12月21日(木)2学期も残すところ今日も含めてあと2日となりました。2学期の大きなできごとを振り返るにあたり、真っ先に思い浮かぶのがインフルエンザの大流行です。
10月の下旬からおよそ1か月の期間に全校で160名ほどの児童がインフルエンザにかかり、4年1組を除くすべての学級が順番に閉鎖となるなど今までに経験がないほどの大流行となりました。県内ではその後に大流行が発生していますが、本校ではこのところ出席停止と病欠を合わせても10名以下となっており、病気による欠席は少ない状況を保っています。
では、改めてどのような基準で学級閉鎖を行っているか説明をいたします。法的にはこの割合を超えると閉鎖するといった明確な基準はありません。これは、学級人数が5人程度といった小規模校もあるため、閉鎖の基準を2割とすると1名欠席したら学級閉鎖となり、そのようなことから一律に決めることができないためです。
本校では、国や県、市の通知等を参考に、学級の人数の2割がインフルエンザにかかっている(検査などが受けられない場合もあるのでインフルエンザとみなされている数を含む)と判断された場合は学級閉鎖を検討します。出席停止が2割に満たない場合も病欠や発熱早退が相当に多い場合は、その人数も加味して検討することがあります。
その日の欠席状況等を学校医に相談し、専門的な見地からご助言を頂き、さらに出席停止が見込まれる場合などは学級閉鎖としています。
本校ではインフルエンザの感染症が増えている場合、学校ホームページで情報の速報を行い、出席停止や病欠の人数、学級閉鎖となったクラスや期間なども詳細に報告してきました。現在のように感染症が落ち着いている場合は特に報告は行っていませんが、感染症が急増している、出席停止が10名を超えている、学級閉鎖が発生している場合等はこれからも速報で情報提供を行ってまいります。(状況の変化があった場合は、1日に何度も更新をしていきます)
本来はこれからが寒さの本番でインフルエンザの流行期に入ります。2学期の状況を見ればインフルエンザの感染力はあなどれず、相当に強力なものがあり、あっという間に家族全員が感染したという事例もあります。また、インフルエンザの型は複数種類あり、何度もインフルエンザにかかるということやコロナとの同時感染もあるなど、心配な情報も入ってきています。
先日もメール配信で感染症の防止について情報提供を行いましたが、今後におきましても感染症の未然防止に努めていただくとともに、発熱等があった場合は早期の受診等、適切な対応をお願いいたします。