薬物乱用防止教室

6年生は、外部講師の先生を招いて学習を行うことが大変多くなっています。理由は、教科学習以外にも多くのことを学ぶことになっているからです。本校ホームページでもそれらの実践をお伝えしていますが、大体1週間に1回程度、様々なジャンルを学習していることがわかります。今週の外部講師は「学校薬剤師」の先生で、内容は「薬物乱用防止教室」でした。

最近、残念なことに子どもたちが憧れる芸能人やスポーツ選手、ミュージシャンなどが薬物に関する犯罪で摘発されています。有名人だからこそ大きく報道されますが、身近なところでも薬物の危険が潜んでいることを子どものうちから知っておくことは大切です。

導入としてはもっと身近なアルコールやたばこの害、依存性から学びました。アルコールには害があり、一気飲み事件など急性アルコール中毒で命を落とす事例もあります。また、飲酒が慢性になると病気や依存に陥ります。

タバコについても同様で、有害物質を吸入することにより多くの病気のもととなります。依存性や受動喫煙の問題も深刻です。

コストについても1日1箱のタバコを吸えば、1年間でおおよそ16万円になります。20歳から吸い続けると、70歳では800万円と高級外車が買えてしまいます。毎日のような飲酒とセットならば、車どころか家が建つほどのコストです。

そして、違法薬物の話です。違法薬物は脳を破壊し、体中に大きなダメージをもたらします。そして、依存に陥った場合は「一生治らない」という話には子どもたちもびっくりしていました。コストに関しては薬のために働いている状態か、働くことすらできなくなるかという状態が待っています。違法なことには手を染めない、飲酒喫煙は20歳以上になり、法の範囲内であってもリスクを十分理解し、自分の健康についてもしっかり考える。今回の薬物乱用教室はそのような目的で行われています。

 

児童の感想より

・依存症になったりすると、抜けられなくなり、治らなくなってしまうことを知りました。治っていくと思っていたのでびっくりしました。1回でも薬物を使ってしまったら、イライラしてあと1回だけ・・・が続くことが怖かったです。習い事で行くイオンの所でもタバコを吸う人がたくさんいるので、他の人に害があるということを考えて欲しいです。

 

・タバコは「かっこいい!」というイメージが今まであったけれど、改めてタバコについて詳しく教えてくれて、タバコは「かっこよくないな」と思いました。

 

・今日の話を聞いて、アルコール依存は治らないと知って、依存になったら終わりだなと思いました。他にも薬物は見た目だけではわからないものがあると知って気を付けなければならないなと思いました。

 

・私は薬物なんて関係ないと思っていました。でも、人に勧められたら誰でもやってしまうことがあることがわかりました。だから、これから誰かに勧められても相談するか、言い訳をしてやらないようにしたいです。