昨日、全学年で人権学習に関わった授業参観を行いました。1年生は、気持ちには、「楽しい」「うれしい」「いやだ」「ほっとした」などといろいろな気持ちがあることや人によって感じ方は違うことを学習しました。2年生は、自分も相手も気持ちの良い友だちとの関わり方をみんなで話し合いました。すぐに怒るのではなく、自分の気持ちを伝え優しい行動をすることに大切さについて学びました。4年生は、「人権」とは、自分らしく生きる権利であることを理解した後、3人グループでカードトーキングを行いました。グループで自分の考えや意見を話し合いながら、友だちをより深く知り、なぜ、友だちのことを深く知ることが必要なのかみんなで考えました。5・6年生は、安心して過ごせるルールとは何かについて考えるとともに、ルールは決めるだけでよいのかについて自分たちの行動を振り返りながら話し合いました。
また、授業参観後は、教育懇談会を行い、「子どものやる気を育てる関わり方~子どもたちに育てておきたいこと~」について三重県立看護大学の宮崎教授にご講演をいただきました。社会情勢が目まぐるしく変化する中で子どもたちを取り巻く学習環境が変化してきており、その結果として子どもの健全な育成の基盤となる睡眠時間、健康の食生活、家族のふれあいの時間の不足が問題になってきていることを教えていただきました。そして、ほめるときや叱るときのポイント、子どもの行為について肯定的にフィードバックしていくことの大切さも教えていただきました。子どもたちの心身の健康を最大限に配慮した学習環境を作り出していくためには、学校、家庭、地域がしっかりとつながり、子どもたちに関わっていくことが大切だと改めて認識した教育懇談会となりました。