土日のこと、「能登のお友達へのプレゼント企画」、「下」の教科書、そして先輩方

 10月5日(土)、亀山市立亀山東幼稚園の運動会を観覧させていただきました。

 「オリンピック」をテーマとして種目が考えられていて、とても楽しい種目がたくさんありました。

 それぞれの園児たちはかわいくて、そしてがんばっていて、とても見ごたえがありました。いちばん感激したのは、悔しい思いをした子に寄り添って隣に座り、やさしく肩をたたきながら、なぐさめ、はげましていた子の姿です。これこそ、「いじめ」の対極、正反対の友愛に満ちた姿だと、胸をうたれました。亀山東小学校の児童たちにも、そうやって、他人に寄り添える子でいてほしいと強く思いました。きっと、すでにできている子もいることでしょうけれど、こういうことが広がっていけば、大げさに言えば、この世から戦争なんてなくなるだろうと感じました。

 

 6日(日)には、川崎小学校を会場に、亀山市教育懇談会が開催されました。この場で、本校のPTA会長が語ってくださった「要望」は、とても思いのこもった伝え方で、どこにも負けないすばらしいものでした。子どもたちのため、職員のため、安全な給食や安心できる環境のため、常日頃から考えてくださる会長だからこそ、言葉に熱いものがこめられていたにちがいありません。時間の制約があるため短いながらも、ありがたいスピーチでした。

 

 さて、子どもたちの活動として、4年生に取り組んでもらった、「能登のお友達へのプレゼント企画」を紹介します。

 10月13日(日)、「能登半島で被災された方々に、キャンプを通して楽しみ、元気になっていただく」という目標で、『みんなでエンジョイキャンプ』という催しがあるそうです。亀山大市でおなじみの「松ぼっくり釣り」を含め、さまざまな体験ができる企画だそうですが、残念ながら遠方のため、なかなか石川県まで行くことは難しいことでしょう。そこで、市内の小学生からのプレゼントを届けてもらうこととなりました。本校では、4年生のみなさんに、図書ボランティアさんにお手伝いいただきながら、「姉様しおり人形」を制作してもらいました。心をこめて書いたメッセージシートを添え、能登へ届けていただきます。4年生のみなさん、たいへん細かい作業でたいへんだったと思いますが、ご協力ありがとう!

 制作の前には、養護教諭から、被災地支援ボランティア活動について、実体験を語る授業をもちました。

 昨日7日(月)、1年生の国語の授業を見せてもらいました。この日から、教科書が「下」にかわり、最初の教材として、『くじらぐも』を読み、文章中に出てくる「まねっこあそび」をみんなで実際にやってみていました。くじらぐも役に立候補してくれる子もたくさんいて、とてものびのびした明るい学びの場となっていました。

 『くじらぐも』は、校長が小学生のときにも、すでに教科書に載っていました。これを読んでくださっている方のなかにも、「昔、習った」という方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 3年生は今「総合的な学習の時間」の一環として、かつて亀山東小学校で学んだ先輩方から、当時のようすを聞かせていただく授業をおこなっています。本日8日(火)には、お忙しいなか、7人の保護者の方にゲスト・ティーチャーとしてお越しいただきました。インタビューさせていただく子どもたちの顔がキラキラ輝いていて、興味をもって聞かせていただいていることが、よくわかりました。

 校長も昨日、子どもたちに語ったのですが、いちばん驚かれたのは、「給食に、くじらの肉が出ていたの?」ということでした。