避難訓練

本日は2限目の後半に避難訓練を行いました。

最近、石川県でも大きな地震がありましたが、私たちが住む三重県でも南海トラフに起因する大地震のリスクが高まっています。

今日の避難訓練では、以下の内容で(子どもたちにもわかるような言葉で)話をしました。

「南海トラフの大地震は約100年周期で発生しており、前回の大地震からすでに80年ほど経過しています。三重県やその周辺では、今後40年以内におよそ90%の確率で大地震が発生するといわれていますので、皆さんが生きている間にまちがいなく大地震がやってくると思って下さい。

皆さんの住んでいる家が壊れてしまうかもしれません。火災で焼けてしまうかもしれません。命が助かるかどうかは、正しい知識と普段の備えにかかっています。避難訓練をまじめに行うことは地震に向き合い、自分の命は自分で守る意味で大切なことです。

これからも、正しい知識を身に着け、自分の命は自分で守ってください。」

以上が今日の避難訓練に際しての話でした。

自分の命は自分で守る。ぜひご家庭でも以下のことは確認をしたり話し合ったりしておいてください。

①地域の一時避難所はどこか

まずは安全を確保することが重要です。一人で自宅にいる時や遊びに行っていた時など、どこで家族が待ち合わせをするか。まずはどこに避難するかという点で、地域の一時避難所は子どもたちでも知っておく必要があります。

※地域の一時避難所は先日配布した 保存版「南海トラフ地震等の情報及び大地震発生に伴う学校の対応について」に掲載してあります。

②「災害伝言ダイヤル」は使えるか

大地震の際は、携帯電話(スマホ)やメール、SNSは不通もしくは通信が殺到して使えません。何日も何週間も使えないことも考えられます。ある程度時間がかかるかもしれませんが、各社が全力で復旧させ、優先的につないだたため、過去の大地震で一番初めに復旧したのは「災害伝言ダイヤル」でした。

使い方は簡単です。慣れれば子どもでも使うことができます。しかし、地震が起きてからネット等で使い方を調べることは不可能でしょう。一方で、練習をしておけば自分の安否情報の登録くらいなら簡単に行うことができます。また、家族や親せき、知人などの安否を確認できる数少ない方法が「災害伝言ダイヤル」ですので、年に数回体験利用提供日に練習しておくとよいでしょう。

※「災害伝言ダイヤル」は各通信会社のサイトで調べることができます。各社とも毎月1日と15日、防災週間、防災ボランティア週間など体験利用提供日があります。