5年生理科は2学期の最終単元として「ふりこのきまり」の学習をしています。この単元では,振り子の運動の規則性について興味・関心をもって追究する活動を通して,ふりこの運動の規則性について条件を変えて調べる能力を育てるとともに,実験などを通じて,振り子の運動の規則性についての見方や考え方をもつことができるようにすることをねらいとしています。
授業では,”近代科学の父”とも呼ばれているガリレオ・ガリレイがピサの大聖堂の天井から吊り下げられたランプが揺れる様子を見て,このふりこの法則の大発見につながったことから学習をはじめます。その後,身の回りのにあるふりこを用いたブランコやメトロノーム,ふりこ時計など児童の生活経験を学習課題につなげていきます。
実際のふりこの実験では,大型の分度器を掲示しその前に実験器具を置きます。①ふりこのふれはばを変える,②ふりこのおもりの重さを変える,③ふりこの長さを変える実験をそれぞれ行います。実験に係る1回の条件に付き3回以上測定します。数値の平均については,教科横断的な観点から、算数の授業で平均について学習していることと関連付けて算出します。
児童からは「普段何気なく遊んでいるブランコに乗るときにこの法則を思い出すとおもしろい。」「重さが重い方がなんとなくふりこが1往復する時間が長いような気がするけど,実際はそうではなかった。ガリレオ・ガリレイってすごい。」などの意見がありました。