9月30日(月)、1年生が、だいこんの種をまきました。
種まきのしかたを教えにきてくださったのは、前校長の宇野先生でした。2年生以上の子どもたちからは、たくさん声をかけられたそうです。
ペットボトルのお尻の部分を土に押し当ててくぼみを作り、そこに種をまいていきました。
だいこんとにんじんは似ているけど、実はだいこんはアブラナ科、にんじんはセリ科の植物で、全然ちがうものだそうです。私も、よく知らないまま食べていました……。
1年生のみんなが心をこめてまいた種、これからの成長が楽しみですね!




さて、この日の夜、「『人権のまちづくり』フォーラム2024」が、川崎小学校で開催されました。本校からも何人かの方にご参加いただきました。
今回の講演のテーマは、「もう一度、考えてみませんか?インターネットのこと」でした。
お話の流れは、次のようなものでした。
- 脳の発達を阻害させるSNS・ゲームの実態
- スマホ依存への自覚と暴力性
- インターネット・SNSで量産される人権侵害事象の背景
まず、脳科学の観点から、脳が「ノーマル脳」「ビジュアル脳」「半ゲーム脳」「ゲーム脳」へと変化していくようすが、MRI(CT?)の写真とともに示され、私もショックを受けました。
次に、現在のゲームの特徴が、「暴力の学習を促進させる」ものになっていることを教えていただきました。そして、乳幼児がスマートフォンに接している、いわゆる「ネット子守り」の状態について、データで示していただきました。乗り物や病院の待合室で、小さい子にスマホの画面を見せている光景を目にすることがありますが、お話を聞くかぎり、とてもおそろしいことのようです。
さらに、ネットやSNSによって、「優劣コンプレックス」の状態がつくられたり、「他人を許せない人の脳」になっていくことで、人が「正義中毒」を起こしたりするという実態が報告されました。そこから、人権侵害や誹謗中傷につながるそうです。
個人的な感想として、ゲームの会社も利益を出すために、「やめられない」しくみをうまく作り上げているから、子どもが「1時間でやめよう」と思っても、なかなかそうはならず、ここは、おとなの助けがいるのではないか、という思いをもちました。
また、目の前にいる誰かにひどい言葉を言えば、相手は悲しい顔をするけれど、SNSやネット、オンラインゲームなどでは、ひどい言葉を書きこんでも、相手の顔を見られないから、どんどんそれが平気になり、エスカレートしていくのだろう、と考えました。
私もネットやSNSを利用していますから、今回の講演内容は、決してひとごとではないな、と感じました。
ご家庭でも、実態に応じて、ゲームやスマホのルールを見直していただければ幸いです。