近年、偏った栄養摂取、朝食欠食など食生活の乱れや肥満・痩身傾向など、子どもたちの健康を取り巻く問題が深刻化していると言われています。
こうした問題を解決する重要な役割を果たすのが食育です。平成17年に食育基本法が、平成18年に食育推進基本計画が制定され、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けることができるよう、学校においても積極的に食育に取り組んでいくことが重要となっています。
食育では、①食べ物を大事にする感謝の心、②好き嫌いしないで栄養バランスよく食べること、③食事のマナーなどの社会性、④食事の重要性や心身の健康、⑤安全や品質など食品を選択する能力、⑥地域の産物や歴史など食文化の理解などを学習します。
以上のようなことをふまえ、加太小学校では栄養教諭による食育授業を行っています。今日は3・4限目に6年生に食育の授業を行いました。今日の授業では、栄養のバランスを考えることや、旬のものを取り入れることなど、様々な給食の献立の工夫を教えていただきました。その後、自分たちで、ご飯に合う主菜、副菜を考えリクエスト給食の献立を作りました。この献立については、自分が考えた献立の工夫点やみんなにアピールしたいことを全校に伝え、投票で献立を決めていきます。そして、関中校区の小中学校の学校給食で提供されます。この中からどの献立が選ばれるのか楽しみです。