12月5日(火)学校薬剤師の上荷先生(すずらん調剤薬局 薬剤師)を講師にお招きして6年生対象の「薬物乱用防止教室」を開催しました。

芸能人やスポーツ選手などの有名人が薬物によってそれまでに築いてきたものを全て失うなど、大きなできごとになったことは子どもたちもよく知っています。
最近は大学生の大麻事件、中高生の大麻グミや市販薬のオーバードーズなど、薬物の乱用が特殊な人たちの間ではなく、自分たちの身近なところに浸透していることに危機感を感じます。
では、なぜ薬物に手を出してしまうのか。身近な人から勧められた、軽い気持ちで手を出した。1回ぐらいなら・・・と応じてしまった。そのようなことから抜け出せない薬物の世界にはまっていくそうです。今日は、そのような誘いを断る方法も教えていただきました。
薬物に手を出すきっかけは、何か辛いことから逃れる目的があるのかもしれません。しかし、薬物に手を出してもそれは一時的なもので、決して解決には結びつきません。
また、違法ではないものの酒やタバコの害も今日の話で取り上げられました。法には反しませんが、ひとたび依存に陥れば抜け出せなくなるのは同じです。様々な病気の原因ともなり、健康リスクは深刻なものがあります。特に若年者の飲酒喫煙は成長に大きな影響を及ぼすことも学びました。

薬物乱用を防ぐには、正しい知識と判断力が必要です。小学生のうちからこのような学びを続けることが一番の近道かもしれません。