いきもののいのち

 5月17日(金)、6年生の保護者の方からお電話をいただきました。

 「6年生の児童が、登校時に亀山東幼稚園の畑のネットに鳥が絡まって暴れていたのを見つけたので、逃がしてあげたけど、ネットを破ってしまったかもしれない」とのことでした。

 亀山東幼稚園に連絡をとると、「優しい子がいるんですね。ネットのことは気にしないでください」というお返事をいただきました。

 鳥を助けることは、その鳥の命を救うことだけでなく、例えばそれが親鳥であれば、餌を待っているヒナの命を救うことにもつながるから、ほんとうに、優しく勇気ある行動だと思います。また、ネットを破ったかもしれないことを正直に言えたことも、とても立派です。

 ただ、鳥インフルエンザだけでなく、鳥のなかには病気の原因を運んでしまうものもあるため、今後、そういうときには、ぜひ、おとなを頼ってほしいと思います。「急いで助けてあげたい」という気もちはよくわかるのですが、みなさんを守りたいというおとなたちの気もちも、わかってください。

 もしも、「あのとき助けてもらった鳥です」と恩がえしにきたら、こっそり教えてください。

 校長は、その前日の16日(木)、雨の日にコンクリートの上に出てきてしまい、土にもぐれなくなった大きなミミズを、畑に帰してあげました。今のところ、恩がえしには来ていませんが。