本校の学力の状況について(その2)

昨日の記事に引き続き、本校の学力についての分析をお伝えします

今回の調査では「すべての書く問題で最後まで書こうと努力した」と回答した児童が多く、その結果何も書くことができなかった「無答率」が全国や三重県に比べ大変低くなっています。これは学習に対し、最後まで粘り強く取り組むことができている結果であるといえます。しかし、「授業で学んだことを日常の生活で活用できないか考える」という質問では非常に低い値であり、生きる力に結びつき、使える学力となるよう家庭との連携した取り組みも行う必要があると考えます。また、表現力・思考力・判断力に関して十分に学力が定着できていない(格差が大きい)ことから、学校の取り組みとして2020年度から実施となる新学習指導要領の重点の先取りや、「考える」「まとめる」「伝える」活動を積極的に行うなど、授業の改善を進めてまいります。

その他、調査用紙で全国より高い数値であったもの、低い数値であったものの中から本校児童の特徴的である部分を下記にまとめました。

【全国よりも本校が高い】「学校に行くのが楽しい」「学校のきまりを守っている」「図書館をよく利用する」「読書が好き」「コンピュータなどのICT機器をよく利用する」「地域の行事に参加している」→落ち着いて学校生活がおくれている 日常的に図書館やICT機器を活用している 地域の行事がいろいろあって子どもが参加しやすい

【全国よりも本校が低い】「同じくらいの時間に寝ている」「難しいことも失敗を恐れず挑戦する」「人が困っているときは進んで助ける」「新聞を読んでいる」「学習したことを日常生活で生かす」→生活が不規則 学習や生活面において受け身である

※全国よりも高い項目は、学校での取り組みなど、どの児童にも機会が平等にあるものが多く、全国より低い項目は、個々の環境によるものも多いため、一人ひとりに対する学力を保障し、2極化を解消するためには、家庭との連携が一層必要であるという結果になりました。