3年生 社会見学に行ってきました

9月27日金曜日、社会見学(亀山市消防本部 様、日東電工株式会社 亀山事業所 様、ダイシン工業株式会社 亀山工場 様)へ行ってきました。

 

教室での学習とは違い、実物を見たり、働く人から話を聞いたりと、3年生の子どもたちは目を輝かせながら「しおり」にいっぱい書き込む姿がありました。社会見学は、子どもたちの五感を大いに刺激してくれます。

実は、消防署では見学途中に救急車の出動があり、緊迫した雰囲気と共に出動していく隊員たちを見送る場面がありました。子どもたちはその姿を見て「かっこいい。」と自然に声が出ていました。

また、お昼は亀山市役所関支所の旧議会場をお借りして、楽しみにしていたお弁当を食べました。少し食べる時間は短かったですが、友だちと楽しそうに食べていました。

3年生の保護者の方々、お弁当作りや準備等おせわになりました。

「亀山市消防本部 様」「日東電工株式会社 亀山事業所 様」「ダイシン工業株式会社 亀山工場 様」見学にご協力いただいきありがとうございました。

教育実習&職場体験

 亀山東小学校では、9月2日(月)から教育実習を実施しています。

 27日(金)、実習生による4年生の算数の授業を、複数の職員で観ました。「授業参観みたい」と言っている子もいましたが、子どもたちも実習生も、とてもはりきっていました。

 体を動かすアクションつきでひっ算のルールを覚えたり、実際のお金(新紙幣)を用いてイメージしやすくしたりと、なかなか楽しい授業でした。

 また、9月18日(水)から3日間、中学生の職場体験学習が実施されました。本校には10人の中学生が「出勤」し、小学校の仕事について学びました。

 写真は、よみきかせをしているところ、丸つけをしているところですが、ほかにも、中学校の紹介をしたり、給食の配膳のサポートをしたりと、さまざまな仕事を体験してもらいました。

 中学生たちには、プライヴァシィの保護については、厳重に指導しました。「仕事上知りえたことを、みだりに話したり、SNSにアップしたりすると、とても大きな問題になる」といったことです。

 このホームページも、不特定多数の人の目に触れることを考え、あえて顔のわかりにくい写真を選んでいます。「お子様の顔を見たい」と思われる保護者の方もいらっしゃいますが、ご理解いただければ幸いです。

稲刈り体験&ふれあいコンサート

 9月の後半となっても暑い日が続いていましたが、ようやく過ごしやすくなってまいりました。

 さて、9月24日(火)、5年生を対象に、ふたつの行事を実施しました。

 まず、午前は、「稲刈り体験」です。豊若会の皆さんに、たいへんお世話になりました。

 最初に、籾(もみ)と玄米を配っていただき、乾燥や脱穀に使う機械の説明や、お米の消費量に関するお話を伺いました。

 それから、いざ田んぼへ!

 子どもたちのために、あえて残しておいていただいた稲を刈っていきます。逆手で稲穂を握り、鎌を引いて刈り取ります。

 また、コンバインの内部も見せていただきました。

 お米を作るためには、さまざまな段階で手を加える必要があります。ひと粒のお米ができるまでを考え、お米をたいせつに食べる子どもたちであってほしいです。

 午後は、「文化年出前授業 ふれあいコンサート」です。

 大阪交響楽団のテューバ奏者である潮見裕章さん、そしてピアニストの初瀬川未雪さんにお越しいただき、楽器や作曲家、オーケストラについてのお話をまじえながら、曲を演奏していただきました。

 作曲家については、ベートーヴェン、モーツァルト、バッハの本名を教えてもらいましたが……5年生のみんな、覚えているかな?

 テューバについては、唇を震わせながら吹いていることを知り、子どもたちの驚きの声があがりました。

 曲は、『明るい街かどで』『「ソナタ」より2曲』『フヌック』『虹』の演奏でした。『虹』の途中には「ドラえもん」のいつくかのメロディがアレンジされていて、楽しませていただきました。

 ふたつの行事を通して、農業に、また音楽に、子どもたちが興味をもてたら良いな、と願います。

1年生の発表

 今日も暑い日になりましたが、短時間におさまるようにして、「とちのき集会」をおこないました。

 校長のあいさつは、「ひとつの発表の裏には、たくさんの準備や練習があるから、発表を楽しみ、精いっぱいの拍手をしましょう」ということだけを伝えました。

 児童会長からは、「発表する1年生のほうを向いて、しっかり見ましょう」という話がありました。

 1年生の発表は、歌と演奏、そしてマット運動でした。『かえるのうた』『どんぐりころころ』『あわてんぼうのサンタクロース』『めだかのがっこう』といった歌にのせて、「次に入学する新1年生をきちんと迎えたい」などのメッセージが伝えられました。たとえば『めだがのがっこう』では、強弱を意識した歌い方が素敵でした。やはり発表の裏にある努力が想像できる内容でした。

 最後に児童会から、「SOS人権ミニレター」についてのお知らせと、「ルールみなおしクイズ」がありました。「図書館ですることは?」という問題、①おにごっこ、②しずかに本をよむ、③ボールあそび、という選択肢だったのですが、純粋に間違えてしまった人は良いとして、もしもふざけて答えていた人がいるとしたら、私は悲しいです。それこそ、「発表の裏にある努力」を考えたら、まじめに取り組んでほしいからです。

 ところで、話は変わりますが、PTA広報教養部のみなさんが、「教育懇談会」を企画してくださっています。今年度のテーマは、「やさしい日本語」です。

 ちょっとだけネタバレをすると、「放課後、体育館前に集合です」というのと、「帰りの会が終わったら、体育館の前に集まりましょう」というのでは、どちらが、よりたくさんの人に正しく理解されると思いますか?こういった、なにげないやりとりを見つめ直す良い機会になりますし、まるでクイズかゲームのように言い換えを楽しめるので、私には、「もっともっとやってみたい」と思える内容でした。

 これから、再募集があるかと思いますが、ぜひぜひ、たくさんのみなさんに、楽しんでいただきたいと思います。堅苦しい場ではありませんので、お気軽にご参加ください。

中秋の名月

 今日は旧暦の8月15日、今夜の月は「中秋の名月」です。朝の報道番組では、やや遅めの時刻のほうが月がくっきり見えるようなことを言っていましたが、果たして、どうでしょう。私は今朝、出勤前に、「夜、お月見しながら散歩しような」と愛犬と約束しました。給食には、「おつきみゼリー」が出ましたが、パッケージだけでなく、中身のうさぎもかわいいですね。

 1年生のある教室では、せいかつの授業として、「であいカード」の学習活動をしていました。私も教室に入り、たくさんの子たちと、「〇〇さん、おはよう!」とあいさつをしました。授業の終わりに、「あいさつをすると、いい気もちだった」と素直な声が聴けて、とても嬉しくなりました。

 

 4年生は、午後、「認知症サポーターキッズ養成講座」をおこないました。

 映像とお話で「認知症の方にやさしい社会の実現」について学習し、学んだ証として「認定証」と「オレンジリング」をいただきました。オレンジリングを付けた手をみんなで高く上げ、記念写真を撮りました。

 体験の場では、「高齢者の身体の変化を体験」と「車いす体験」の2つの体験をさせていただきました。一見、段差のない出入口でも、幅が広くないので、切り返さないと入れないことに苦戦していました。体験してみたからこそわかり、わかったからこそできる支援があると思います。

 今日学んだことは、たとえすぐでなくても、いつか役立つことがあるでしょうし、家族にご高齢の方がいない場合でも、日常生活で会う方々と接する場合に活用できる内容だと思います。

 昨日は「敬老の日」でした。世界の高齢化率ランキングで、日本は昨年のデータで2位だったと思います。今後さらに進む高齢化を考えると、認知症の問題は、とても重要なことに違いありません。4年生、良い学習をしましたね。

水よう液の見分け方

 6年生の理科、「水よう液の見分け方」の授業を見に行きました。理科室に入るとさっそく、「校長先生、においをかいでください」と試験管を渡されたのですが、これがまた、なかなかの刺激臭。思わず、「くちゃい」と言ったので、「校長先生、女子高生よりもかわいいわ」と言ってもらいました。

 見かけはどれも無色透明の液体ですが、試験管のなかみは、それぞれ違います。熱したり、リトマス試験紙を使ったりと、さまざまな方法でなかみを推測します。

 私が子どもの頃は、アルコール・ランプを使ってじわじわ熱していたのですが、今はカセット・コンロを使うので、液体を蒸発させるのも、すぐです。

 蒸発後の白い粒状の物質を見て、「これ、塩じゃない?」と声をあげる姿が、輝いて見えました。何かを発見したり、わかったりしたときの子どもの姿って、ほんとうに良いものです。

「本町地区65歳以上 交流ふれあい広場と敬老会」

 本日10日(火)、本校体育館にて「本町地区65歳以上 交流ふれあい広場と敬老会」が実施されました。

 会長あいさつ、市長をはじめとする来賓祝辞の後、本校4年生によるソーランの発表をおこないました。「スポーツ・デイで見せてくれた圧巻のパフォーマンス、再び!」という感じで、たいへん迫力のある踊りでした。

 続いて、亀山東幼稚園と第二愛護園の園児のみなさんによる、『とんぼのめがね』の歌唱発表がありました。かわいくじょうずに、元気いっぱい歌えていました。

 その後、「和太鼓 凛」様、「亀山津軽三味線を楽しむ会」様による演奏と民謡の発表を、みなさんと一緒に見せて、聴かせていただきました。休憩時間から、いきなり「どん!」という太鼓の音が響いたので、驚いた子もいたかもしれません。でも、体を揺らしながら聴き入る子、床を叩いてリズムをとりながら聴く子、食い入るように撥さばきを見つめる子など、子どもたちが魅了されているのがよくわかりました。

 このように、秋のひととき、お年寄りや園児たちと楽しい時間を過ごした4年生でした。

 ところが、園児と小学生が退場するタイミングで、激しい雷雨となってしまいました。園児たちは帰れなくなってしまい、地階や体育館で一時待機していただきました。あまりに激しい雨に、地階にはどんどん水がたまってくるし、雷鳴が轟くと悲鳴があがるし……。なかなかたいへんな天候でした。

 本校の保護者の方からは、道路の冠水情報をお教えいただきました。その後、市に確認し、改善されたとのことでしたので、児童の下校時には、職員によるパトロールをおこなうにとどめました。こうして、リアルタイムの情報をいただけるので、東小学校の保護者・地域の方々にはいつも感謝しています。

「お茶のいれ方教室」

 本日9日(月)、亀山市茶業組合の方にお越しいただき、3年生を対象に「お茶のいれ方教室」を実施しました。

 前半は、クイズをまじえながら、楽しくお茶について学びました。お茶の収穫のようすも、動画で紹介していただきました。

 「お茶の生産量、三重県は何位?」「この地方では、お茶は年に何回収穫する?」「お茶の葉を加工する際、最初にすることは?」の3問、答はわかりますか?

 後半は、実際にお茶をいれる体験です。一煎目には、お湯を冷ましてから茶葉に注ぎ、1分待ってから湯呑に注ぎました。対して二煎目には、ポットのお湯を直接急須に入れ、すぐに湯呑に注ぎました。雑味を出さず、お茶のうまみをしっかり抽出する技ですね。

 子どもたちの感想は、「一煎目のほうが苦かった」「いや、二煎目のほうが渋かった」などさまざまでしたが、ちょっとした温度の差やお湯の量でも味は変化しますし、好みの問題も大きいようですね。でも、「どっちもおいしかった!」と言う子も多かったので、良かったと思います。本来なら、一煎目のほうがおいしく感じられるはず、でしょうか。

 機会があれば、ご家庭でも、子どもたちがいれたお茶を家族がいただく、というのもおもしろいのではないのでしょうか。できれば、まだ記憶が新しいうちに……。

 ちなみに、上に書いたクイズ、「3位」「3回」「蒸す」が正解のようです。

芸術の秋

 現在、亀山東小学校では、「夏休み作品展」を実施しています。限られた時間ではありますが、たくさんの方が訪れてくださっています。今日も、「すごい!」「きれい!」と自然に歓声があがっていたので、「この声、作った子に届けたいな」と思いました。

 カラフルな作品あり、くふうを凝らした作品あり、よく観察されていると感心するものあり……。一見、地味に思われるレポートも、絵や写真、文章の配置が考えられていて、それもまた、研究報告であると同時に立派なアートだと感じました。

 純粋な意味のアートではありませんが、学校の前の道路に、きのう絵が描かれました。横断歩道を渡る、こどもとおとなの絵です。「歩行者注意」の文字も書かれました。立体的に見えるように、人の姿にも文字にも、青い「影」がつけられています。始業式の日には、グレーだった道路に、横断歩道があることをアピールする赤い色が塗られました。

 今朝は、自治会連合会のみなさんが、学校前の三か所に立って子どもたちの登校を見守り、「おはよう」のあいさつをしてくださいました。子どもたちに朝早くからあたたかい声かけをいただき、とてもありがたく思っています。

 また、ふだんから登校の安全を見守ってくださっている方に、次のようなことを教えていただきました。

 「道路を赤くしてもらったことで、効果ありますね。今までと違って、車のブレーキランプが赤く光るのがわかります。これまでは、ブレーキ踏まずに走っていましたから」というものです。

 子どもたちの安全のため、地域や保護者の方々から声をあげていただき、その成果としてさっそく効果があがっているのですから、とても嬉しい、幸せな出来事です。

 学校では、5年生が音楽会の担当楽器について話し合ったり、6年生が詩の学習をしたりと、芸術につながる「芽」が、あちこちで育っています。

 6年生で学習していた詩『名づけられた葉』は、合唱曲としても有名なものです。ポプラという植物の葉は、どれもみな「ポプラ」としか呼ばれないけれど、人間は、それぞれの名まえで呼ばれる。だからこそ、一人ひとり、他人のまねではない自分だけの生き方で、精いっぱい、その命を輝かせてほしい。そういう作者のメッセージが込められた詩です。

 私は詩が好きで、詩をメロディにのせた歌も好きです。せっかくの芸術の秋、好きな分野のアートを楽しんではいかがでしょうか?

 最後に、作品展を観にきていただいた保護者の方のなかに、校長の折れた肋骨のことについて、お気遣いいただき、お声をかけていただいた方がいらっしゃいました。個人的メッセージで恐縮ですが、あらためてお礼を言わせてください。ありがとうございました。

漢字のこと、Kameyama Study Weekのこと、給食のこと

 ときどき、「先生は、夏休みには何をしているの?」と尋ねられます。実は、昨日の朝も、保護者のかたに訊かれました。

 ひと言では答えられませんが、さまざまなことをしています。会議や出張もたくさんありますが、特筆すべきは、研修です。

 研修にもいろいろな種類があります。経験年数や仕事内容によって、受けなければならないと定められている研修もあります。他校の先生とともに学ぶ研修もあります。校内で実施する研修もありますし、届け出をし、認可を受けて実施する自主的な研修もあります。

 経験年数による研修の一環として、施設や一般企業などで働き、社会体験を通して学ぶ研修があります。亀山東小学校では、この夏、ふたりの職員が、「亀山市立図書館」様と和菓子専門店「生甘堂」様で、それぞれ勤労体験をさせていただきました。 下の写真は、ある先生が、「生甘堂」様で修業の成果として作らせていただいた和菓子です。さて、どの先生かわかりますか?

 校内の研修では、1学期の「全国学力・学習状況調査」や「みえスタディチェック」の結果分析をし、亀山東小の強み・弱みから、2学期以降の授業改善に繋げていく研修をもちました。そんななかで、ひとつ顕著なものが、「漢字」です。

 おとな社会でも、スマートフォンやPCの普及で、手書きの文字を書く機会はずいぶん減っていると実感します。私は、漢字は「使って」「書いて」定着するものだと考えていますし、使わないと、書かないと忘れてしまうのではないかと懸念します。

 子どもたちも同様で、漢字を習っても、書かないと、定着しないのではないでしょうか。だからこそ、子どもたちに漢字を定着させようと思ったら、時間割の予定を書いたり、各教科のふりかえりを書いたり、ゲストティーチャーの授業の感想を書いたり、さまざまな場面において、「習った漢字は使う」ということを徹底させなければならないと考えました。

 また、漢字を習う際には、正しい書き順で書くことのほか、漢字の成り立ちや意味をきちんと学び、それぞれの漢字と丁寧に向き合っていくことを大切にしていきます。

 写真は、今日の1年生の黒板です。1年生にとって、漢字の学習はスタートラインの段階ですが、だからこそ、子どもたちには、興味をもって学んでほしいと願います。

 9月5日(木)~12日(水)は、第2回Kameyama Study Weekです。本校では、上に書いたことから、漢字の定着のための学習に取り組みます。

 さて、上の写真は、本日、2学期最初の給食です。てりやきチキンとキャベツのソテーをパンにはさみ、てりやきチキンバーガーとなります。それをかぼちゃの豆乳スープと一緒にいただくのですが、「あれ?ぶどうジュース?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。災害時の備蓄食料や飲料には賞味期限がありますから、こうして、食べながら入れ替えていくことが必要です。ローリングストックとも呼ばれるそうです。昨日の記事の「防災週間」ですので、こうした給食の献立には、重要な意味があります。

 さて、昨日の記事のとおり、校長は現在、肋骨の骨折治療中です。始業式でも話したため、朝からたくさんの子たちに、「だいじょうぶ?」「安静にしてください」などと、声をかけてもらいました。うちの愛犬も、ふだんは散歩が大好きなのに、昨夜は頑として門を出ようとせず、ボールをくわえて「庭で遊ぼう」と誘ってきました。彼なりに、私のけがのことを心配し、散歩を我慢してくれているのでしょう。

 校長は今日も、やさしい子どもたちと愛犬に支えられて生きています。