夏休みの1日

夏休みに入っても相変わらず夏らしくない天気が続いています。今日は夏休みスキルアップと水泳教室の開催日でしたが、水泳教室は雨天中止になってしまいました。

先生たちは午後、1学期を振り返って学習指導等を詳しく分析する研修会を行っています。また、学期末に学校生活満足度調査を行った結果もまとめました。その速報値を報告いたします。

調査項目と結果(そう思う まあそう思うの合計割合)

1.学校生活は楽しい 低学年96% 中学年94% 高学年90%

2.みんなで何かするのが楽しい 低学年98% 中学年91% 高学年90%

3.授業に主体的に取り組んでいる 低学年95% 中学年92% 高学年88%

4.授業がよくわかる 低学年87% 中学年87% 高学年81%

結果を見て、学年が上がるにつれて数値が低下しているのは、高学年ほど冷静に自己分析を行っていること、授業内容が高度になっていることなどが考えられます。この数値をいかに上げるかが課題です。

この調査は、学期ごとに数値変動を個別にみて、悩みや学校適応など早期に発見し対応することを目的に行っています。また、一人ひとりが毎日学校で楽しく過ごすことができるには、魅力的な集団の活動の在り方とは、授業に主体的に取り組むことができ、分かりやすい授業を行うにはどうしたらよいか、そのような視点でも分析を行っています

授業がある日はほとんどもれなく更新してきました学校ホームページですが、夏休み中は、更新をお休みさせていただきます。なお、夏休み中も話題が提供できることがありましたら随時アップしていきます。

終業式

本日で1学期が終わり、みんなが楽しみにしていた夏休みに入ります。とはいえ、今日も雨の中の登校でした。梅雨が明けぬままの終業式というのはいつ以来でしょうか。

今日の終業式では3つの話をしましたので、その概要を掲載いたします。

 

終業式校長の話の概要

終業式にあたり3つのお話をします。

1つ目はあいさつのお話です。

おとといの集団下校で、登校時や下校時に地域の方にあいさつをしましょうという話をしました。そして終業式でもう一度同じ話をするという予告もしました。あいさつをするのは恥ずかしいと思っている人がいると思います。しかし。立っている人から見ると、あいさつをして通る人は格好よく見えます。ありがとうと言われるとすごくうれしいです。でも、あいさつができない人を見るとあまり格好がよいものではなく、あいさつもできないのかな?と思われてしまい、かなり恥ずかしいです。あいさつは社会での大切なルールで、必要なものです。どうしても声が出ない人は、1ついいことがあります。それは相手にわかるようにきちんとお辞儀をすることです。それだけで格好よく見えます。それはなぜか。相手に気持ちが伝わるからです。2学期は、全員がきちんと気持ちのよいあいさつができるよう心がけましょう。

2つめは正義のお話です。

正義の味方ということを聞いたことがあると思いますが、正義とはいったいどのような意味でしょう。簡単に言うと正しいことをして、正しくないことをしないということです。最近、お友達に意地悪な手紙を書いてしまった子がいました。でも、その子は自分が書いたことを正直に先生に言いました。校長先生にも謝りに来ました。ずいぶん勇気がいったと思います。意地悪な手紙を書いたことは正義ではありません。でも、正直に自分から認めたことは正義です。だれでも間違えはあります。自分からそれを直すことができる子は正義がある子です。

そして、人に親切で優しい子は正義がいっぱいの子です。正義がいっぱいの子は人からも親切で優しくされるので幸せになれます。正義はほかの人だけでなく、自分も幸せにします。これからも正義いっぱいの学校にしていきましょう。

最後、3つ目は健康です

長い夏休み、健康で安全に過ごしてください。交通事故や病気に気を付けて、全員が元気にそろって2学期の始業式を迎えましょう。3つの約束守れますか?

それではみんな楽しい夏休みを過ごしてください。これでお話を終わります。

近づく学期末

7月に入り、連日の雨模様。もともと梅雨時の日照時間は短いのですが、今年は例年の半分以下の日照時間ということで、いかに天気が悪かったかが分かります。野菜も天候不順でじわじわ値段が高くなっているようです。米の不作も心配です。そのような中、今日は久しぶりにお日様が顔を出しました。猛暑は勘弁してほしいですが、少しぐらいは夏らしい陽気になってほしいものです。

さて、1学期も今週末までで今日を含めてあと3日になりました。昨日で給食は終了しましたので、給食室は大掃除を行っています。室内だけでなく、窓やまわりのコンクリートも高圧洗浄機でピカピカにしていました。

教室ではこの時期恒例の地区児童会が行われていました。各地区の6年生が中心となって1学期の反省や、地域の中の危険個所の確認、ラジオ体操の日程や地区行事についても話がありました。

今日の下校は一斉下校です。久々のお天気で少し暑くなりましたが、数少ない集団下校の機会ですので予定通り行うことができてよかったです。校長からは登校時のあいさつが少しずつ良くなってきましたが、地域の方からはあいさつが今一つという声もあることを紹介し、みんなが安全に登下校できるよう立っていただいている方にはしっかりあいさつをするよう指導をいたしました。

今日は北東コミュニティの役員さんも集団下校の列に加わっていただき、地区ごとに列になって元気に帰って行きました。

 

 

明日7月18日(木)は都合によりホームページの更新はお休みさせていただきます。

 

食育の授業「夏の飲み物について考えよう」

今日は食育の授業についてお伝えします。

学校では「夏の飲み物について考えよう」というテーマで5年生の食育の授業を行いました。

まずは糖度計で代表的な飲み物の糖度を計っていきます。そして、電卓でペットボトル1本分(500ml)に入っている砂糖の量を計算しました。

カルピスソーダ 8.5% 42.5g アクエリアス 4.6% 23g ccレモン 9% 45g コーヒー牛乳 11.1% 55.5g コカ・コーラ 10% 50g カルピス 14.8% 74gこの結果をどのように見ればよいでしょうか。 

1日に必要な砂糖の量はおおよそ20gということです。したがって、500mlペットボトル1本分の飲み物で1日の必要量を上回ってしまうことになります。

糖分の過剰摂取の影響としては、太る、虫歯になりやすくなる、いろいろな病気の原因になるということはよく知られていますが、疲れやすくなる、いらいらしやすくなるという影響もあることなどを学びました。

今年の地区集会では「お茶の代わりにスポーツ飲料を持ってきてもよいのではないか」、というご意見がありました。その点を学校薬剤師の先生に相談したところ、1日に必要な糖分を上回る量を摂取し続ける影響についても考える必要がある。熱中症予防に効果があるとされる経口補水液には、糖分がほとんどふくまれていない。麦茶はミネラル分が豊富で熱中症予防にも効果がある。少量の食塩を加えると味はほとんど変わらないが、塩分の補給もできるので大変よい。ということでした。

また、以前に研修で食育アドバイザーの先生による、「ゼロCal飲料は体によいのか」という話を聞いたことがありますが、「よいか悪いかの評価はでき上っていない。人体実験のような状態。」ということでした。

食育を分かりやすく説明すると、生きるために必要な知識と知恵ということになります。水分は生きるために必要ですが、いろいろなことを知り、考えながら摂取しなければならないことを学びました。

 

静と動の活動

今日は静と動、2つの対照的な活動の様子をお伝えします。

まず1つ目は図書館活用アドバイザーの外部講師の先生による、「読書感想文の書き方教室」について。4年生のクラスの指導では、文を書くことは好きではないかもしれないが、これから先、入学する際や社会に出る際には小論文など、自分の考えを的確に表現する力が必ず必要になること、社会に出てからでも仕事などで書いてまとめることは必要なことの話がありました。これらの力はすぐにつくわけではなく、自分の考えをまとめることを何回も何回も繰り返し、ようやく身につく力であることも教えてもらいました。そして、読書感想文を書くには本を選ぶことの重要性についてもお話がありました。興味がある本であるだけでなく、感想文に向く本と向かない本があります。課題図書などは感想文に特に向いている本といえそうです。先生が言うには「つまみ読み」も効果的で、いろいろな本を手に取って、自分に合っているか、感想を書きやすそうかを吟味するとよいそうです。そして、何よりも先手必勝。早くから読書をして、あせらずに感想をまとめれば、夏休みの最後は幸せに過ごせます。その話を聞いていた4年生はやる気のスイッチが入ったような表情でした。先手必勝で楽しい夏休みにすることができるでしょうか。期待したいと思います。

次は動の活動です。亀山東小学校では、体育以外でも体を動かす「むっきむき」の活動を行っていますが、7月の「むっきむき」はラジオ体操です。夏休みを控え、各地区で行われるラジオ体操を正しく行うことができるように練習をします。ちなみに、ラジオ体操第1は今から70年ほど前にできて、現在まで脈々と受け継がれており、地域の方から小さな子まで浸透しています。例の音楽が鳴ると自然に体が動くので、まさに日本の「名曲」でもあります。朝の早起きを兼ねて、ラジオ体操に参加して欲しいと思います。

 

 

デジタル教材とアナログ教材

本校では授業改善や「分かる授業づくり」の一環として、IT機器の積極的活用を進めています。例えばPC及びiPad、大型モニターや実物投影機、デジタルカメラ等の活用など、どの学年も1日に活用しなかった場面はほとんどないほどの頻度でIT機器を使用して授業を行っています。IT機器は教科書では伝えることができないようなコンテンツを提示したり、教育番組のプログラムを定時の放映時間に関係なく写したりすることができて、授業の効率が上がり理解も進みます。

しかし、デジタル教材だけでは魅力ある授業にはなりません。従来のアナログ教材についても大切にしていきたいと考えています。例えば、アナログ教材で最もオーソドックスな手書き教材があります。指導者自身が作成しているので、先生の個性や子どもたちに伝えたい思いがはっきりと出ます。

子どもの側から見てみると、個々にiPadで調べたり、記録に残したりすることは非常に便利なことですが、グループで話し合って大きな紙にまとめていく作業などはアナログ教材ならではの良さでしょう。また、国語の話を実際に追体験してみる活動などもアナログ教材に当たります。写真の場面は1年生の「大きなかぶ」のお話で、みんなで力を合わせてかぶを引っ張っています。人と人が密接に関わる活動はアナログ教材の良いところです。

しかし、よく見ると、その様子を子どもがiPadで撮影して記録に残していますね。このようなデジアナミックスの活動も日常の中で見ることができます。

 

 

7月とちの木集会

今日は7月のとちの木集会がありました。

まず初めに今月の表彰です。よい歯のコンクール学校代表と、ポスターコンクールの入賞者の表彰を行いました。よい歯のコンクールは虫歯がないことだけでなく、歯並びもよいことがポイントとなります。ポスターコンクールでは低学年・高学年とも市内の最優秀賞を亀山東小学校が独占しました。

次に、亀山ハンドボールスクールに本校児童が多数所属していますが、全国小学生ハンドボール大会三重県予選で見事優勝して、8月上旬に京都府で行われる全国大会に出場することになりました。スポーツ表彰では今年恒例になりましたパフォーマンス発表で、校長とのキャッチボールを行いました。ぜひ、全国の舞台でも日ごろの練習の成果を発揮し、精一杯プレーすることを願っています。

今月の発表は2年生です。運動会で踊った曲を集会バージョンに変更して発表を行いました。今回、1年生は発表を見る側でしたが、ダンスを体で覚えているので曲に合わせてついつい自分の席で踊っている子もいました。2年生のキレの良い踊りに拍手喝采でした。

続いて保健委員会の発表がありました。暑い時期なので手洗いはいつも以上に欠かせません。そこで、正しい手洗いの仕方と、手を洗った後はきれいなハンカチで拭くことの大切さを伝えてくれました。

 

気持ちの良いあいさつ

 

毎朝、学校として校区内のパトロールと学校付近での登校指導を行っていますが、その際、「あいさつ」についての指導も併せて行っています。本校では自ら進んであいさつができることを目標にしていますが、実際は、「自ら進んであいさつをする子」、「あいさつにこたえてくれる子」、「何となく反応をしている様子の子」、「一切あいさつをせず素通りする子」の4パターンに分類できます。その比率はおおよそどのくらいになるでしょうか。ちなみに、亀山高校の生徒さんも通学時間帯なので、そちらから分類すると、「自ら進んであいさつをする子」、「あいさつにこたえてくれる子」がおおむね半数ずつの割合です。素通りする生徒さんはいません。

次に、亀山東小学校の子どもの様子です。「自ら進んであいさつをする子」は30%、「あいさつにこたえてくれる子」が40%、「何となく反応をしている様子の子」が20%、「一切あいさつをせず(目を合わせず)素通りする子」が10%といったところです。学校ではすべての子どもに同じように指導しておりますので、これには性格がある程度作用していると思われます。人前でもものおじせずにあいさつができる子は、あいさつをすることが当然のことになっていますが、中にはあいさつをするのは「はずかしい」と思っている子どももいるようです。高学年になるにしたがってあいさつの意義や価値を理解していることもあり、素通りの率は低くなります。その点、高校生にもなるとあいさつができない方がよほどはずかしいということよく理解しているのでしょう。

そして、もう一つ需要なのは生活体験の差です。あいさつができる子は、あいさつの経験が多いというデータもあります。朝起きた時の「おはようございます」、食事時の「いただきます」や「ごちそうさま」、家を出る時・帰った時の「行ってきます」「ただ今」などがそれにあたります。

少し古いデータになりますが、長屋美穂子さん(文教大学)の研究では、小学生で家庭において「おはよう」を「必ず言う」約30%、「言うときが多い」約40%、「言わないときが多い」約20%、「全く言わない」「その他」は約10%となっていますが、先ほど述べた、朝のあいさつの実態とほぼ一致します。つまり、あいさつができるようになるには、あいさつの大切さや意義を理解することと、経験を積むこと、家庭でもあいさつを習慣づけることの全てが重要です。これらのことからも、あいさつに関する取り組みは、学校・家庭・地域で一体となって取り組むべき課題であると考えています。

 

水のトラブル

今年は雨の影響は比較的少なく、プールの日程も順調に消化しています。しかし、困った問題も発生しています。それは漏水による水位の低下です。

プールのろ過機や配管の破損であることでだいたい特定できているのですが、どこが破損しているのかが不明で困っています。水質は常時水を補給してしのいでいるのでむしろ通常の時以上にきれいなのですが、水温の低下が若干起こることと、水道の使用量が非常に多くなってしまうのが問題です。例えば、大プールの水位が10cm低下したとします。10cmは大したことないと思われるかもしれませんが、これは、全水量の1割に相当します。大プールはおおよそ300トンの水が入っているので30トンの水が抜けていることになります。30トン=30000リットルなので、相当な量です。ポンプやろ過機の専門業者さんに原因の特定を依頼しましたが、プール終了後の時期に詳しく調べるより方法がなさそうです。

もう一つの深刻な水のトラブルは、体育館の雨漏りです。同じところが漏れていたら対策の方法もあるのでしょうが、風向きなどでどこが雨漏りするかが全く読めません。写真は以前に起こった雨漏りの時のものですが、正面玄関前で大量に雨漏りをしています。この場所の雨漏りは教育委員会の施設管理担当部署に対応していただいて現在は止まっていますが、最近はステージ付近で雨漏りが頻発しています。

学校としましては、どちらの水トラブルも、授業への影響が出ないように対応していますが、体育館は学校開放(主にスポーツ関係)や避難所として一般の方の利用があり、それらの影響も心配されます。PTA地区集会時にも来年度予算要求についても説明をいたしましたが、ぜひ、早急に改善につながるよう学校としても取り組んでまいります。

 

 

栽培活動(後編)

本校の花壇や学級の畑などを見ていると、季節に応じた花や作物が植えられています。なかよしの畑にはもうトウモロコシの花が咲いていました。トウモロコシはひげの部分に花粉がつくと、ひげの数だけ実がなるという話をしたらびっくりしていました。他にもサツマイモやミニトマトが勢いよく育っていました。

3年生の畑には大豆が植えられていました。この時期なので枝豆でしょうか。ホウセンカやマリーゴールドの花もありました。理科で植物の育ちや花のつくりの勉強があるのでこれらは教材にもなります。

4年生はヘチマ園の準備できれいに草取りをしました。この時期の草は手ごわいので大分苦労をしていたようです。その苦労のプロセスも大切ですね。

高学年の畑にはズッキーニが植えられています。ズッキーニはカボチャと違って場所をとらず、カボチャ以上に雄花と雌花の区別がはっきりしているので、理科の教材にもってこいです。そして、たくさん取れ過ぎたら給食の食材にもなります。野菜炒めやパスタに入れると大変おいしいですね。オクラも植えてありますが大変美しい花が咲きます。1日で落ちてしまうので切り花にはできませんが、鑑賞用に、そして体に良い食材として活躍します。

栽培委員会はマリーゴールドやサルビアなど、夏から秋にかけて花壇を彩る花を育てています。花壇のほかにも郵便局や幼稚園、高校や学校近くの施設などに配る予定です。