亀山東小学校には、陰涼寺山をはじめ、校地内にたくさんの木々があります。
中でも「トチノキ」は、亀山東小学校の子どもたちにとって馴染みの深い木です。
というのも、亀山東小学校では、児童集会が「とちのき集会」と呼ばれているからです。
職員玄関前に植えられている「トチノキ」は、校長室の卒業アルバムを繰ってみると、2003年に植樹されたことがわかりました。今から20年近く前です。当時からみると大きく生長しています。
さらに、「トチノキ」は、3年生の国語の教科書に掲載されている物語「モチモチの木」のモデルになった木です。
「モチモチの木ってのはな、豆太がつけた名前だ。
小屋のすぐ前に立っている、でっかいでっかい木だ。
秋になると、茶色いぴかぴか光った実を、いっぱいふり落としてくれる。」
(「モチモチの木」より)
物語の中で、そう書かれているトチノキの実が、今、実り、ポトンポトンと落ちてきています。果実は直径3~5センチの球形で、熟すと三つに裂け、栗のような種子が顔を出します。苦みが強くアクを抜かないと食用にならず、アク抜きには半月以上かかるようですが、アク抜きされた実は、トチ餅などに利用されます。
1枚目現在のトチノキ 2枚目2003年のトチノキ(写真の右端ソテツの右)
3枚目・4枚目 トチの実