2学期終業式

本日、2学期の終業式がありました。朝の健康観察でインフルエンザによる欠席が多く、これ以上の感染拡大を防ぐため、残念ながら放送での終業式となりました。

※終業式にもかかわらずがらんとした体育館

本年度は、始業式や終業式等の言葉をHP上に掲載してきましたので、本日も終業式の言葉の要旨を紹介いたします。

【終業式の言葉】

今日で、長かった2学期も終わります。2学期の初めは暑い日が続き、「今年から教室にエアコンが入ってよかったな!」と思う日が続きました。今思えばずいぶん前のことのように感じます。そして、2学期の後半はインフルエンザが大流行し、今日も多くの子が欠席をしています。2学期の終業式を放送で行うことにしたのも、冬休みを皆さんが健康に過ごすことができるようにという願いから、このような形となりました。少し残念ですが、最後までしっかりと話を聞いてください。

 この2学期は自分にとって何が一番成長したでしょうか。それぞれの目標が達成できたでしょうか。先日は通知表もらったと思いますので、それも見ながら、もう一度自分の生活を振り返ってください。

「よくできた」はとても励みになります。例えば「人の話を聞く」がよくできた子は、そのこと自体、人を大切に思う気持ちが表れており、すばらしいことだと思います。「がんばろう」はくやしいかもしれませんが、それ自体が自分の目標となるはずです。忘れ物が多かったら忘れ物をしないように目標を立ててください。忘れ物が少ない人は、「人から信用される人」であることが多いのです。自分の成長のために努力をしてください。

 そして、明日から楽しみな冬休みが始まります。この冬休みの間にぜひとも実行して欲しいことがあります。

1つ目は先ほど目標の話をしましたが、今年の自分の目標を決めてください。昔から言われていることで、「1年の計は元旦にあり」という言葉があります。これは、「1年の計画は元旦に決めるとよい」という意味です。みなさんにとっての計とは目標と同じ意味かもしれません。自分の中でこれを努力するという目標を決めて、1年を通してきちんとやり切れるようにしてください。

2つ目はお手伝いです。大掃除やお正月の準備、お客さんを迎えることもあるかもしれません。家族の一員として、自分ができることを進んで手伝いましょう。

 この2つは校長先生からの宿題です。3学期の始業式ではこの2つのことの確かめをしますので、必ず実行してください。

それでは、体に気を付けて、実りある冬休みにしていきましょう。そして、3学期みんな元気に始業式を迎えましょう。これでお話を終わります。

 以上が終業式のお話の要旨です。 

 

※昨夜の冷たい雨も上がり快晴です

1年生は、日本郵政株式会社様から提供を受けたはがきの書き方セット(年賀状版)を使って、「年賀状の書き方」を学習しました。今日は終業式が終わった後、学校の入り口にある郵便ポストに年賀状を投函していました。

 

本校ホームページは学校の様子をお伝えするために、コツコツと更新してまいりましたが、関心を持ってお読み頂きました皆様に、深く感謝をいたします。皆様方にとって、来年がよいお年となるよう祈念いたしております。

ありがとうございました。

 

1年生「あきまつり」

今日は、1年生が幼稚園や保育園の子どもを招待して、「あきまつり」を行いました。今まで、この日に向けて1年生は生活科を中心にこつこつと準備を行い、「うまくできるかな。」「幼稚園や保育園の子が喜んでくれるかな。」そのような気持ちで、わくわくしながら当日を迎えました。

用意した遊びは「まとあて」「ボーリング」「ふくわらい」「どんぐりすくい」「ボールなげ」「どんぐり たまころがし」「おちばつり」「あきのものあて」「もぐらたたき」「めいろ」「つみあげゲーム」「どんぐりごま」「カーレース」「くじびき」「ガチャポン」など様々です。がんばって準備したかいがあって、来てくれた幼稚園、保育園の子たちのたくさんの笑顔が。それを見た1年生も笑顔になりました。

その後は給食交流会でした。幼稚園の子どもは初めての給食、保育園の子どもはいつもと違う給食でしたが、楽しく食べることができたようです。

1年生は小さい子を招待する立場でしたが、「喜んでくれてうれしかった」「楽しかったと言われてうれしかった」という感想で、自分たちが楽しいということ以上に、幼稚園や保育園の子が楽しんでくれたことに、喜びを感じたようでした。

 

低学年秋の遠足

今日は低学年 秋の遠足がありました。心配された天気ですが、南海上を北上中の台風20号の影響で曇りのち雨、夜は激しく降るとのことです。さらに気象庁や気象関係の専門調査会社のデータを詳しく調べてみると、14:00ぐらいまでは降水確率が低いため、予定通り行うことに決定しました。結論から言うと、道中の歩行は涼しく、風もなく、お弁当を食べている時や遊んでいる時もだいじょうぶでした。亀山駅から学校までの部分では小雨が降ってきましたが、雨量としては観測されない程度で済みました。 

秋の遠足は交通機関を利用して、市外まで行きます。今回の目的地は津市の偕楽公園でした。亀山駅から列車を利用しましたが、亀山駅でも津駅でも駅の担当の方からていねいな説明をして頂いたので、混乱なくスムーズに乗車することができました。他の乗客の方からも「どこの学校?」「どこまで行くの?」と声をかけて頂きました。

 

あっという間に津駅に到着。駅から偕楽公園はすぐ近くなのでお弁当の時間もいつもより早めです。みんなおいしそうなお弁当でした。 

お昼を食べ終わったら遊具などで遊びました。他の学校も数校遠足に来ていましたが、人気の遊具は譲り合ってマナーよく遊んでいました。

偕楽公園は自然もたくさんあり、松ぼっくりやどんぐり拾いなども楽しむことができました。

 

楽しい時間はあっという間に過ぎて、帰りの列車の時刻になりました。亀山駅で小雨が降ってきましたが、涼しかったせいかみんなまだまだ元気いっぱい。学校までは少し距離がありますが、最後まで歩き通すことができました。

   

多くの方に支えられ、無事秋の遠足を終えることができました。

 

予告なしの避難訓練

今日は避難訓練がありました。避難訓練自体は年に数回行っているので、非常災害時に命を守る行動やルールなどは知識として身についています。しかし、大地震が起こるのは授業中や先生と一緒の時とは限りません。休み時間に突然と大きな揺れに襲われるかもしれません。そこで、今回は休み時間中に大地震が起こったことを想定し、なおかつ予告をしないでいきなり避難訓練を行うこととしました。これは、「先生の指示に従う」というルールではなく、「その場その場で自分で命を守る行動の判断をする」ための実践的な訓練です。

教室や運動場、陰涼寺山など学校中に散らばっていた子どもたちが、学級の集合場所に集まり、点呼を完了したのは5分以内なので概ね良好ですが、集合した後の私語について反省点として残りました。

また、南海トラフ地震は必ずやってくるという話をした上で、以前に行った防災アンケートの結果についても全児童に伝えました。家で1人でいる時に大地震があった場合、どのように行動するか決めてある人は10人に1人も居なかったこと。学校の行き帰りの途中で大地震が起こった場合、行先は学校なのか、家なのか、途中の公民館などか、それを判断する場所などを決めてある人も10人に1人も居なかったことなどから、命を守るために家で話し合う宿題を出すことにも言及しました。普通、「宿題に出すよ」というと必ず「えー」というリアクションになるのですが、今回は「はい!」という返事が返ってきました。それは大事なことという思いが子どもたちの中にもあるのでしょう。中には「最近、自分の地区の1次避難所を調べた。そこに行くことにした。」と言っていた児童もいましたので、少しずつ意識も高まってきたかなと思っています。

1年生の上靴洗い

避難訓練が終わった後、1年生は上靴洗いに挑戦していました。訓練では少しでも早く避難ができるよう上靴のまま避難をします。上靴も汚れます。自分の上靴は自分で洗うための練習にも生かそうという取り組みです。

しかし、1年生がやっていると何をやっても楽しそうですね。

 

 

「じぶんのすきなもの」

学校では授業力の向上などの目的で、定期的に授業研究を行っています。今日は1年生の「学級活動」で、授業研究が行われました。

かつて、ランドセルの色で男は黒、女は赤というのが常識である時代があり、それが長く続きました。高級感を出したり、機能や軽さなどの違いをアピールしたりすることはあっても、色は固定されていました。地域の方や保護者の皆さんの時代も恐らく赤と黒のランドセルであったでしょう。今は色もデザインも豊富、選ぶのに困ってしまうほど、選択肢があります。どの色は男、女という時代ではありません。しかし、色に関する固定観念は残っていて、どの色を選んでもよいけど・・・色によっては選びにくい色もあるというのが現実です。

1年生にピンクと青色の好きな方を選ばせると、ピンクは全員が女子、青は両方いましたが大部分が男子でした。しかし、「どちらを選んでもいいんだ」「自分の好きなものを選ぶことは大切なことだ」という考えを1年生なりに持っていました。

性別による色やイメージは社会で生きていくうちに少しずつ固定化されていきます。トイレや風呂など間違えるといけないものを区別する妥当性もあると思います。そのような中で、服装や色などそれぞれの好みで選ぶことが保証され、性別による「こうでなければならない」という意識は薄れつつあります。「男だから、女だから」ということではなく、「自分だったらこうする」という世の中になりつつあることを、授業研究の中でも実感しました。

 

ファミリー読書リレー

九州では台風の被害が出ているようですが、この地方ではほとんど影響はなく、亀山中学校の体育祭も何とか連休中に無事終了してほっとしているところです。それにしても9月とは思えない猛暑の中の体育祭でした。

今日は秋らしい涼しい風で心地よいのですが、開花がほとんどずれることがないといわれているヒガンバナがようやく咲き始めるなど、何だか季節がずれてしまっているようで心配です。

秋といえば「読書の秋」です。以前、学力の記事で学力と読書習慣は相関関係があり、日ごろから読書をよくしている児童の学力は高いという記事を載せました。本日、全国学力学習状況調査の報告書が学校に届きましたが、全国の小学校でも同様の結果が出ていましたので、本校に限ったことではないようです。

亀山市ではよりよい読書習慣を身につけるために、「ファミリー読書リレー」の取り組みがあり、この週末は第1回目が行われました。「ファミリー読書リレー」は、対象学年は1年生で、学校でバックに本を入れて準備した読書セットを持ち帰り、家庭で本を読みます。読書後、簡単なコメントを記入して、そのセットを学校に戻し次の家庭にリレーされていきます。リレー形式であれば選ぶ本の偏りがなくなり、幅広いジャンルの本に触れることができます。このようにして読書習慣を育み、それぞれの本のおもしろさを体験できるといいですね。

 

カラカラ天気

9月に入り猛暑が続いています。9月の前半は暑さに加え湿度が高く、雷雨に見舞われることもありましたが、大陸の高気圧の影響で空気が入れ替わり、カラッとした暑さになりました。それにしても異常な高温です。幸いなことに教室はエアコンが設置されたので快適に勉強ができていますが、エアコンがない一部の特別教室などは非常に暑くて校舎3階の理科室は午前中でも34度を記録、放送室も温室状態です。対策として理科室や家庭科室などには業務用の大型扇風機を6台導入しました。放送室も放送委員の提案で職員室の涼しい風を取り入れるため、職員の家にあったサーキュレータを持参して入口に設置。常時ドアも空けられるようマグネットフックも設置して暑さ対策を行いました。

1年生が育てているアサガオも暑さでしおれていますが、最後にがんばって咲いている花を利用して色水のお絵描きをしていました。涼しげなきれいな色で思い思いの模様や絵に表現していました。

登校日と平和学習

今日、8月6日は登校日でした。この日を登校日に定めたのははるか昔のこと。平和学習にふさわしい日として、広島に原子爆弾が落とされた8月6日、その日が土日にあたる年は長崎に原子爆弾が落とされた8月9日を登校日とするようになりました。

 

低学年は絵本館で「いのりの石 ~ヒロシマ・へいわへの いのり~」という本の読み聞かせを行いました。

広島に原子爆弾が落とされ、どのような願いを込めながら女の子たちは「いのりの石」を彫ったかという問いに対しては、「せんそうがくりかえされないように。」「たのしいくらしになったらいいな。」「へいわでくらしたいな。」という感想がありました。

 

中学年は「夏服の少女たち」というビデオの視聴を行いました。

「白いご飯が食べられる今はとても平和であることがわかりました。」「授業ではなく作業だったのにはおどろいた。」「子どもも作業を行う中で命を落としてしまったのは悲しかった。」という感想がありました。子どもも戦争に駆り出され、そして犠牲になった悲しい歴史がありました。

     

高学年は列車銃撃事件など亀山であった戦争の話を、地域の方(元先生で、戦争などの歴史を調べ、後世に残す活動をしている)から聞きました。一般の人がたくさん乗っていた列車が飛行機からの銃撃に遭い、40名ほどの死者(実数は不明)が出たという事件です。「近くの民家に助けを求めた母親が血だらけになった幼児を背負っていて、首から上がない幼児はすでに死んでいた。そのことに母親が気付いていたのかは不明だが、その民家の住人はそのことを伝えられなかった。母親にはうちでは何もできないので亀山駅に行くように伝えた。」「その後、その母親と思われる方が駅の所でずっと泣いていた。」という話の感想としては、「話の中で一番しょうげきてきだったのは、首のない赤ちゃんのことです。その赤ちゃんはかわいそうだし、そのお母さん、首のない赤ちゃんを見た人もかわいそうです。かといって、アメリカ兵も殺したくなかったかもしてないし・・・。」

この事件を風化させないために、天神の中村公民館に列車銃撃事件を伝える説明版が8月2日に設置されました。この事件が起こったのも8月2日のことでした。

 

戦争は残酷です。そして犠牲になるのは一般の人々です。兵士もまた、もとは1人の市民です。戦局がひどくなると兵士と民間人の区別もあいまいになります。

戦争という過去を変えることはできませんが、歴史に学び、これからの未来を変えていく取り組みとして、平和学習は脈々と受け継がれてきたものです。

この時期、平和に関するテレに番組が多く放映されます。ぜひ親子で番組を見て平和の大切さを考える機会にして頂ければと思います。

 

デジタル教材とアナログ教材

本校では授業改善や「分かる授業づくり」の一環として、IT機器の積極的活用を進めています。例えばPC及びiPad、大型モニターや実物投影機、デジタルカメラ等の活用など、どの学年も1日に活用しなかった場面はほとんどないほどの頻度でIT機器を使用して授業を行っています。IT機器は教科書では伝えることができないようなコンテンツを提示したり、教育番組のプログラムを定時の放映時間に関係なく写したりすることができて、授業の効率が上がり理解も進みます。

しかし、デジタル教材だけでは魅力ある授業にはなりません。従来のアナログ教材についても大切にしていきたいと考えています。例えば、アナログ教材で最もオーソドックスな手書き教材があります。指導者自身が作成しているので、先生の個性や子どもたちに伝えたい思いがはっきりと出ます。

子どもの側から見てみると、個々にiPadで調べたり、記録に残したりすることは非常に便利なことですが、グループで話し合って大きな紙にまとめていく作業などはアナログ教材ならではの良さでしょう。また、国語の話を実際に追体験してみる活動などもアナログ教材に当たります。写真の場面は1年生の「大きなかぶ」のお話で、みんなで力を合わせてかぶを引っ張っています。人と人が密接に関わる活動はアナログ教材の良いところです。

しかし、よく見ると、その様子を子どもがiPadで撮影して記録に残していますね。このようなデジアナミックスの活動も日常の中で見ることができます。

 

 

栽培活動(前編)

今日と明日は栽培活動についての話題です。

学校では植物を育てる栽培活動に力を入れています。植物は自分から意思表示をしたり、移動したりすることはできません。そのような植物の世話をして、生長を見守ることは思いやりの心や、優しさを育むのに効果があると言われています。また、苦手な野菜を育てることでその野菜に対する思いが芽生え、大切なものに変わり、好き嫌いがなくなるという食育の効果もあります。

以前、エゴマを育てた子どもが、机の上で実をゆすってゴマの収穫をしていた時のことです。床にぱらぱらと10粒ほどゴマが落ちてしまいました。どうするかと思って見守っていたら、当然のように「もったいない、もったいない」と拾って収穫の中に入れていました。「もったいない」を押し付けるのではなく、自ら「もったいない」と思ったことに価値があると思います。栽培活動はこのような教育的価値がたくさんあります。

今日は1年生がアサガオの観察をしていました。じめじめしていやな陽気ですが、アサガオにとっては絶好の天気。つるが毎日ぐんぐん伸びて1年生の背の高さを超えてしまいました。花もたくさん咲き、つぼみもいっぱいです。観察をしていた1年生もいい笑顔でした。

2年生は夏野菜を育てています。ピーマンやミニトマト、ナスなどが食べごろになっていました。でも、これらの野菜はどちらかというと子どもには不人気です。しかし、そこがねらいとなっていて、自分で育てた野菜は子どもにとっては大切な宝物です。家に持って帰った際は子どものお話なども聞きながら、ご家族でスペシャルな野菜を味わってください。