小高連携

今日は亀山高校では文化祭があり、ご招待を頂きましたので、午前中に様子を拝見してきました。展示や、模擬店、有志のバンドなど見どころもたくさんありました。

 ところで最近、中高連携とか、保幼小連携、小中連携という言葉をよく耳にしますが、タイトルの「小高連携」とはあまり聞きなれない言葉だと思います。むしろ、こういった言葉自体が存在しないかもしれません。しかし、亀山東小学校は地理的な条件もあり、亀山高校との間で小高連携が行われています。

 亀山東小学校と亀山高校との連携の歴史はいろいろあったのでしょうが、記憶に残っていることとして、今から20年ほど前、私が亀山東小学校で5年生の担任をしていた時に、初めてミシンを使う単元で、「1人の指導者で40人の子どもにミシンを教えるにはどうしたらよいか。」ということで、何か良い方法はないか考えました。参観をかねて保護者に手伝ってもらうというのも一つの方法として考えました。他には・・・という風に考えていると、名案が思い浮かびました。「亀山高校の生徒さんに手伝ってもらうのはどうだろう。」

思いついたら即行動。その足で亀山高校の職員室に向かいました。

事情を聴いてくれた家庭科の先生は「おもしろいですね。でも、うちの生徒はきちんとできるか心配です。」との返事。とりあえず、校長先生に了解を得てみるということで、前向きな話になりました。後日、校長先生の了解が得られたので伺いますというお返事が。うれしかったことを覚えています。

当日まで亀山高校の生徒さんは家庭科の先生によると、「小学生に教えることになってから、恥をかかないように、今までよりも明らかに真面目に授業に取り組むようになった。」ということでした。そして、授業は大成功。クラスのみんなが「高校生はすごい!」と、尊敬をしていました。子どもたちはその時に来てくれた生徒さんをよく覚えていて、その後も「久しぶり!」などと通学路でのあいさつや、やり取りがあったようです。

 今でも毎週金曜日の英語の時間に、亀山高校の英語の先生や生徒さんに小学生の授業をアシストしていただいています。また、パソコンを教えに来ていただくこともすっかり定着しました。さらに、1116日の土曜授業では亀山高校の吹奏楽部の演奏を鑑賞することになっています。行事等で、駐車場の融通なども含めれば幅広い連携が行われています。

 小高連携、普通はあまり行わないようですが、亀山東小学校と亀山高校ならではの取り組みとして、これからも続けていきたいと思います。

※10月31日(木)11月1日(金)は修学旅行引率のためHP更新はお休みさせていただきます。