学校の中庭にある池には在来種のメダカ(ミナミメダカ)がたくさん居ます。
市内の用水路で捕獲して、何年もかけて少しずつ数を増やしてきたもので、歴代の5年生が教室で増やしたものもこの中に入っており、その数は100尾以上になりました。
メダカの在来種は絶滅危惧種Ⅱ種に指定されていて、開発や河川の改修、外来生物の増加により、全国的に数が減っています。捕獲や飼育に関しては特に規制はありませんが、貴重な生物に少しでも関心を持てるよう、目につきやすい場所で大切に飼育しています。
長い年月過酷な環境の中で生き延びてきた野生種は、子どもたちが少々捕まえてきたぐらいで絶滅するほど、やわなものではありません。しかし、人々が気づかずにメダカの住む環境が壊されて、その結果絶滅してしまうことは数多くあります。
身近な自然に関心を持ってもらいたい。そのような思いでメダカを育てています。


5月2日追加
5年生が理科の学習で、いよいよメダカを飼育する時期になりました。
人に慣れているせいか、簡単に捕獲終了。どのメダカが選ばれても幸せになれるよう、教室で大切に飼育していきます。

