今日の給食

今日の給食は新年にふさわしい献立で、黒豆、たつくり、たまごやき、雑煮のメニューでした。昨日の「シーフードカレー」と今日の「おせち 雑煮」を入れ替えた方がよかったのでは?と思うかもしれませんが、それには少し事情があるのです。

給食を作る時間はおおむね品数に比例しますが、今日の給食は品数が多く、そういった意味では時間も手間もかかります。給食自体は昨日から始まっていますが、午前のみの授業日であり、初日は作る方も、食べる方もある程度時間に余裕ができる「シーフードカレー」のメニューで、そして、平常授業となった今日は「おせち 雑煮」となりました。

 

※黒豆もたつくりも学校で調理します。

給食の時間は食べるだけでなく、食育の時間でもあります。今日は給食の放送でも、おせち料理の意味なども解説がありました。

 ちなみに、「黒豆」は邪気を払う黒色で、日焼けするほどまめに働くことができるようにという意味があるそうです。

「たつくり」は、なぜ田んぼと魚が関係あるのかと思うのですが、かつて米などの肥料には干したいわし(干鰯 ほしか)を使っていて、田んぼの稲が豊作になるよういわしの稚魚を食べたと言われています。

「たまごやき」は伊達巻などと同じで巻物に似ていることから、いろいろな知識を身につけ、賢くなるようにという意味がいるそうです。

「雑煮」は、「煮雑ぜ(にまぜ)」とも言われたようで、年神様に供えた野菜やもちなどを混ぜて煮たためと言われています。NHKの「チコちゃんにしかられる」によれば、「ぞうに」の「ぞう」とは内臓の意味で、内臓全体を温める温かい食べ物という意味もあるそうです。もちは昔、大変貴重なものであり、有難くいただいたのでしょう。

これらには諸説ありますが、それぞれのいわれなどを知り、興味や関心を持つこと自体が食育につながると思います。