ICT機器の活用

昨日は英語チャレンジでタブレット端末を活用している場面の紹介をしましたが、今日は他教科におけるICT機器(コンピューター等の情報機器)の活用についてお伝えします。

教育における情報機器の活用は主に2つの観点で進められています。1つ目はICT機器の操作そのものの習熟です。

「現代社会に存在する仕事の多くは、将来的にはロボットや機械、AIが行うことにより消滅する。」というショッキングな研究論文が発表され話題になりました。しかし、それは先のこととしても、ICT機器を活用することが現代社会を生きるにあたって必要な力となっているのは事実です。それらの機器を適切に使い、モラルを含めた情報教育やプログラミング教育をを計画的に行うことは、2020年4月から施行される新学習指導要領で導入される教育活動のメインの1つとなっています。

2番目としてICT機器使用の目的として、教育の質向上があります。同じ時間数を教育活動に充てるとした場合、効率や効果も重要なポイントとなります。教えるのは先生であり、学ぶのも子どもであるところは変わりませんが、児童の学びの成果を確認し、得意不得意の分析することなどはAIの得意とする分野です。また、「主体的・対話的で深い学び」や「コミュニケーションの材料」においては情報収集と活用も大切です。さらに、今後はプレゼン活動なども学校教育に導入されていきます。ここでもICT機器は活躍します。

写真は今日の午前中に6年生が教育委員会スタッフの協力のもと、タブレットを使って教科学習(算数)を行っているところです。

また、今日の午後は5年生が国語の資料収集や情報モラル教育でICT機器を活用していました。これらの活動が日常的に行われるためには1人1端末の配当が必要とされていますが、近い将来それが現実のものとなるようです。

※6年生の算数の様子。デジタルとアナログを使い分けて授業が行われています。

※5年生の国語では情報収集にICT機器を活用していました。

※情報モラル教育も必須の教育内容となっています。