5年生社会見学

昨日、5年生は中部電力川越火力発電所、川越電力館「テラ46」、本田技研工業 鈴鹿製作所を目的地として、社会見学に行きました。

学校を出発して1時間少々で、川越火力発電所に到着。とても規模が大きい発電所で、全国に数多くある発電所の中でも4番目、60キロヘルツ帯の発電所では日本1です。煙突も巨大で、高さ200m。メンテナンスで階段を使って上る時は上まで1時間ということでまたびっくり。なにもかも大きくて、三重交通の一番大きなバスもとても小さく見えました。

次は電力や環境問題を体験的に学ぶ「テラ46」の見学です。大きな地球の形をした建物で、展望サロンからの眺めも大変よかったです。

 

環境問題に関するクイズや発電をしながら進むゲーム、シアターなどグループで順番に回っていました。

当日は今年1番の冷え込みで、昼食はセミナー室で頂きました。食べ終わった後ジオパークで遊ぶことを楽しみにしていたようですが、北風が吹きつける天候であったため、全員が納得。狭い机でしたが譲り合って楽しそうに食べていました。

最後の見学地は本田技研工業 鈴鹿製作所でした。見学入り口にはラグビーワールドカップで活躍した「Hondaヒート」所属選手の実物大のパネルがあり、子どもたちは「レメキ選手は校長先生よりも小さい?」などと話していました。

ここでは自動車の生産現場を見せていただくのですが、溶接や大きなパーツの組付けはロボットが、小さな部品や検査は人間が行っている様子がよくわかりました。ラインのパレットも上がったり下がったり複雑な動きをしていて「よくこんなもの作ったなあ」とびっくりした感想がありました。

また、ワイパーの部品を取り付けて、運転席に乗り込んで検査を行い、その後スライドドアを支える部品を取り付けるといったように、1人の人が異なる作業を一気に行う様子や、完成車を流れ作業で各部品を点検する様子などを見て、「神わざや」「すごい速さで作業している」などの感想もありました。

社会見学を終えて、「働く人のすごさを感じることができた人は手を挙げてください。」と問いかけたら、さっと全員の手が挙がりました。これこそが社会見学の目的であり、音、空気、人の動きなど、教科書では学べない点だと思います。

※今回の写真は、撮影が許可されている場所で写したものです。