5年生理科では「雲と天気の変化」について学習しています

この単元では、天気の変化について興味・関心をもって追究する活動を通して,気象情報を生活に活用する能力を育てるとともに,天気の変化についての見方や考え方をもつことができるようにするのがねらいです。

実際に空を観察して,晴れや曇りなどの天気を判断する雲の量や,乱層雲などに見られる黒っぽく見える雨を降らしそうな雲の特徴について調べて,天気を変化させる雲の動きに着目します。授業で児童たちは空全体の広さを10として、そのうち雲が覆っている空の広さが0~8を「晴れ」9~10の時を「くもり」とすることの定義を学んで驚いていました。自分たちが普段「くもり」だと思っていた空が、実は「晴れ」だったのです。その授業を終えて数日後「今日の天気は何ですか?」と尋ねてみると、全員が定義に則った天気を教えてくれるようになりました。

また、1人1台タブレットを活用して、実際の空と気象衛星の雲画像やアメダスなどと関係付けて学習しています。インターネットなどから気象衛星や降雨レーダーなどの必要な気象情報を収集したり,情報を活用して天気を予想したりしています。また、数日間天気の様子を調べることで,天気はおよそ西から東へ変化していくという規則性も学習しました。

写真は加太小学校の空をタイムラプス機能を使って撮影し、雲の動きを観察している様子です。タイムラプス機能とは、リアルタイムでは長時間かかるシーンを短縮して見せることができる機能で、2時間弱の空の様子を数十秒の動画に簡単に編集できます。普段TVなどで目にする動画が自分たちで撮影できたので、子どもたちもいきいきしていました。