食育と和食の文化(その2)

昨日に続き、5年生の食育の授業がありました。スタッフは連日の方もいらっしゃいますが、「かめやまみんなの食堂」の皆様です。

今日は子どもたちの反応を中心にまとめました。

まず、出汁の風味で何かを当てるクイズですが、子どもたちはすぐに「しいたけ」は分かったようです。においがしいたけや!味もはっきり分かる。次に分かりやすかったのは「煮干し」でした。魚のにおいがする。との声が聞こえました。さらに、「昆布」はあまり特徴がないけどうまい! 「切り干し大根」は消去法で分かったようですが、甘くていい味がする。言われてみれば大根かも?という感想でした。

そして、味噌の種類ですが、「家でどんな味噌を使っていますか?」という問いではミックスが多かったようで、今回用意した単独の素材である麦、米、豆、などは少なかったようです。今回の味噌汁は豆味噌なので相当に色が濃く、赤だしの色よりもさらに濃い色です。「何だか塩辛そう」「塩分とりすぎな色」という感想もありましたが、「色は濃くても思ったより辛くない」「甘みがある」「いい香りがする」と、食べたことがない子が多い割には好評でした。

最後にごはんです。研ぎ方のコツや水加減も教えてもらったので、鍋でも上手に炊けました。おにぎりを作り、給食のご飯には出汁であまった鰹節を炒って「おかか」を作ったので、それをたっぷりかけて食べました。

今回の調理実習ではたくさんのことを学びましたが、そこで大事なのは日常生活の中で実践することです。味噌汁などは朝食の定番ですし、ご飯は炊飯器で炊くのでしょうが、正しい米のとぎ方を学んでいますので、これも実践できるでしょう。