英語の授業

昨日は教育協議会の場で、学校評価に関する議題で話し合いがありました。その中で、「英語教育に関する項目で、保護者の評価が昨年と比べて下がっているのは学校のPR不足ではないか。」「英語教育がどのように行われているかが十分に伝わらないと、上位の評価がしにくいのではないか。」というご意見がありました。確かに個々の教科について詳しくお伝えする機会は限られており、新しい教科として取り入れられる「英語」についてどのように行われているかがわかりにくい部分があったと思います。

そこで、今日は英語ではどのような内容の授業が行われているのかをお伝えいたします。小学校英語のレベルは、大方の方が想像するよりはるかに難しい内容の学習を行っています。例えば今日の5年生英語の目標は「ていねいな言い方で欲しいものを注文しよう。」でした。日本語で表現するならば、たずねる側として「何をご注文なさいますか?」

答える側として「〇〇をお願いします。」という感じのやり取りになります。

「What would you like?」「I would like ~」。これが今日のめあてで、しかも、以下の文章のヒアリングから授業はスタートします。相当に高度な内容です。

シェフ:What would you like?

母  :Everything looks so delicious. I`d like carrot soup for me and corn soup for my mother and my father.

シェフ:OK Carrot soup for you. Corn soup for your mother and father. Here you are.

Thank you very much.

父  :I love vegetables. I want lettuce, carrots, and corn. I want Italian dressing on my salad.

これをすべて理解しなければならないかというと、そこまでは求められていません。その辺は中学校のレベルとして、小学校では聞くことに慣れる、知っている単語をひろう、おおよその意味をつかむ、最終的に「きっとこういうことを言っているのではないか。」で合格です。そして、今回のめあてのフレーズに慣れて学習のめあてが達成となります。

先生も、担任の先生、英語の教科の先生、ALTの先生、英語ボランティアの先生とかなりたくさんの先生が関わっています。

学校は英語教育に力を入れている点を皆様に広くご理解いただくには、このようなPRをもっとしていく必要があると感じました。