学校評価アンケートについて(その2)

アンケート項目と解説 その2

12月2日(月)に、学校評価アンケートについてプリントを配布いたしました。昨日と本日の2日間は、アンケートの質問項目に関する学校の取り組みを掲載いたします。

なお、アンケートの解説をホームページ上で行う理由としましては、学校の取り組みを分かりやすくお伝えするツールとしてホームページによる情報発信を行っており、過去のページも参照の上、回答の参考にして頂ければという願いからです。

 

アンケート後半 質問11~20について

 

11.「学校は、生活科や総合的な学習の時間(わくわく)などでの体験学習を大切にし、幅広い視野を持ってたくましく生きる子を育てている。」について。

生活科や総合的な学習の目的は社会において、生きて働く力を育むことです。学校では様々な体験活動や交流活動を積極的に行うとともに、地域の方やその道の達人の方にもゲストティーチャーとして多数活躍頂いています。最終的には生活力や実践力として力が発揮できるよう取り組みを進めています。

※学習はもとより、地域の皆様、幼稚園や保育園の子どもたち、高校生、JRの運転士さん、消防士さんなど、多彩な方々との交流があります。

12.「学校は、英語に慣れ親しみ、子どもが楽しく活動できるように工夫している。」について、

本校は英語教育の研究指定校として昨年度実践発表を行うなど、英語教育にも力を入れてまいりました。従来の英語教育では「読む」「書く」ということが重視されてきましたが、これは受験に必要な英語としての宿命でもありました。その点、小学校の英語は「話す」「聞く」ことに重きを置いています。これは、使える英語を目指しているからです。また、英語の時間には、ネイティブスピーカーであるATLの先生とともに授業を行っています。これも「話す」「聞く」を重視しているからです。

コミュニケーション力やグローバル対応力において、言語は大きな意味を占めます。本校では今後も国語教育と並んで、英語教育に取り組んでいきます。

※ネイティブスピーカーの活用により、実践的な英語活動を行っています。 

13.「学校は、図書館まつりをおこなったり、教師や図書館協力員などによる読み聞かせをおこなったりして、子どもが読書に親しむ機会を増やそうとしている。」について。

学校では図書館活用促進のために、様々な取り組みを行っています。「図書館まつり」などの行事も毎年行っていますが、今年からは特に「図書館の有人化」に力を入れています。小学校の図書館は保護者の皆様としては、「無人で暗い」といった印象をお持ちではないでしょうか。本校では司書資格を持っている職員やスクールサポートスタッフ、図書館の協力員さんなどと連携して、「人のいるあたたかい図書館」実現に取り組んでいます。

※ファミリー読書リレーや読書指導など、様々な取り組みを行っています。

※図書館協力員さんによって、楽しい図書館イベントも行われています。

 

14.「学校は、子ども達の命を守るため、登校指導や集団下校をおこなったり、避難訓練や防犯教室などを実施したりして、災害発生や緊急時に備えている。」

学校では年間を通じて様々な想定の下、避難訓練や防犯訓練等を行っています。避難訓練では予告をした上でルールの徹底を行うこと、予告なしで判断力を養うことなど学期ごとに異なるめあてで訓練を実施しています。また、防犯訓練は警察と連携し、子どもだけでなく、職員も対応の訓練を行うなどより実践的な訓練としています。また、南海トラフ地震をはじめ、「大地震はいつ起こってもおかしくない」「30年以内に70%の確率」という話もありますが、今後、「防災ノート」の資料を含め、冬休み前にはご家庭にも情報提供等を行っていく予定です。

その他、校区内のパトロールを毎日実施するとともに、警察や地域の安全ボランティアさん、PTA、教育委員会(青パト指導員さん)とも連携して、子どもたちの安全と命を守る取り組みを行っています。

※安全指導は、学校だけでなく多くの関係者の協力のもと毎日行われています。

※防犯教室も「不審者から身を守る」など、実践的なテーマで行っています。

 

15.「学校は、子ども達の病気やけがを防ぐため、保健指導や安全指導に努めている。」16.「学校は、子ども達に健全な食習慣を身につけるような給食指導に努めている。」について

保健室の前や中には月ごとの掲示や教材などを展示して、自分たちの体や健康に興味を持てるよう工夫をしています。また、保健や食育の授業では担任だけでなく、専科教員や養護教諭、栄養教諭、地域のゲストティーチャーさん等と連携して、年間カリキュラムを作成して、発達段階に応じた指導を行っています。この分野においては家庭教育の中で行われるべきことも多いので、家庭向けの通信なども定期的に発行しています。また、インフルエンザを防ぐ取り組みとして「うがい」「手洗い」励行を指導していますが、その取り組みとして12月から始まった「お茶うがい」の指導が、昨日NHKのニュースで取り上げられました。「お茶うがい 亀山市」で検索するとNHKのニュースページから動画を視聴できます。

給食指導につきましては地産地消の取り組みや、時には学校産の野菜を使用するなど、特色ある取り組みを通じて食材の特徴などを伝えています。また、給食だよりの発行や、食育の実施、ホームページ、給食試食会などを通じて情報発信を行っています。学校における給食は、お腹を満たすだけの時間ではなく、食育に関する学習やマナーなど教育活動の一環としてとらえています。

 

※保健室前には、季節に応じたタイムリーなテーマで掲示を行っています。お茶うがいはNHKの取材も受けました。

※安全安心でおいしい給食。

※学校産のオクラを給食の食材に活用しました。花も実も楽しめる栄養満点の食材です。

※地域の先生から教わった「だし」についての学習など、食育も充実させています。

 17.「学校は、校舎の施設の整備に努め、安全で整った環境づくりに努めている。」について。

他校の改築が進み、本校の校舎は年数の上では市内で最も老朽化している学校のひとつであり、体育館の雨漏りや、校舎の不具合も発生しております。子どもの安全に関わることや、法定上問題がある箇所については速やかに適合するよう改善を行っています。また、校内の除草作業などは市の委託業者の作業(年2回)以外にも、年間5回ほど学校独自に作業を行うなど、PTAの奉仕作業と併せて安全で整った環境づくりを行っています。

また、市に対する予算要望ではPTA及び市の教育懇談会などで、校舎の改善事項を中心に働き掛けを行っています。

※校舎は古いですが、大切に使っています。環境整備も定期的に行っています。

※雑然としていた正面玄関も、夏休み中に職員作業で改善しました。予算的には厳しいですが、「できることから」の心構えを大切にしています。

 18.「学校は、家庭や地域の方々との連携を図りながら教育を進めている。」19.「学校は、運動会やフリー参観、懇談会などの行事に、保護者が参加しやすいように配慮している。」20.「学校は、保護者の問い合わせや訪問に対して、ていねいに対応している。」について。

本校では「質の高い教育、確実な学力の定着、地域や保護者に開かれた学校」を目指して日々の実践を行い、教職員が一丸となって目標達成に向け努力しています。しかし、学校の努力だけでは十分な成果を上げることはできません。地域や家庭における実践も併せて行いつつ、子どもたちに確かな実践力が身につくよう今後も取り組んでまいりますので、ご協力いただきますようお願いいたします。また、問い合わせ等、ていねいな対応となるよう心がけておりますが、至らぬ点がありましたらせっかくの機会でございます。今後も率直なご意見をお寄せいただきますよう、お願い申し上げます。

※最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。学校の取り組みが少しでも伝わりましたら幸いに思います。今後も学校教育に対するご理解とご協力をお願いいたします。

学校長より