくれました。

 ほかに、「中学校の紹介」として、学習や部活動など、クイズをまじえて児童に向けて発表してくれました。「この先生は、何部の顧問でしょう?」といったクイズの後、児童から「部活動は何時までやっているの?」「夏休みには、部活動はどれくらいあるの?」といった児童から出された質問に対して、誠心誠意こたえていたのが印象的でした。

 写真は、プライヴァシィ保護のため、顔を写さないように妙なアングルになっています。ご容赦ください。