学校でザリガニ釣り

本校の校長室前にコンクリートでできた池があります。中には金魚や川魚が数匹。水生植物も少々植えてあるので、ヤゴなどの生物も確認できます。壁面内側にはタニシも生息しています。金魚は自然種ではありませんが、それ以外は小さな自然といった環境になっています。先日、この池を整備してメダカのコーナーを作るために、ポリカーボネートの仕切り板を入れる作業を行っていました。すると、数人の子どもが「何してるの?」と寄ってきて、たくさんの質問をしてくれました。

その中には、「この中にザリガニがいっぱい入っていて、メダカが食べられてしまうので、休み時間に捕まえていいですか。」という質問がありました。答えはyesです。水深は50cm程度ですが「危険がないように気を付けて」と付け加えました。「捕まえたらどこに放しますか。」という質問もあったので、「整備中のビオトープのザリガニ池」と答えました(まだ公開できる状況ではありませんが、ザリガニを少し放流済み)。子どもたちは「すげー」「おもしろそう」という反応。

目的や意義がはっきりしたら子どもの行動力はすごいです。昼休みなどは池の周りは人だかりが・・・。限られた道具などを駆使してザリガニを捕獲している子どもたちの工夫にびっくり。そして、こんなにたくさんのザリガニがいたことにもびっくり。これも、子どもの文化や自主的な学びと言えそうです。