「カメヤマローソクタウン」へ

 6月11日(火)、3年生は、社会科「ものをつくる人びとの仕事」の学習の一環として、「カメヤマローソクタウン」へ施設見学に行かせていただきました。

 工場見学、キャンドルワークショップ(キャンドル作り)、「灯ミュージアム」の見学、「ローソクタウンストア」の見学と、盛りだくさんな内容でした。

 工場見学では、工程ごとに動画で説明を聴き、実際の工場のようすを見せていただきました。見覚えのあるローソクの箱を指さしている児童の姿が印象的でした。

 キャンドルワークショップでは、さまざまな色や形のパーツから、好みのものを選んでキャンドルポットに詰め、上からロウで固定していただき、完成です。世界にひとつだけのキャンドル、最高のお土産ですね。

 「灯ミュージアム」は、幻想的な雰囲気で、香りも炎のかすかな揺らめきも楽しめました。「天井みて、きれい!」などと、(周囲に気をつかい、おさえた声ではありましたが)歓声があがっていました。

 「ローソクタウンストア」では、キャラクターもの、食べ物などをリアルに再現したもの、バースデイ用など、いろいろなローソクやお線香を見学しました。お線香のテスターの香りで、「これ、いいにおい!」と言っていた子が、「猫缶の香り」のテスターで、顔をしかめていたのがおもしろかったです。香りには、好みがありますからね。

 カメヤマ株式会社の方からは、生まれたとき、結婚したときなど、人が生きていくときにともにキャンドルを、という趣旨のお話を伺いました。言われてみれば、まさに人生の節目節目にキャンドルを灯しますね。

 私のそばには、今いっしょに暮しているゴールデン・レトリバーがやってくる前に、15年間、同じ枕で寝ていたパピヨンという品種の犬がいました。毎晩、彼のためにお線香を1本ずつ焚いています。最初は「向日葵の香り」、次に「しゃぼんの香り」、今は「桜の香り」のお線香を使っています。キャンドルもお線香も、何か落ち着いた、静かな気もちにさせてくれるので、これからもたいせつに愛用させていただこうと思います。担当の方には、そんな気もちを伝えてきました。

 3年生のみなさん、「工場でどんなふうにものが作られるのか」だけでなく、「作ってくださる方の思い」を想像してくれると、良い学びになると私は思います。