本日、本校職員を対象とした救急救命講習をおこないました。
消防本部の方にお越しいただき、胸骨圧迫や人工呼吸、AEDの使用などについて学び、練習しました。
今回身につけたことを、実践する場がないほうが良いのですが、いざというときに、自信をもって対応するためには、重要な研修です。
たとえば、AEDで電流を流す際、倒れている人に家族がすがりつくような場面があるから、感電させないように引き離す必要がある、というあたりは実にリアルなお話でした。
私のよく知る教員も、部活動の試合中に心臓が止まりましたが、周囲の人がAEDを使ったことで、再び鼓動が始まりました。
今、119番通報をしてから救急車が到着するまで、平均9分かかるそうです。3分以内に胸骨圧迫などの蘇生法を実行すれば助かる可能性が50%あるけれど、3分を超えてしまうと、10%に下がってしまうそうです。救急隊にばかり頼ってはいられないということですね。
また、よく訪れる施設などでは、日頃から、AEDの場所をおぼえておくと良いですね。
今日は、そういうお話はありませんでしたが、以前うかがったお話で、「救急車を呼んでください」と言っても、とっさに119番がでてこないこともあるそうで、やはり、「あなた、119番通報をお願いします」と、名指しで、番号を含めて告げるべきだということがありました。
救急の現場では、だれもがパニックになりがちですから、冷静さと具体的指示が命を救うということだと思います。
これから始まるプール水泳が、安全なものとなるよう、準備運動等からしっかりと注意すべきだと、あらためて考えます。保護者の皆さまも、お子様が体調不良であったり睡眠不足等であったりした場合、無理に入水させないよう、ご協力をお願いします。

