鉄道を支える仕事

今日、4年生は総合的な学習の時間にJRの運転士さんの仕事を中心に、鉄道を支える仕事について勉強しました。

亀山は鉄道とともに栄え、鉄道の町とも言われてきました。現在も関西本線、紀勢本線など名古屋方面や三重県南部、そして関西方面に向かう鉄道の路線が集まっています。かつては旅客だけでなく、貨物輸送も鉄道が中心で、国鉄バスの営業所などもありました。線路の保守点検の人なども含め、今では想像ができないほど多くの方が鉄道にかかわる仕事をしていました。今でもJR東海とJR西日本の接続駅として、駅員さんや運転士さん、車掌さんなど列車の運行には欠かせない仕事を行っています。

今日はとてもたくさんの職員の皆様や、安全啓発キャラクターの「ストッピー」君に来校していただき、安全に列車を運行するための工夫などを分かりやすく教えて頂きました。

 

鉄道の仕事は始発が早く、終電は遅いので駅が閉まっている時間は3時間ほどしかありません。その間ももちろん仕事をしている職員さんがいて、36524時間休まず仕事をしています。なので、多くの職員さんで交代勤務になるそうです。

時間通りに安全に運行するにはいくつもの工夫があります。例えば起床する時、確実に起きることができるよう、起きなければいけない時間に大きな風船が膨らんで、布団が強制的に持ち上がる起床装置があるそうです。今日は実際に実演及び体験をさせていただきました。

「わーすごい」「こんなんが家にもあれば寝坊しなくて済みそう」などという感想も聞かれました。その後、点呼や打ち合わせを行い、アルコールチェックなども実施され、列車の運転を行うそうです。

 

その他にもスライド教材、非常ボタンがついている踏切の模型、関西線(加茂方面 形式キハ120)の車両の顔はめ模型など手作りの教材をたくさん用意して下さいました。これらの準備にはさぞかし時間も手間もかかったと思います。

今日の勉強で、列車の安全運行は多くの人の努力で支えられていること、列車に乗る時のマナーの大切さなど多くのことを学びました。本当にありがとうございました。