10月31日に、人権教育における出会い学習の一環として、4年生児童を対象に視覚障がいがある中川桃子さんを講師に招き、障がい者理解教育を行いました。事前学習として、アイマスクをしながら点字を読んだり、クロックポジションについて学んだりして当日を迎えました。
今回の講演では、中川さんの生い立ちから視覚に障がいをもつこととなった経緯、その時の思い、視覚障がいがある人に接するときの接し方などについてお話していただきました。子どもたちは目が見えない人の気持ちを知り、もし障がいをお持ちの方に出会ったら、様々な配慮をする必要があることに気付いた様子でした。
中川さんのお話の中で、「白杖を持った方に出会ったら、『大丈夫ですか?』ではなく、『何かお手伝いできることはありますか?』と聞いてもらえると助かります。」という言葉がありました。「大丈夫ですか?」と聞くと、大丈夫じゃなくても「大丈夫です」と答えてしまう方がいるからだと教えていただきました。
講演後の質問コーナーでは、「料理はどんな風にしているの?」「怖いと感じたときはどんなときですか?」 など、子どもたちから様々な質問が出ました。一つひとつの質問に、丁寧に答えていただき、ありがとうございました。ご多用のところ、講演いただいた中川さんありがとうございました。