阿野田かんこおどり

   今週は大きな行事が多く、先週はHPメンテナンスもあったために、なかなかお伝えする機会がなかったのですが、今日は1015日(火)に行われた阿野田のかんこおどりについてお伝えします。

かんこおどりは広く分布しているようですが特に三重県で盛んであり、亀山市内でもかつては40を超える地域でおどられていたそうです。つまり、市内ほとんどの地域で行われていたと言えますので、この地域では最もポピュラーな民族文化であったようです。起源はさまざまのようですが、元禄時代~明治時代ぐらいが最も盛んであったようで、現在でも10か所以上の地域に伝わっています。

今回参加させていただいたのは阿野田地区のかんこおどりで、曜日にかかわらず日程が決まっており、毎年1014日神社奉納、15日は地元での披露となっています。今年はあいにくの天気で神社奉納は中止となってしまいましたが、地元での披露は好天に恵まれ、大勢の人が参加して盛大に行われました。

小さい子、大きい子のおどりがあり、子どもたちのお母さん世代のおどり、成年のおどりなど様々な世代が参加し、おどりのレベルも異なります。装束や飾りも美しく、見ていて大変幻想的でした。

最後はこれからの地域を担うこどものおどりで締めくくり、みんなで「かしわめしのおにぎり」を頂きました。

これらの行事を後世に引き継ぐことは大変だと思いますが、地域の方の熱意でこれからもずっと続いて欲しいと思いました。