10月15日に3年生で算数科授業づくり研修会を行いました。今回の授業内容は3桁のかけ算の筆算です。今回の研修会ではふだんの研修会に加えて、ラウンドスタディ法という手法を使って、授業づくりの検証と意見交流を行いました。
ラウンドスタディ法(Round Study法)とは、少人数の対話を基盤とした研修、ワールド・カフェを、授業の事後検討会等でも活用できるように改良した教員研修の手法です。
ラウンドスタディ法はフォーマルな会議とは異なり、結論や解決策を求めず、授業のねらいに沿った内容で自由に知識や意見を共有し、新しい視点を得たり、アイデアを生み出したりすることができます。今回の授業後の研修会では、グループ分けして出てきた内容を、他のグループに行って報告しつつ、他のグループの意見を聞いてくることで、話し合った内容を自分のものにして、気づきにつなげ、自分や学年での授業に活かすのをねらいとしました。
今回の研修会では、学校全体で授業中のペアによる意見交換や考え方の交流が進んでいることが確認できたので、ペア学習で終わらせず、さらにそれらを広げ、クラス全体での意見交流を進めることを学校全体の授業方針に追加しました。