ちょっと残念な白菜

今年は学校で教材や食育の材料を育てるために、自宅で余ったいろいろな苗を学校の空きスペースで栽培しています。無農薬、有機栽培ですのでスーパーではなかなか手に入らない野菜です。給食でも積極的に使う予定でした。

暖冬の影響で特に白菜は大きく育ち、給食食材として、2月14日(金)の「はくさいスープ」に使おうかと思っていました。しかし・・・残念な結果となりました。

写真を見る限り、ぎっしりと詰まったよい白菜に見えます。何が問題かというと、アオムシです。無農薬なのでモンシロチョウが寄ってきます。暖冬なので真冬でもモンシロチョウが産卵をしたのでしょう。すでに羽化したのか、幼虫やさなぎは見当たりませんが、外の葉はフンがいっぱい。中をめくっていっても下の方にはフンが多少ありました。

幼虫は白菜の葉しか食べていないので実際は不潔なわけではありませんが、フンや幼虫が混入したら「事故」扱いになります。虫が好むということはおいしくて安全ということになるのですが、「事故」はあってはならないことです。

無農薬でおいしく安全で価値あるものなのですが、給食の食材としては不合格です。

すばらしい出来栄えですが、ちょっと残念な白菜でした。