目には青葉

 目には青葉山ほととぎす初鰹(めにはあおば やまほととぎす はつがつお)は、江戸時代の俳人、山口素堂(やまぐち そどう)の句です。

 陰涼寺山をはじめ、この時期の樹木は新緑の黄緑から夏の緑へと少しずつグリーンを濃くしていき、我々の視覚を楽しませてくれます。

 そして、朝晩、今年も渡り鳥としてやってきたホトトギスの鳴き声が、我々の聴覚を楽しませてくれます。校長も、夜の犬との散歩のとき、朝おきて犬を庭で遊ばせているとき、独特の「テッペンカケタカ」という鳴き声を耳にします。

 また、今日の給食に「かつおのごまドレッシング」が出たように、黒潮にのってカツオが北上してくる季節です。校長も以前は、トローリングやジギングでカツオを釣りましたが、我々の味覚を楽しませてくれる魚です。

 「目には青葉」は、実は俳句のルールからすると違反だらけの型破りな句ですが、季節を実感させてくれるという意味で、味わい深い句だと思います。

 

 さて、今日にも台風1号発生か、という報道がされています。直接的な被害がなくても、前線を刺激して雨になることも予想され、スポーツ・デイの実施が心配です。

 そんな心配をよそに、子どもたちは今日も元気に、各種目の練習に取り組んでいます。

 3年生や4年生の練習では、きらきらのポンポンが日差しを受けてきれいに輝いたり、「ソーラン!ソーラン!」の声が体育館に響いたりと、やはり当日が楽しみになってきます。

 この時期、水分補給は非常に大切ですから、子どもたちのそばには、水筒たちが飲んでくれるのを待っています。

 それぞれのご家庭で、毎日、飲み物の準備をしていただき、ほんとうにありがとうございます。

 

 このように児童たちは、毎日の活動に一所懸命なのですが、最近、いたずらや乱暴な言動などがみられることもあり、先生たちは、その都度、呼びかけ、考えさせ、見守っています。

 だれもが安心して、安全な学校生活を送れることが、すべての活動の基本です。自分を、友だちを、たいせつにしてほしいと願います。