天地の文

 今朝、外はどうなっているのか気になりましたが、風も雪はなく安心しました。ただ、寒さは厳しいですね。昨日は、学年集会やフリー参観等にお越しいただきましてありがとうございました。
 先日、6年の授業参観をしていたときに、先生の机の上に子どもの自主学習ノートが積み重ねられてありました。一番上のノートを何気なく見ましたら、こんな文章が書かれてありました。『天地日月。東西南北。きたを背に、南に向かひて右と左を指させば、ひだりは東、みぎはにし。朝は東より、次第にのぼり、暮れはまたにしに没して、夜くらし。一昼一夜変わりなく、界を分けし、午前午後、前後あわせて二十四時、時をあつめて日を計へ、日かずつもりて、三十の数に満つれば、一ヶ月、大と小にかかはらず、あらまし分けし、四週日、一週日の名目は日月火水木金土、一七日(ひとなぬか)に一新し、一年五十二週日、第一月(だいいちげつ)の一日は年立ち回るときなれど、春のはじめはなお遅く、初めて来(きたる)第三月、春夏秋冬三月づつ、合わせて三百六十日、一年一年又一年、百年三万六千日、人生わづか五十年、おさなきときに怠たらば、老いて悔ゆるも甲斐なかるべし。』
 格調高い文語体の日本語です。一瞬驚きました。実は、6年国語の教科書に教材として掲載されているもので、この子は、授業で学習したものを復習していたのです。【天地の文】という文章です。特に、最後の部分は、少年に向けた心得として印象的な言葉です。おさないときに努力を怠り、年を取ってから後悔してもしかたがない。だから、後悔しないように、今、努力をおしまないようにするのがよい。こんな意味です。
 さらに教科書を見ると、こんな解説があります。明治時代の初めに、思想家の福沢諭吉が子ども用の習字手本として作ったものの一つです。当時日本に入ってきたばかりの、時間、週日など、人々の暮らしの基本となる決め事が、調子のよい言い回しの中で言いつくされています。されど、小学校の教科書ですね【写真は、4年二分の一成人式に向けて