命を守る

間もなく夏休みの期間となります。子どもたちにとって大変楽しい時間ですが、全国で毎年痛ましい事件や事故が起こっています。「自分は大丈夫」そう思いがちですが、誰にも危険は降りかかってきます。まずは事件や事故にあわないための、正しい知識を身につけ、安全な行動に努める「未然防止」が重要になります。

【交通安全】

交通ルール(横断歩道の渡り方や自転車運転時のヘルメット着用、一時停止を守るなど)について、再度確認をお願いします。

【水の事故】

学校では発達段階に応じて、危険な場所に近づかないこと、いざという時の対処の仕方、AEDのしくみなど安全に関する学習も行っていますが、子どもだけで川などの場所で泳がないなど、危険をさける行動が重要です。

下の写真は命を守る学習の様子です。

【その他の危険な行為】

線路への立ち入りや火遊びなど、大きな事故や火災につながることもありますので、一人ひとりが自分のこととして考えていく必要があります。

【誘拐や連れ去り】

毎年、この時期にSNS等を通じて知り合った人に誘拐されたり、連れ去られたりする事案がニュース等で報道されています。「悪い人は良い人の顔をして近づいてくる」これは防犯教室で聞いた話です。初めから悪い人とわかるような近づき方はしません。

スマートフォンやタブレット、ゲーム機等の使い方については保護者が常に状況を把握できるようにしてください。

【高温、雷や竜巻、地震などの自然災害】

夏の時期は日中暖められた空気が上昇気流を引き起こし、それが寒気に触れた時など突然の雷雨や突風に見舞われることがあります。雷が鳴った時は大きな木に近づかない、頑丈な建物に避難するなど、正しい知識が命を守ることにつながります。また、この時期は熱中症についても注意が必要です。高温の時に外で遊ぶときは帽子の着用、水分の補給を行うとともに、炎天下の遊びが長時間にわたらないよう気を付ける必要があります。

また、地震については未然防止はできません。しかし、一時避難場所の確認、災害時の伝言ダイヤルの練習などの備えは必要です。

【サル等の野生生物】

校区全域でサルは出没します。自分から近づかない、目を合わせない、大声を出さないなど、基本的な対処の仕方を実践することが大切です。どうしても怖い場合などは近くに大人がいたら一声かけてみましょう。

このように、子どもの身の回りには危険がいっぱいあること、自分の命は自分で守るということを、ご家庭でも指導いただきますようお願いします。