傷口は見えなくても

 全員にあてはまることではありませんが、子どもたちの言語環境は、決してよくないどころか、かなり悪いものがあります。

 もちろん、ていねいなことば、やわらかいことばがつかえる子もたくさんいます。とても、良いことです。聞いていて、気もちが良くなります。

 でも、すぐに相手を傷つけることば、ときとして「死ね」や「殺す」などのことばが口からとびだす子がいるのは、残念ながら事実です。

 職員は、そのようなことばが耳に入ったら、活動を止めて、指導をします。始業式のことを本ホームページに書かせていただいたように、校長からも、生活指導担当からも、全校児童に呼びかけ続けています。「いじめをしない、みのがさない」や「相手の体や心を傷つける行動のないように」と、繰り返し訴えています。

 悪いことばは、減ってはいるのかもしれません。そう、信じたいです。

 それでも、子どもの言語環境がなかなか完全には改善しないので、もはや、「動画の影響か」「オンラインゲームで飛び交うことばか」など、原因をさぐっていてもしかたないと思いました。

 やはり、相手を傷つけるようなことばは、学校からなくしていきたいのです。言われた側の傷口は見えなくても、ダメージはとても大きいのです。

ご家庭でも、ご注意、ご指導いただけますと、たいへん助かります。よろしくお願いします。