戦時下の三重県

 9月11日(木)と12日(金)の2日間、亀山歴史博物館の方に出前授業をしていただきました。

 対象は、3年生と4年生の児童です。国語の教材に、『一つの花』や『ちいちゃんのかげおくり』があるので、この頃の三重県のようすはどういったものだったのか、戦時下の人々の暮らしという観点で教えていただきました。

 貴重な写真資料や実物とともに、灯火管制電灯や防空ずきん、防空壕などについて詳しく説明していただけたので、教科書に出てくる作品の時代背景を理解することがずいぶん容易になったと思います。

 また、実際に学芸員さんのお宅に埋まっていた焼夷弾についても見せていただきました。筒状の本体の中には油脂が詰められていたわけで、見ていると背筋が寒くなりました。

 当時の服装として、「もんぺ」を見せていただきましたが、担任の先生や介助員の先生にモデルとして着用してもらい、動きやすさや、さまざまな体型に合わせられるデザインなどを確認しました。

 おもしろかったのは、「もんぺ」を見せてもらったときの、3年生のある児童の発言です。「知ってる!クレームとか言う人やろ!モンスター・ペアレンツ!」という発言でしたが……そういうことば、知っているんですね。