6年生理科では「月と太陽」の学習をしています

6年生の理科の「月と太陽」では,観察や実験を通じて、「月の輝いている側に太陽があること。また,月の見え方は,太陽と月の位置関係によって変わること。」を学習します。

授業では,月の位置や形の変化について興味・関心をもち,月の形の見え方を太陽との位置関係から推論して追究し,月の形の見え方が規則正しく変化する理由について考えます。

児童は,3年生の「かげのでき方と太陽の光」の学習を通して,太陽は東から出て西に沈むことを学習しています。さらに,4年生「月や星」の学習を通して,月は日によって形が変わって見え,1日のうちの時刻によって位置が変わることを学習しています。これらの学習を踏まえ,この単元では,月と太陽の位置関係の実験につなげて,月が満ち欠けする理由を考えさせるように授業をしています。

月の満ち欠けを目の前に再現させるために、電灯を太陽に見立て、理科室にあった月の模型を移動させて、地球から見た月の見え方の変化を実験しました。子どもたちからは遠く宇宙の現象を再現できたことに驚いていました。

また家に遮光板と方位磁針を持ちかえって、太陽と月との位置関係を夕刻に観察する家庭学習や授業の導入で資料に基づいて月と太陽、地球の大きさや距離などを学習することで、宇宙や天体に興味をもつことも大切にしています。