異文化交流の大切さ

 16日(木)の午後には、三重県環境生活部ダイバーシティ社会推進課から、2人の国際交流員さんをお招きし、5年生を対象にした国際理解・人権に関わる学習の場をもちました。

 ゲスト・ティーチャーは、PTA教育懇談会のときにお越しいただき、「やさしい日本語」について教えていただいた3人の方から、お二方(ニカンダー・ケインさん、セキ・シヘイさん)で、『世界へ飛び込もう! ~異文化交流の大切さ~』と題して、子どもたちにとってとてもわかりやすくお話していただきました。

 お二方が、それぞれオーストラリア、中国から日本へ来たときに驚いたことや困ったことをきっかけに、異国の文化を理解し、尊重することの大切さや、異国で不安な気もちを抱いている人にどう寄り添うか、などの貴重なお話を実体験とともに聴かせていただけたので、児童の心にも響いたと思います。

 日本のごみ分別に驚いたり、日本語は学習したけれど方言までは知らなくて富山弁に困ったり、旅行先で「中国人はやっぱりマナーが悪くてうるさいなぁ」と言われて傷ついたり、といったお話が印象的でした。

 また、最初のクイズで、三重県は30人に1人の割合で外国系の方がいるという、人口比では全国第4位というデータも、子どもたちにとっては衝撃的だったようです。

 講演後、外国につながる児童たちが自主的に残って、講師のお二方と積極的にコミュニケーションをとっている姿を見て、やはり共感する部分が大きいんだなぁ。と感じました。